Beautéのテクニック動画解説シリーズ♪「下まつげ装着」動画・超詳細解説つき!

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上まつげ装着よりも頻度が少ない分、施術に不慣れなアイリストも多い下まつげ装着。正しい装着方法について知識はあるつもりだけれど、なかなか実践できない…と悩む方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は下まつげ装着テクニックを動画で解説。何ごとも「百聞は一見にしかず」です。みなさんのスキルアップに、ぜひ活かしてみてください。

下まつげ装着で大事な3つのポイントとは?

下まつげ装着に大切なポイントは、基本的に上まつげ装着と同じ。エクステの向きや角度、グルー量、自まつげへの密着度、アウトライン…など、美しく仕上げるためのチェック項目は共通しているものがほとんどです。

しかし、土台となる自まつげの本数や太さ、長さは全く違いますよね。毛先の向きも上まつげとは逆向きになるため、普段のようなスムーズな装着ができなくなるアイリストも多いでしょう。そのため、いつも以上にテープ貼りやかき分け、エクステの掴み方など、施術の基本的なポイントをひとつずつ振り返ってみることが大切なのです。今回のBeautéでは、下まつげ装着の基本的なチェックポイントを動画で撮影しました。まずはこちらをご覧ください。

動画にもあるように、下まつげ装着を極めるためには、

① テープの貼り方

② エクステの角度と向き

③ 自まつげのかき分け

の3つのポイントが重要です。過去のBeauté記事を振り返りつつ、ひとつずつ解説していきましょう。

【下まつげ装着ポイント①】テープの貼り方

下まつげは、上まつげと比較すると毛が細く短いため、産毛との見極めが難しいといわれています。そのため、装着するときは下まつげの1本1本がしっかりと見えやすい状態になっていなくてはなりません

また、下まつげのマツエクを美しく仕上げるためには、根元からの距離を離しすぎないことが重要。こちらの画像をご覧ください。(比較しやすいように赤のカラーエクステを使用しています)

根元からの距離が近い方と遠い方、どちらが自然な仕上がりかどうかは一目瞭然ですね。離して装着した方は、上まつげや衣服の繊維と絡まるなどダメージも受けやすくなってしまいます。そのため、下まつげの場合には根元からの距離を1㎜以下にした方がいいでしょう。

産毛とのかき分けや根元に近い装着をしやすくするためには、事前のテープ貼りがかなり重要。そのテクニックについては、過去のBeautéでも詳しく解説しています。

今回はこちらの記事も参考にしながら、下まつげのテープ貼りのポイントをおさらいしましょう。

① アッパーテープの貼り方

まずは、テープで上まぶたを引き上げます。ポイントは「上まぶたが下まぶたの根元にかぶさらないように、アッパーテープでしっかりと引き上げる」ということ。このとき、

  • 下まつげの生え際までしっかりと見えているか
  • 自まつげの角度が装着しやすい角度になっているか
  • アッパーテープで引き上げすぎて目が開いてしまっていないか

といったポイントに注意するようにしましょう。

次に、上まつげ保護のためのテープを貼ります。イメージとしては、こちらの画像のような貼り方。

テープをそのまま貼るのは、粘着部分が上まつげにくっついてダメージを与えてしまうためNG。そのため、長くカットしたテープと短いテープを内向きに貼り合わせ、テープの両端以外(上まつげに触れる部分)は粘着面が出ないようにする方法がおすすめです。

② アンダーテープの貼り方

下まぶたも上まぶたのときと同様で、まずはまぶたを引き下げるためにテープを2カ所貼ります。そして、サージカルテープをその上から貼り、下まぶたを保護します。アンダーテープのポイントは、「下まつげを巻き込まないようにする」ということ。先の小さいベビー綿棒で下まつげを押さえつつ、テープを貼るようにすると便利です。

アンダーテープ、アッパーテープをそれぞれ貼り終えたら、動画のこちらのような状態になるはず。ちょうど上の粘膜と下の粘膜が“割りばし”のようにぴたっと合わさっていて、毛の根本がしっかりと見えていることが理想です。

ただ、まぶたが厚めのお客様の場合には、テープで引き上げたとしても根元が見えにくいことがあります。そもそもこのような方の中には、下まつげの角度が下がりすぎていて(皮膚との間に距離があまりない状態)マツエク装着が難しいことも。こちらの過去記事も参考にしながら、適切な対応をとれるようにしておきましょう。

【下まつげ装着ポイント②】エクステの角度と向き

次に考えてみてもらいたいのは、エクステの正しい角度、そして向きです。上まつげと逆の向きになる下まつげ装着では、多くのアイリストが苦手に感じる部分かもしれませんね。

美しく角度と向きがそろった状態というのは、こちらのような仕上がりを指します。

画像元:広島・岡山のまつ毛エクステスクール|トランプアイラッシュアカデミー

毛先が放射線状にのび、まるで「熊手」のようになっていますよね。下まつげは一本一本が見えやすいため、向きや角度が不ぞろいになっているとより目立ちやすくなってしまいます。エクステの角度や向きがそろわない原因は、ツイザーワークに原因があることがほとんど。Beautéでは、過去に下まつげ装着のエクステの掴み方について詳しく解説しました。

エクステを掴んでから目元に持っていくまでに、エクステの向きが正しい方を向いていなくては、装着したときに角度がそろうはずはありません。次に挙げるポイントをチェックしつつ、みなさんの普段の施術を振り返ってみてください。

ツイザーを持つ手の位置

下まつげに装着するとき、ツイザーは顔の下側から上に向かって動かすことになります。そのため、こちらの画像のように手の位置が頬の方にくるアイリストも多いかもしれませんね。

しかし、このときのツイザーの向きは目に対して垂直。目に刺さりやすい角度になってしまっています。

さて、動画ではどのようになっていたでしょうか。アイリストの手の位置、ツイザーの刃先の向きを確認してみましょう。

注目すべきポイントは、

  • ツイザーの刃先がお客様にとって安全な位置になっている
  • アイリストの手はおでこに軽く添えられている程度(手の重さがかかりすぎず、施術中も不快に感じられにくい位置)になっている

ということ。また、刃先の平たいワイドタイプのツイザーを使っているところも安全性が高いですね。

ただ、アイリストの手の位置に正解はありません。「おでこに添える位置がいい」といわれることも多いですが、手の大きさ、握力などは人それぞれ。手元が安定しやすいポジションというのも当然違います。ぜひこちらの記事も参考にしつつ、ベストな位置を探ってみましょう。

エクステを掴む位置

以前、『苦手なアイリスト多数!下まつげのエクステの掴み方が上達するポイントとは』の中で解説した「エクステの掴む位置」。下まつげは短い毛を使うことも多いため、正しい位置を意識することは大切なことです。動画ではエクステの真ん中を掴んでいますね

この位置だとグルーがしっかりとつけやすく、エクステの向きを見極めながら装着することができます。もし、グルーがつけづらい、エクステの状態が見えにくいというときは、ツイザーの掴む位置に原因があるのかも。ぜひ見直してみてください。

【下まつげ装着ポイント②】自まつげのかき分け

下まつげはしっかりとかき分けておかないと隣の毛を巻き込みやすい部分。細い毛や短い毛が多いため、上まつげと比べるとより神経を使うことになるでしょう。参考となるのは、こちらの記事。上まつげ装着のときのかき分けについて解説していますが、この中でご紹介したテクニックの数々は下まつげにも応用できます。

こちらの中でご紹介したNG例は、

  • グルーの量が多すぎる
  • 乾ききっていないエクステのすぐ隣に装着している
  • かき分けのときにツイザーを開きすぎている

の3つ。このような状態になっていると、エクステ同士がくっついたり絡まったりして、仕上がりの質が落ちてしまいます。動画を見てみましょう。

注目すべきポイントは、

  • ツイザーの先を開きすぎず、狭い幅で固定する
  • ツイザーの刃先の真ん中に自まつげがきている

の2点。装着した直後の乾ききっていないエクステの近くは避けて、ランダムにつけていくといいでしょう。ぜひ動画を見ながらチェックしてみてください。

まとめ

上達するためには、今回のように目で見てテクニックを盗むというのも有効な方法。教科書にはのっていないような裏ワザを知る機会となることもあります。特に、下まつげ装着は頻度が少ないこともあって、技術を学ぶ機会は少ないかもしれません。だからこそ、施術スキルを磨いておけばサロンのウリとしてお客様に喜んでもらえることも増えるでしょう。ぜひ、今回の動画も参考にしつつ、普段の施術を見直してみてくださいね。190307Esa

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