マツエクサロンの「制服導入」メリット・デメリットを解説&制服が可愛いお店を紹介
あなたが仕事をしている、もしくはこれから働こうと思っているマツエクサロンのスタッフたちは、どのような服装で業務に取り組んでいますか?制服があるところもあれば、私服で仕事をしているところもあり、制服に対する考え方はサロンによってまちまちです。そこで今回は、「マツエクサロンに制服は必要なのか?」ということについて深堀りしてみたいと思います。お客様と会話をするときの小ネタとして、知識を蓄えておきましょう。
そもそも、「制服」ってなぜあるの?
みなさんは、「制服」の概念をきちんと理解した上で、制服を着用していますか?学生が来ていても“制服”。社会人が仕事着として来ていても“制服”。なぜ制服というものが、誕生したのでしょうか。
制服という概念が日本で誕生したのは聖徳太子の時代
まずは、制服が世の中に広まるまでの歴史をおさらいしてみましょう。
日本国内で制服という概念が生まれたのは、なんと聖徳太子の時代(604年)にまでさかのぼります。推古天皇によって制定された冠位十二階が、制服の起源。冠位別に違う衣装や髪飾りをつけたことが、日本で最初の制服だと言われています。
江戸時代には、一般人の制服として半天やももひきなどが登場。職業を区別するための服として活用され、制服の一時代を築きました。
一方、学校制服の歴史がスタートしたのは、職業制服よりもかなり後となる明治5年。女子よりも先に、男子の制服が誕生しました。当時のデザインは、いわゆる学ランです。女子の学校制服が導入されたのは、男子の学校制服がスタートしてから11年後。東京師範学校など数校で制服が導入されて以来、現在まで制服の歴史が続いています。
民間の企業に制服が導入され始めたのは、明治4年。東京~長崎間に設けられた郵便局員の共通服を洋装化したことがきっかけとなり、民間企業の制服の歴史がスタートしました。
マツエクサロンでも何気なく取り入れられている制服には、古い歴史があったのです。直接施術に関係する知識ではないですが、お客様との会話の中で使える小ネタとして持っておくと、便利かもしれないですね。
制服を身に着けることで気持ちを切り替えることができる
制服は、見た目の統一感を出すためだけでなく、着用する人の気持ちを切り替える効果も期待できます。仕事を始める前に制服を着ることで、無意識のうちに自分の中にあるオンオフスイッチを切り替え。服装を変えるだけで、仕事場へプライベートを持ち込むことがなくなるため、メリハリをつけて仕事に取り組むことができるようになります。
また、仕事に対する気持ちだけでなく、スタッフ同士の仲間意識を育むきっかけにもなるため、チームワークを生み出すきっかけにも。
同じ制服を着る=仲間なんだという意識が自然と生まれることで、職場の雰囲気も良くなります。
制服を導入するメリット・デメリット
制服を導入することで起きるメリット・デメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。メリットとデメリットを理解したうえで、制服の存在について見直してみましょう。
制服があることでどんなメリットがあるのか
制服があることで発生するメリットのひとつは、統一感が出るということ。同じ服を身にまとうことで、知らず知らずのうちに仲間という集団の意識が生まれ、意思を統一することができます。また、制服があると個性が強調されすぎないので、お客様から特定のアイリストが目につくというようなクレームが出ることを抑制する効果も期待できるのです。
ふたつめのメリットは、パッと見てその店の従業員かどうかがわかるということ。スタッフが制服を着ていると、パッと見で同じ店の従業員だということがわかります。それは、同時にスタッフ自身がお店の看板として存在できるということ。マツエクサロンの場合は、制服を見た人にいい印象を持ってもらうためにも、女性らしさを意識した制服を導入するのがポイント。かわいらしい制服やおしゃれな制服で統一しておくと、“センスがいいサロンだな”というプラスの評判につなげることもできます。
アイリストとしてのメリットは?
制服を着ることで得られるアイリストとしてのメリットは、施術に集中できるというもの。
手元の繊細な動きが求められることから、服装を選ぶ際にも注意が必要です。施術の邪魔にならないようなものを選ばなければいけないため、毛足の長い服や袖丈、温度調整ができるもの、など、私服勤務の場合は服選びに時間がかかってしまうこともあります。一方制服があるサロンへ勤務している場合は、服を選ぶ手間が省けるだけでなく、施術中に服が邪魔をしてしまう心配もありません。
お客様の目元に触れる仕事なので、お客様の安全を第一に考えなければいけない職業でもあるアイリスト。安全性・機能性を考えて作られた制服があれば、目の前にお客様に集中して施術を行うことができます。
制服があることによって起こるデメリットとは
制服は、その制服を着ている全員が同じファッションとなるため、個性を出しにくいというデメリットがあります。また、メリットのところでもお伝えしたように、制服を着ている=会社の看板を背負っているということになるため、制服を着たまま外出するときなどには注意が必要です。
そのほかに挙げられるデメリットとしては、サロンで定められている制服に、家で洗濯できないような素材が使われていると、自分で洗濯することができない場合も。サロンでクリーニングを一括しているサロンもありますが、そうでない場合、洗濯のたびにクリーニングを利用しなければいけないため、制服を清潔にキープするためのコストがかかってしまいます。
メリットが多い制服ですが、個性や維持という面では、デメリットと感じる部分も少なからず存在しています。
制服が可愛いマツエクサロンとは?制服をCHECK
実際に制服を導入しているマツエクサロンの、かわいい制服をチェック!これから制服を導入してようとしているサロンや、制服のデザイン一新を検討しているかたは、デザイン決定の参考にしてみてください。
レース素材のシフォントップスで女性らしい印象に
横浜にあるこちらのサロンでは、女性らしい印象のトップスを制服として利用しています。適度な透け感がありながらも、ホワイトの色味で清潔感を演出。ふんわりした質感も、女性らしさを引き出すポイントとなっています。6~7分ほどの袖丈なので、施術中も邪魔になりません。ボトムスには、シンプルなカーキのスカンツをプラス。実際にサロンへ通うお客様からも、「かわいい!」という意見がたくさん寄せられています。
花柄サロペットで上品さを演出
広島市安佐南区にあるこちらのサロンでは、存在感のある花柄サロペットを活用。インナーにシンプルな黒のトップスを組み合わせることで、華やかになりすぎることなく、上手に落ち着きを持たせています。花柄を主役に取り入れると、華美になりすぎそうで心配になりますが、色合いに気をつければ、制服としても活用可能。制服の力を利用して華やかさがプラスできるので、サロンの雰囲気を変えたいというかたは、ぜひ花柄のファッションを制服に取り入れてみてください。
スタイル違いでも柄を合わせて統一感を出す
広島市中区にあるこちらのサロンでは、制服のデザインを花柄に統一。サロペットやパンツタイプなど、アイテムの形に違いがあってもデザインに統一感があるため、制服として成立しています。くすみカラーの小さい花柄がメインとなるこちらの制服は、サロン全体の雰囲気をやわらかくし、女性らしい印象に統一。レセプショニストも同じ花柄の制服を身に着けているので、明るい雰囲気でお出迎えすることができます。
まとめ
制服には、予想をはるかに上回るほど昔からの歴史がありました。普段何気なく身に着けていても、制服には仕事へ向き合うためのさまざまな役割が与えられています。制服があればサロン全体の統一感を出すこともできるため、お客様に安心をお届けすることも可能となるのです。かわいらしい制服があれば、アイリスト自身の気分も明るくなるもの。制服が持つ役割を理解したうえで、また明日から施術に取り組んでいきましょう。181211Eue