「マツエクのベッドが合わなくてつらい」アイデザイナー必見！正しい姿勢を保つには？
マツエクなどの施術中に「ベッドの角度が合わなくてつらい」「体勢がしんどい…」と感じたことはありませんか？同じ姿勢を長時間保つ必要があるため、腰や肩への負担を感じるアイデザイナーは少なくありません。丁寧な施術をするには、スキルを磨く以外にストレスを感じにくい施術環境を作るのも重要なポイント。今回は、体への負担が少ない施術体勢やベッドセッティングについて解説します。正しい姿勢を維持することで、どのような良い影響が出るのかを、深掘りしていきましょう。
悪い姿勢を続けるとどんなことが起きる？
間違った姿勢を続けていると、施術にどのような影響が生じるのでしょうか？
体が安定せず施術スピードが落ちる
悪い姿勢のまま施術を続けていると、体の軸が安定しません。体の軸がぶれると、手の動きも不安定に。施術開始の序盤は施術スピードを維持できても、体や手が安定しないような姿勢のままでは、次第に肩や腰への負担が大きくなってきます。体に疲労が蓄積すれば、施術スピードは徐々にスローダウン。トータルでの施術スピードが上がらない原因となります。
全体のバランスが見えづらくなる
正しい姿勢を保てていない人の中には、手元をよく見ようと、自分の目を近づけるケースが多く見受けられます。イメージでいうと、字を書くときに目を近づけている人のような姿勢です。
細かいところまで見えてなんとなく良さそうな印象を受けますが、実はこの姿勢もNG。目を近づけることで視野が狭くなるため、全体のバランスが捉えにくくなるのです。マツエクは、全体のバランスが取れていないと、きれいな仕上がりをキープできません。姿勢の悪さは、マツエクの仕上がりにも影響を及ぼす可能性があります。
腰や首に負担が掛かって体を痛めてしまう
正しい姿勢を保つことは、施術面においてだけでなく、自分の体を守ることにもつながります。悪い姿勢のまま長期間施術を続けると、腰や首にだけ大きな負担が掛かりやすくなるためです。痛みを伴うようになれば、正しい姿勢に戻すこと自体が難しくなってしまいます。
アイデザイナーとして仕事を続けるためには、施術中、体に負荷が掛からないように意識するのも大切なこと。体に痛みを感じている人は、手遅れになる前に施術時の姿勢をもう一度見直してみましょう。
正しい姿勢を維持するには？
正しい姿勢を維持するには、5つのポイントに気をつける必要があります。
自分の頭から腰までが一直線になるよう意識する
長時間の施術でも体に負担が掛からない姿勢というのは、頭から腰までが一直線でつながるような姿勢のことを指します。骨盤をしっかりと立て、体幹を使いながら背筋が伸びた状態をキープするのが、正しい姿勢のお手本です。前かがみになったり体をねじったりすることなく、お客様の頭と向き合えているかどうかを意識してみてください。頭のてっぺんから一本の糸が通ったようなイメージを持つと、正しい姿勢を保ちやすくなります。
猫背はNG！
悪い姿勢に“あるある”なのが、猫背になってしまうこと。正しい姿勢と猫背は、対極にあることを念頭に置いておきましょう。猫背で施術を続けると、肩を常に内側へ巻き込んだような状態になります。結果、胸の筋肉を縮めてしまうことになり、呼吸が浅くなる原因に。首コリや肩コリを引き起こすだけでなく、集中力も持続しにくくなります。
普段から猫背気味の人は、施術中の姿勢も猫背になりがち。正しい姿勢をキープするには、日ごろから猫背にならないよう意識するのも重要なポイントです。
ベッドの高さをチェック
正しい姿勢を維持するには、ベッドの高さにも気をつけなければいけません。施術をするとき、お客様の頭は自分の体のどのあたりに来ていますか？
お腹のあたりや、胸より上にお客様の頭がある場合には、ベッドの高さを調整する必要があります。体に負担が掛かりにくいベッドの高さは、自分のみぞおち（胸の少し下あたり）くらいのところに、お客様の頭が来るのがベスト。ベッドの高さをきちんと調整できていれば、正しい姿勢をキープしてもしんどさを感じにくくなります。
マツエクなどの施術中、体勢にしんどさを感じる人は、ベッドの高さやリクライニングの角度を見直してみることをおすすめします。
手が届く範囲に道具をセッティング
施術の際に使用する道具類を、自分の視線が届かない場所に置いてしまうのは避けたいところ。振り向かないと取れないような場所に道具類があると、せっかくの正しい姿勢が崩れやすくなってしまいます。きれいな姿勢をキープしたまま施術を行うには、手を伸ばせば届くような場所に道具をセットしておくのがベスト。振り向く必要がないため、姿勢を保てるだけでなく、施術時間の短縮につながります。
しかし、マツエクのつけやすさを優先しすぎて、お客様のすぐ近くに道具を置いてしまうのはNG。つらい姿勢を改善することももちろん重要ですが、アイデザイナーとしてはお客様の安全とリラックスできる環境を確保することが第一です。自分が施術しやすいだけでなく、お客様の邪魔にならない場所へ道具類をセットすることを心掛けましょう。
ワゴンの位置と中身を見直す
施術で使用する道具をワゴンにまとめている場合は、ワゴンを置く位置と中身を使いやすいように見直すことが正しい姿勢をキープするためのコツとなります。
具体的には、施術する体勢になった状態で、エクステやグルーなどが取りやすい場所へワゴンを設置するのが一番良い方法。遠すぎたり近すぎたりすると、姿勢が崩れる原因となるだけでなく、施術時間のロスにもつながってしまいます。
ワゴンの中身についても、自分が使いやすいようにセッティングしておくのが基本です。施術を開始してから終了するまでは、正しい姿勢をキープし続けたいもの。しかしワゴンの中身が使いやすい状態にセットされていなければ、施術途中で姿勢を崩さなければいけないケースもあるでしょう。ワゴンの中身については、配置を見直す、使いやすいアイテムを選ぶなど、姿勢に影響を与えないように準備しておくことが大切です。
▼ワゴンセッティングのコツについては、こちらの記事もチェック！
体の痛みを予防・改善するためのセルフケア
長時間の施術によって、肩や腰にひどい痛みが出た場合には病院への受診を検討する必要がありますが、軽度の場合は日々のケアで改善できる可能性も。
たとえば腰痛には、施術の合間に腰を伸ばしたり左右にひねったりといった動きが効果的です。座面クッションやコルセットを活用するのも良いでしょう。
肩コリには、リラクゼーションサロンでのマッサージやボディケア、ドライヘッドスパなどが有用。ヨガやピラティスといった、姿勢改善に役立つトレーニングもおすすめです。長くアイデザイナーとして活躍できるよう、日々蓄積される疲労をそのままにせず、自分の体を労わる方法を探してみてくださいね。
▼体の疲れを癒す方法については、こちらの記事もチェック！
「マツエクのベッドがつらい」アイデザイナーにおすすめのアイテム3選
正しい姿勢をキープするには、施術チェアやベッドを見直すのも◎ここでは、体への負担軽減につながるアイテムを3つご紹介します。
【BEAUTY GARAGE】電動ラウンジチェア SHIFFON Jr
柔らかい質感のクッションを贅沢に使用しており、“シフォンケーキ”をイメージさせるような優しい座り心地を実現しているリクライニングチェア。リクライニングは2モーター式で背もたれとフットレストが連動していないため、施術に合わせたポジショニングが可能です。ベッドのようにフラットにもできることから、アイ施術だけでなく、ハンドやフットなどさまざまな場面で活躍します。チェア派はもちろん、ベッド派のアイデザイナーからも選ばれている人気の高いアイテムです。
【NATURAL Series】リクライニングチェアステージ
「チェアの高さが合わない」そんなときにはこちらのアイテムがおすすめ。チェアやソファの下に設置すれば17cmの高さをプラスできるため、無理な姿勢で施術することがなくなります。また、高すぎず低すぎない絶妙な高さで、お客様の乗り降りを妨げません。アイデザイナーの快適さだけでなく、お客様の動線もサポートします。デザインは、サロンの内装になじみやすいモルタル風。おしゃれで高級感のある雰囲気を演出してくれるでしょう。
【BEAUTY GARAGE】手動昇降マッサージベッドDX
手動で簡単に高さ調整できる施術ベッド。ベッドの足元についているハンドルをくるくると回せば、52～92cmの範囲で好きな高さに昇降できます。汎用性が高く、マツエク以外にボディケアやリラクゼーション、フットケアなど、さまざまなメニューに対応可能。お客様やアイデザイナーの体格も選びません。ヘッドレストは5段階で高さを調整できるなど、優れた機能性が支持されています。
まとめ
マツエクなどの施術でベッドの高さが合わずつらい思いをしているアイデザイナーに向け、姿勢を整える方法やコツ、アイテムを紹介しました。一度クセになってしまった姿勢を正すのは大変なことです。そのため、これからアイデザイナーを目指す人やデビューしたばかりの人は、初めから正しい姿勢でトレーニングを積むことをおすすめします。正しい姿勢は、体への負担が少なく施術の安定度も向上。最初は違和感があるかもしれませんが、後々ラクな体勢になってくるため、ぜひ正しい姿勢を意識して施術を行ってみてください。
本記事の内容や価格はすべて、2025年2月時点のものです。最新情報は、公式HP等によりご確認ください。
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