2019年最新!人気のマツエク用美容液をチェック
「自まつげを長くしたい・ボリュームを増やしたい」と希望されるお客様に、アイリストをしていると度々出会うことでしょう。そのようなお客様に対して、しっかりとおすすめの美容液やケア方法をご紹介できていますか?次から次へと新商品が発売されるまつげ美容液。今回は、2019年注目のまつげ美容液のなかから、育毛効果のあるものをピックアップしました。育毛剤についても解説しているので、まつげの育毛について知識を深めてみましょう。
まつげの「育毛剤」ってあるの?
結論からいうと、まつげの「育毛剤」はあります。ただし育毛剤と言えるのは、市販はされておらず、医師の処方の元で使用することができる医療用のまつげ育毛剤のみです。
「ビマトプロスト」という有効成分が医療用のまつげ育毛剤には含まれているのですが、元々は目の病気である緑内障の治療薬に使われていた成分。成分の副作用のひとつに、まつげが太くなったり伸びたりするというものがありました。この副作用を上手く利用して、「睫毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)」という病気を治療するために、アメリカで承認され、使用されてきた歴史があります。
睫毛貧毛症とは
「睫毛貧毛症」とは、どのような病気なのでしょうか。
- アトピー性皮膚炎など病気の影響でまつげが少ない
- 抗がん剤など薬剤の副作用でまつげが抜けた
- 年齢によりまつげの量が減ってきた
上記のようなことにより、まつげの量が少ない、抜け落ちている箇所があるなどの症状が現れます。病気として認められるには、医師の診断を受ける必要があるのです。
ビマトプロストを含むまつげ育毛剤
まつげが増えたり伸びたりすることが期待できる有効成分「ビマトプロスト」を含むまつげ育毛剤には、次のようなものがあります。
まつげ育毛剤 |
特徴 |
グラッシュビスタ |
睫毛貧毛症治療薬として国内で唯一製造承認を取得 ただし保険適用外 |
ルミガン |
米国で承認された元祖まつげ育毛剤 |
ビマトアイドロップ |
ルミガンのジェネリック |
ケアプロスト |
ルミガンのジェネリック 口コミで人気 |
モデラッシュ |
米国の眼科領域製薬メーカー開発のまつげ育毛剤 |
医療用医薬品として医師の処方が必要な理由に、重大な副作用が発生する可能性があります。有効成分「ビマトプロスト」を含むこれらの薬剤には、下記のような副作用のリスクがあるので、知っておくと良いでしょう。
- まぶたに付着すると色素沈着する
- まぶたが痩せる、くぼむなどの変化が現れる
- 血圧が低下する
- 妊娠中は、妊娠継続に影響する可能性あり
睫毛貧毛症かもしれないお客様には、まつげ育毛剤が必要かもしれません。しかし、マツエクを触りすぎてしまうなどの理由により、まつげの量が減少しているお客様には適しません。そのようなお客様には、育毛効果のある成分が含まれるまつげ美容液をおすすめしてみましょう。
まつげ美容液をおすすめしたいお客様像
ハリがあり太く健康なまつげを作るための、栄養や保湿などの成分が入った、まつげを育てるまつげ美容液。 次のような事柄を希望するお客様には、まつげを健康に保ってくれるまつげ美容液の使用をおすすめしてみてもいいかもしれません。
- まつげを太く長くしたい
- マツエクのモチを良くしたい
- 紫外線や乾燥からまつげを守りたい
- ダメージから守って、まつげを抜けにくくしたい
「育毛が期待できるまつげ美容液」のおすすめの成分とは?
市販されているまつげ美容液のなかにも、育毛効果が期待できる成分が含まれている商品があります。その成分は大きく分けて2つ。
- 植物由来
- グロスファクター系
それぞれの成分を詳しく解説していきましょう。
植物由来
育毛効果の期待できる植物由来の成分には、次のようなものがあります。
成分 |
特徴 |
アカツメクサ花エキス |
イソフラボン含有、抜け毛を抑制 |
オトギリソウエキス |
毛包細胞を活性、皮膚環境を整える |
ナツメ果実エキス |
皮膚細胞活性作用 |
セイヨウアカマツ球果エキス |
毛髪幹細胞活性化 |
成分表にこれらの記載がされているものは、美容成分に育毛効果の期待できる成分がプラスされた商品です。植物由来成分と明記されていることは少ないため、成分表で不明だったり気になったりする成分もあることでしょう。その場合は調べるようにすることで、技術面だけでなく知識面もワンランクアップしたアイリストになれますよ。
メリット
- まつげにハリやコシを与える
- 肌にやさしい
デメリット
- 効果が出るまでに時間がかかる
グロスファクター系
人の体内にもともと備わっているタンパク質の一種であるグロスファクター系といわれる細胞増殖因子を含むまつげ美容液には、次のようなものがあります。
成分 |
特徴 |
アセチルテトラペプチド |
細胞を修復、毛包細胞を活性化 |
アセチルデカペプチド |
毛包細胞を成熟させ、血行促進効果あり |
ビオチノイルトリペプチド |
接着分子に作用、健康な毛に導く |
オリゴペプチド |
退行期への移行を抑制、成長期を長くする |
商品によって含まれるペプチドは異なり、各社工夫したグロスファクター系のまつげ美容液を販売しています。
メリット
- 高い効果が期待できる
デメリット
- 商品数が少ない
- 価格が高い
より高い効果を求めるときに、おすすめの美容液です。
両方の成分を備えたハイブリットな成分
植物由来成分とグロスファクターの両方を含むハイブリットな成分もあります。代表的なものが「キャピキシル」。植物由来成分のアカツメクサ花エキスとグロスファクターのアセチルテトラペプチド-3を成分としています。2つの成分により抜け毛を防ぎ、発毛効果が期待できる成分です。
まつげ美容液に、どのような特徴があるか知っておくことは、アイリストとして大切なこと。お客様へまつげ美容液を提案しやすくなり、質問にもスムーズに答えられることで、お客様からのさらなる信頼も得られるようになります。
おすすめ美容液3選
植物由来やグロスファクター系の成分を含む、2019年注目のまつげ美容液を3つご紹介しましょう。
フェース グロウアイラッシュ セラム
引用元:FAITH
2018年7月発売のこちらのまつげ美容液は、ハイブリッドタイプで注目の「キャピキシル」を含むアイテムです。さらにまつげを育てる環境を整えてくれる成分「リデンシル」のおかげで、まつげのハリやコシがアップ!マツエクのモチが良くなったという声もあり、マツエクを楽しむお客様に自信を持っておすすめできるまつげ美容液です。
Night Omeme. grow & protect
引用元:&US
こちらもアセチルテトラペプチドなどのグロスファクター系とアカツメクサ花エキスなどの植物由来成分を含む夜用のまつげ美容液です。ラベンダーのやさしい香りが、寝る前のリラックスタイムにぴったり。まつげを育てる効果だけでなく、脱毛を予防してくれる効果もあり、マツエクによる目元のダメージをしっかりとカバーしてくれます。ナイトケアに、ぜひお客様におすすめしてみましょう。
ラッシュアディクト コンディショニング セラム
引用元:Amazon
ノンニードルメソセラピーのまつ育として注目海外で人気を集めてきた「ラッシュアディクト」が、2017年に日本に初上陸しました。2019年最も注目の美容液とも言えるこのアイテムは、ナノペプチドの力で、長く強いまつげを育てることができます。サロンケアとホームケアの2ラインが展開されているので、サロンに導入するのもあり。お客様に自宅でもケアをしてもらえば、さらに高い効果が期待できるので、ぜひおすすめしてみましょう。
ラッシュアディクトについて詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね
その他にも過去記事でおすすめのまつげ美容液をご紹介してきたので、再度チェックしてみてください。
ちなみに、同じまつげ美容液を使用していても個人差が出てきます。「あまり効果がないんだけど…」とお客様に言われたら、こちらの記事を参考に、お客様に助言してみましょう。
また、塗り方も大切。まつげ美容液をすすめるときは、塗り方も忘れずにアドバイスするように心がけましょう。
まとめ
まつげを専門に扱うアイリストだからこそ、お客様の自まつげを健康に導くお手伝いにも力を入れてみてください。元気なまつげが多いほど、マツエクを装着できる本数も増やすことができます。デザインの幅を拡げるためにも、まつげ美容液でのケアを積極的にお客様におすすめしていきましょう。
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