活躍中の先輩アイリストに聞く!「新人時代・昔の失敗談やあるあるを教えてください!」
いつもスマートに施術をこなす、先輩のベテランアイリストたち。「それに比べて私は…」と、なかなか技術が上達しない自分に弱気になってはいませんか?どんなにすごい先輩たちも、みんなはじめは初心者からのスタート。失敗した経験も、大なり小なりたくさんあるよう。今回は、先輩アイリストにこっそり教えてもらった、昔の失敗談。今だから話せるあれこれを教えてもらいました。さっそく見ていきましょう。
活躍中のアイリストの体験した失敗談!あるある集めました
今、活躍中のアイリストも、初心者のときには失敗を経験して成長しているよう。どんな失敗をしてしまったのでしょうか。アイリストの失敗談を集めてみました。
接客で失敗!
当たり障りのない会話を振っても「そうですね」としか返ってこない、反応の薄いお客様。コミュニケーションを取らないと!と躍起になってしまい、相手が返答しやすいであろうお仕事のことや住んでいる場所、彼氏の有無など、いろいろ質問してみました。そのお客様からの口コミで、「マツエクに関係ないことを詮索されて不愉快だった」とクレームが…。お客様の中には、コミュニケーションを望んでない人もいることを理解しました。
うちのサロンではオープン前に、当日予約のお客様のカルテを用意しておきます。その日私が担当したお客様は井上さんという方だったのですが、当日井上さんという方の予約は2件。前回は他のアイリストが施術をされたリピーターさんだったのですが、カルテを見ながら話しているのに、随所でなんだか話がかみ合わないような…。「デザインはいつも通りでOKです」と言われたため施術に入ったのですが、いざ施術!というタイミングでカルテ間違えに気がついた先輩が慌ててやってきて、間一髪セーフ…!他の人の情報を見ながら話していたので、話がかみ合わないはずです。そのまま施術していたらと思うと、ゾッとします…。その後、私の失敗を受けてカルテ間違いをしないよう、サロン全体で厳重チェックするようになりました。
マツエクデザイン提案で失敗!
はじめは施術することにばかり気持ちが向いており、”似合わせ”について全く理解できておらず、お客様の言われるままのデザインを施術していました。そんな中訪れたお客様は、マツエク初体験。「デザインとか分からないので、似合うデザインでお願いします」とオーダーされました。似合うデザインと聞いて、プチパニック。どんなデザインが似合うのかよく分からない まま施術をしたところ、悪いわけではないのですが何となく違うようで、お客様も微妙な反応…。そのお客様はリピーターにならず、私の施術のせいかな…と落ち込みました。それ以来、似合わせデザインについて猛勉強!今では自信をもって提案することができるようになりました。
少し慣れてきた頃に対応したお客様は、なんとも掴みにくい方。お客様の希望を聞いたうえで「こんなデザインはどうですか?」といくつか提案したのですが、「どうですかねー」「うーん……」と、なかなか頷いてくれません。まだ経験も少なく、デザイン提案の幅や臨機応変な接客の技術もなく…。時間だけが過ぎていくあの焦りといったらもう…!結局、デザイン決定の時間は大幅にオーバーし、施術時間も押してしまい、先輩に迷惑をかけてしまいました。
施術で失敗!
昔から極度のあがり症の私。人一倍練習して臨んだはずの初めてのお客様とのカウンセリングは思うように進まなかったことでより緊張が高まってしまい…。手が震えてうまく施術できません。先輩に泣きつくとカイロを渡され、「指先を温めてみたら落ち着くよ!」とアドバイスをもらいました。先輩に少し代わってもらい緊張で冷たくなった指先を温めることで、気持ちが落ち着き、施術を再開。どうにか完了することができました。
デビューしたての頃です。お客様のまつげの産毛の絡みがひどく、どうにかしようと頑張ってはみたもののどうにもならずパニックで半泣き…!焦れば焦るほど手汗が止まらず、ツイザーが滑り…。自分では対応できない!と判断、先輩にお願いして助けてもらいました。先輩が冷静に対応する姿に、ホッとしたやら情けないやら…!当時パニックになった私の様子はただ事ではなかったらしく、今でも飲み会でネタにされています。
新人の頃に苦労したのは、ツイザーの力加減です。集中するとどうしても手や肩に力が入ってしまうらしく、施術のあとは毎回手の甲や肩に痛みが…。毎日手の甲と肩にはシップをして施術に臨んでいました。今では適度な力加減が分かり、手の甲のシップに貼る必要はなくなりましたが、「あんな力でツイザーを持っていてよく施術できていたな…」と思います。
失敗は成功のもと!
失敗の仕方はさまざまですが、どんな仕事であっても始めは失敗がつきもの!はじめから完璧にこなせる人はいません。大切なのは、失敗したそのあとです。
へこんでいるのは時間の無駄!失敗の原因を考えよう
まずは、同じミスを繰り返すことのないよう、「どうして失敗したのか」の原因を探りましょう。自分だけで手に負えないようなら、先輩アイリストの意見を聞くのもひとつの方法です。失敗体験から学べることは多いので、アイリストとしての技量を高めるいい経験ととらえ、前向きに次につなげていきましょう。
失敗を引きずりすぎないことも大切!
失敗したからといって落ち込んで「アイリストに向いていないのかも…」なんて悩んでいては、技術向上につながらないもの。早めに切り替えて、モチベーションを立て直す必要があります。翌日や翌週もずっと引きずっているなんて状態は、社会人としてNG。さて、先輩たちは失敗後の切り替えをどのように行っていたのでしょう。
◆お風呂でリラックス
◆アロマの香りで気持ちを落ち着ける
◆ノートに失敗を書き出して心を落ち着ける
◆趣味に没頭する
◆とにかく寝る
◆お酒を飲む
などで、「よし!明日からまたがんばろう!」と気持ちを切り替え、自分のモチベーション管理をされていたようです。参考にしてみては。。
新人アイリストが気になる接客・技術に緊張しないメンタルの保ち方はこちらをチェック!
アイリストのやりがいと苦労のリアル体験談も参考になります。
まとめ
どんなベテランアイリストでも初心者の時代は、大なり小なりの失敗経験を重ねているようです。大切なのは、失敗を反省して原因を把握すること、そして気持ちを切り替えること。失敗を経験として次に活かしていくことで、アイリストとして確かな実力をつけていくことにつながるのではないでしょうか。現状に悩むアイリストのみなさんも、その悩みが糧になるはずです。経験を重ねて1人前のアイリストとして輝いてくださいね。191125Ess