マツエクと自まつ毛が馴染まない!差が気になるときの対処法5つをご紹介

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マツエクの施術後、自まつ毛とうまく馴染まずに「差が気になる」と言われた経験はありませんか?

自まつ毛が長いお客様や強いカールを装着した場合、差が生じるケースがあります。マツエクと馴染ませるためには自まつ毛の状態を見極め、差が生まれにくいカールの選定が必須。

今回は、マツエクと自まつ毛が馴染まない理由や差が出やすいパターン、具体的な対処法を5つ紹介します。より自然で美しい仕上がりを目指すために、マツエクと自まつ毛との差で悩むアイデザイナーさんはぜひ参考にしてくださいね。

マツエクと自まつ毛が馴染まない状態って?

マツエクと自まつ毛が馴染まない状態とは、「装着されたエクステが自まつ毛と一体化していない」ことを指します。

マツエクは、自まつ毛の根元から中間に沿わせて装着します。馴染むようにエクステを装着し、自まつ毛よりも目立たせるのが基本。しかし、自まつ毛が長い場合は接着面からはみ出してしまいます。

まっすぐに生えた自まつ毛とくるんとカールのついたエクステに差が生まれ、分離して見えるのです。

まつ毛全体のバランスが悪くなるため、お客様の満足度を下げる要因になります。また、自まつ毛とエクステの差は、正面よりも横から見た方が感じやすくなるのが特徴です。「自分では気づかなかったけど、周りの人に言われて気になった」ケースもあります。

マツエクと自まつ毛との差が出やすいケース3選

マツエクと自まつ毛の差が出やすいケースは、以下の3つあります。

  • ①自まつ毛が太くて長いとき
  • ②カールの強いエクステを付けたとき
  • ③装着本数が少ないとき

馴染みやすいデザインを提案するためにも、自まつ毛との差が出やすいケースを知っておきましょう。

ケース①:自まつ毛が太くて長いとき

マツエクと自まつ毛が馴染みにくいケース1つ目は、自まつ毛が太くて長いときです。しっかりとした自まつ毛は存在感があり、マツエクより目立ってしまうためです。

とくに、マツエクのデザインをナチュラルにしたい場合は要注意。長さ・太さのあるまつ毛に細いエクステを装着すると、全体的なバランスが取りにくくなります。

また、下に向いて生えている「逆まつ毛」の場合は、自まつ毛との差がより強調されるため注意しましょう。

ケース②:カールの強いエクステを付けたとき

マツエクと自まつ毛が馴染みにくいケース2つ目は、カールの強いエクステを装着したときです。カールの強いエクステと、まっすぐ生えているまつ毛の「毛先の向きの差」が大きくなるためです。

とくに、直毛で逆まつ毛な方ほど差が大きくなります。なかには、「逆まつ毛だから、エクステはぱっちりとさせたい!」と強いカールをオーダーする方もいます。強いカールを希望される方は、事前に「自まつ毛と馴染みにくくなる」と伝えてくださいね。

逆まつ毛にカールの強いエクステを付ける場合は接着面積も少なくなるため、取れやすくなることも合わせて伝えましょう。

ケース③:装着本数が少ないとき

マツエクと自まつ毛が馴染みにくいケース3つ目は、エクステの装着本数が少ないときです。エクステの装着本数が少ないとまばらな仕上がりになり、自まつ毛との境界がくっきり見えるためです。

とくに、もともとの自まつ毛の量が多いお客様は、エクステとの差がわかりやすくなります。平均的な本数である「120本」より少ない場合は、バランスを見極めて装着する必要があります。

マツエクと自まつ毛が馴染まないときの対処法5つ

馴染みにくいケースに該当するお客様の場合は、以下5つの対処法を試してみましょう。

  • ①ゆるやかなカールにする
  • ②デザインや毛質を変える
  • ③装着本数を増やす
  • ④アップワードラッシュをおすすめする
  • ⑤ラッシュリフトをおすすめする

お客様の理想のデザインに近づけるためにも、対処法を知っておくことが大切です。

対処法①:ゆるやかなカールにする

マツエクが馴染まないときの対処法1つ目は、ゆるやかなカールを選定することです。強めのカールが原因で、自まつ毛との差が出る場合に効果的な方法です。

ゆるやかなJカールは自まつ毛との差が小さく、バランスを取りやすくなります。カールがゆるいぶん接着面積を大きく取れるため、マツエクの持ちが良くなるメリットもありますよ。とはいえ、いつもCCカールを付けている方がJカールまで下げると、仕上がりのボリューム感が大きく変わります。一気に変えるのではなく、1カール下げる提案からはじめましょう。

対処法②:デザインや毛質を変える

マツエクが馴染まないときの対処法2つ目は、デザインや毛質を変えることです。エクステの長さや太さを自まつ毛に近いものにすると、違和感を軽減できます。

たとえば、「目尻が短く中央に長さのある自まつ毛」の場合、エクステも同様にキュートデザインにすると馴染みやすくなります。

また、毛質をフラットラッシュに変えるのもおすすめです。フラットラッシュは、持ちの良さや付け心地の軽さが特徴。エクステの断面が楕円形でグルーがしっかりと馴染み、自まつ毛と一体化しやすくなっています。

フラットラッシュは平たく軽量であるため、自まつ毛を根元から立ち上げる効果もあります。目元全体がリフトアップしたような印象を作れるのも大きなポイント。自まつ毛が立ち上がれば、エクステとの差が目立ちにくくなりますよ。

▼フラットラッシュについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

対処法③:装着本数を増やす

マツエクが馴染まないときの対処法3つ目は、装着本数を増やすことです。

自まつ毛の量に対してマツエクが少なすぎると、まばらな印象を与えます。まばらなエクステが1本取れると、より隙間が目立つことも…。本数を増やすと隙間が埋まり、全体のボリュームが均一になります。

ただし、お客様の予算や仕上がりの希望によっては、本数を増やすのが難しい場合もあります。自まつ毛が密に生えているお客様には、馴染みにくいリスクを事前に伝えましょう。

対処法④:アップワードラッシュをおすすめする

マツエクが馴染まないときの対処法4つ目は、アップワードラッシュを提案することです。

アップワードラッシュとは、自まつ毛を立ち上げてからマツエクを装着する技術のことです。接着面積が広がって立ち上げたまつ毛をキープしてくれるため、エクステがついている間は上向きまつ毛のまま。長い自まつ毛や強いカールを装着しても、境目が目立ちにくくなります。

サロンによっては「カールアップラッシュ」や「リフトアップラッシュ」など、違う技術もあります。名称の違いにより少し技法が異なりますが、いずれも下がりまつ毛さんを中心に支持を集める技術です。

▼アップワードラッシュについてはこちらの記事を要チェック!

対処法⑤:ラッシュリフトをおすすめする

マツエクが馴染まないときの対処法5つ目は、マツエクではなくラッシュリフトをおすすめすることです。

「自まつ毛とエクステの差が気になる」お客様は、基本的に自まつ毛が長くしっかりしている場合がほとんど。自まつ毛を生かせるラッシュリフトを提案するのも、ひとつの手段です。

ラッシュリフトとは、専用のロットとラッシュリフト剤を使って自まつ毛にカールをつける技術のことです。現在は、「次世代ラッシュリフト」と呼ばれる以下の施術が注目されています。

  • パリジェンヌラッシュリフト
  • アッパーリフトカール
  • ケラチンラッシュリフトボックス

上記の次世代ラッシュリフトは、化粧品登録のラッシュリフト剤でまつ毛を根元からグッと立ち上げる技術。立ち上がりの角度は80度と、従来よりもしっかりと長さを強調できるのが特徴です。

自まつ毛が長くしっかりした人ほど、ラッシュリフトが向いている傾向にあります。マツエクとの差が気になる人には、ラッシュリフトを提案しましょう。

▼パリジェンヌラッシュリフトはこちらの記事を要チェック!

マツエクの上からビューラーをするのはNG!

マツエクと自まつ毛の差が気になるあまり、上からビューラーをするのはNGです。マツエクをビューラーで挟むと、折れ曲がったような不自然なカールが付いてしまいます。

エクステが一度折れ曲がると、元のカールには戻りません。さらに、エクステの変形によってグルーの劣化が早まって取れやすくなります。

マツエクと自まつ毛の差が気になってもビューラーは使わず、サロンへ連絡するように伝えましょう。

自まつ毛との差を減らすにはカウンセリングを徹底しよう

マツエクと自まつ毛の差が生まれないように、施術前のカウンセリングを徹底しましょう。

「自まつ毛が長くて直毛」「下向きに生えている」「希望の本数が少なめ」の場合は、エクステが馴染みにくいです。

しかし、お客様自身がエクステと自まつ毛の差を気にするかは、実際に装着してみないとわかりません。カウンセリングの際に「境目が生まれる可能性がある」と伝えるだけで、仕上がりイメージとの差を減らせます

自まつ毛に合わせたデザイン、ラッシュリフトやアップワードラッシュを提案し、丁寧なカウンセリングを心がけましょう。希望の仕上がりと自まつ毛の状態に合わせたエクステの提案が、お客様の満足度を高める鍵になります。

まとめ:マツエクと自まつ毛が馴染まないときはカールを変えよう

マツエクと自まつ毛の差が気になりやすいのは、直毛で長さがあり、下向きまつ毛のお客様。とくに、強いカールのエクステを装着したときに違和感が出やすくなります。

お客様のまつ毛を確認した際に、馴染みにくくなる条件がそろっている、もしくは差が気になった経験がある場合は要注意!差を感じさせないようなエクステ選定や技術を提案して、お客様が満足できる施術を目指しましょう。

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