【ゆるくまつげを上げたい方への提案】まつげパーマでおすすめの方法
近頃じわじわ増加中の「ゆるくまつげを上げたい」「派手すぎない仕上がりにしたい」というニーズ。自然に上がった絶妙なカール具合を実現するための手段を日々模索中という施術者も多いのではないでしょうか。今回は、ナチュラル派の女性はもちろん、男性のまつげの要望にも的確に応えられる、ゆるくまつげを上げたい方への提案とおすすめの方法をサロンの実例とともにご紹介します。
最近ゆるくまつげを上げたい方が増加中
まつげパーマの施術では、「まつげをグッと引き上げて華やかにしたい」というニーズも多い中、まつげをゆるく上げるナチュラルな仕上がりを希望するお客様も増加しつつあります。
まつげをゆるく上げると、目元に以下のような効果が生まれます。
生まれつきまつげが上がっているかのように自然に見せられる
マツエクで例えると“Jカール”のような前に向かったゆるやかなカールは、横から見たときにまつげの長さ・美しさが際立つのが特徴です。横からの角度は、人からよく見られている角度でもあるので、印象アップにつながります。
生まれつきのカールのような自然な目元に見せることも可能になり、ナチュラルメイク派の方も満足できる仕上がりになるでしょう。また、まつげを上げすぎないことで、目の粘膜部分が見えてしまう心配もなくなります。
まつげがまぶたに当たらないように仕上げられる
まつげ美容液の効果により、自まつげが長くなったというお客様も増えてきているのではないでしょうか。自まつげが長い方以外にも、まぶたの厚みや形、骨格によっては、まつげパーマをあてたときにまつげがまぶたに当たってしまうことがあります。また、加齢によってまぶたが垂れてきたために、まつげが当たりやすくなったというケースも。
まつげがまぶたに当たると、マスカラが塗りづらくなったり、マツエクをした際にまぶたにチクチク当たって痛みを感じたりすることがあります。
まつげの上がり方をゆるくすることで、そのようなお悩みを解決できるでしょう。
男性客のニーズにも応えられる
近年ニーズがますます高まっている男性のまつげパーマ。まつげを上向かせることで、目と眉の距離が近い印象になり、彫りの深い顔立ちを演出することができます。しかし、目元だけ不自然に強調すると顔全体のバランスを欠いてしまいがちに。
まつげをゆるく上げることで、「目元をハッキリさせて自然に印象を変えたい」、または「逆さまつげを改善して視界を良くしたい」といった希望に応えられます。
これまでにビューラーやマスカラを使ってこなかった分、男性のまつげの方が健康的な傾向にあります。太く濃いまつげが視界に入ってうっとうしく感じるなど、男性が抱きがちなまつげの悩みもゆるいまつげパーマによって解消できるでしょう。
ゆるくまつげを上げたい方にどう提案する?
施術者にとって、技術力とともに重要なのがカウンセリングの際のヒアリング力や提案力。お客様から「まつげをゆるく上げたい」と要望があった場合、なぜゆるく上げたいかの理由は一人ひとり異なるものです。要望に忠実に応えるだけでなく、お客様のなりたい印象やお悩み、コンプレックスを丁寧に聞き出し、理解した上でデザインを提案すれば、より魅力的な仕上がりになるでしょう。
まつげをゆるく上げたいという要望の理由として、以下のケースがあります。効果的な提案方法とともにチェックしてみましょう。
まつげがパッチリ上がりすぎるのは苦手
「派手な印象になるのを避けたい」「キュートすぎる雰囲気が苦手」などの「これはNG」という意見を持っている場合も多いもの。
そこからさらに要望を理解するためには、普段のアイメイク方法や好きな芸能人などをヒアリングして「〇〇な雰囲気がお好きなのですね」と施術者の解釈を交えながらお客様とイメージをすり合わせます。その上でまつげのカール感などの提案を行うと良いでしょう。
普段のアイメイクはビューラーなし。でももう少しまつげを上げたい
ナチュラルメイク派の方や大人世代の方によく見られるのが、あえてビューラーを使わず、マスカラだけでまつげを仕上げる引き算メイク。しかし、「自然な毛流れのままだと少し物足りない」、「少しだけまつげを上げたい」という希望を持っている方もいるでしょう。
また、一重や奥二重などのお顔立ちの印象により派手なメイクを避けているものの、「自然に見える範囲で華やかにしたい」という希望を持たれていることも。
この場合、お客様の顔立ちになじみながら、より魅力アップするまつげの角度やカール具合を提案すると納得感のある仕上がりに近づくはずです。例えば一重のお客様には、まぶたにかからない程度でありながらアイライン効果も出る角度を提案する、奥二重の方には奥二重のラインが隠れない程度のカールで明るい印象の目元にすることを提案するイメージです。
バラバラな毛流れを整えたい
もともとのまつげの生え方や、ビューラーやクレンジングによるダメージなどでまつげの毛流れがバラバラになっていたり、まつげが曲がっていたりするケースがあります。さらに、まつげパーマをかけて数週間経過した際、新しく生えてきたまつげによって毛流れがバラバラになってしまうことも。まつげの向きがばらけることを防ぐためには、できるだけまつげの角度をゆるくして、ナチュラルな仕上がりにすることを提案すると良いでしょう。
カウンセリングでの提案を行ったあとは、お客様の要望やまつげの長さや毛流れ、まぶたの厚みを考慮したロッド選定を行います。まつげの上がり具合は、ロッドの選定に大きく左右されるものです。
実際にまつげサロンでは、ゆるくまつげを上げるためにどのようなロッドを使い、工夫をこらしているのでしょうか。次項からチェックしていきましょう。
ゆるくまつげを上げた実例をチェック!
数多くのデザインがあるまつげパーマの中でも「ゆるくまつげを上げる」ことは、まつげをしっかり立ち上げるデザインより難易度が高く感じるケースも。アイラッシュサロンで行われている3つの実例をご紹介します。
ナチュラルロッドを使用
出典:@rena_eyeさん
こちらは逆さまつげでお悩みの男性に「ナチュラルロッド」を使用したまつげパーマの実例です。ナチュラルロッドは、カールの角度を抑えた形状が特徴で、このロッドを使用することでまつげの立ち上がりをゆるやかにすることが可能に。ゆるくまつげを上げたいニーズが高まる中で登場したロッドで、男性の顔立ちにもなじむ自然なカールが叶います。
ロッドを2個重ねる
ナチュラルロッド以外のロッドでゆるくまつげを上げる場合、ロッドの厚みをコントロールすることでナチュラルな仕上がりが叶います。テクニックを見ていきましょう。
出典:@en_eyelash_さん
こちらは、「ペッタ」を2個重ねて施術を行った実例です。2個重ねてロッドに厚みをつけることで、まつげを上ではなく前に出し、まつげが上がりすぎない仕上がりを狙っています。
出典:@en_eyelash_さん
「まぶたにまつげが当たらないように」、「まぶたがめくれて粘膜が見えないように」など、お客様一人ひとりのまつげやまぶたの特徴によって、ロッドを重ねるテクニックを用いています。施術の際には、できるだけ目元に圧がかからないよう心掛けているそう。細やかな気遣いとともにすてきな目元に仕上げている例です。
コットンやティッシュを挟む
出典:@en_eyelash_さん
コットンやティッシュをロッドとまぶたの間に挟むことで、角度や高さを調整している実例。こちらもまつげが立ち上がる角度をゆるやかにすることが可能なテクニックです。まつげを前に出すイメージで、横から見たときのまつげの形がきれいに仕上がります。
まとめ
まつ毛パーマの中でも、絶妙なカール感を求められる「ゆるくまつげを上げる」デザイン。カウンセリングの中で、お客様がなぜナチュラルな仕上がりを希望されるかを理解し、より魅力的になれる提案を行えると良いでしょう。これからも人気が続く兆しのナチュラルなデザインで、お客様の自然な美しさを引き出してくださいね。
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