メイク残り一切なし!マツエククレンジングの基本を伝授

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マツエクをつけているお客様の中には、クレンジングをしたあとでも目元にメイクが残っているという人も。きちんとメイクを落としていたとしても、マツエクをつけていると普段よりもメイクが落ちにくくなるものです。今回はマツエククレンジングの基本をテーマに、メイクが残ることのデメリットや原因、対処法についてお伝えしましょう。

メイク残りが気になる…

目元のメイク残りの例として挙げられるのは、ファンデーションやアイシャドウ、アイライナー、マスカラなど。日頃からこれらのメイク用品を使ってしっかりメイクしているお客様ほど、クレンジングをしたあとのメイク残りの可能性が上がります。
マツエクをつけていると、自まつげの根元とマツエクの装着部分にメイクが溜まりやすく、マツエクをつけていない状態よりもメイクが落ちにくいといわれています。まずはメイクが残ることのデメリットをお伝えすることで、お客様にメイクをきちんと落とすことの大切さを理解してもらいましょう。

メイクが残ることのデメリット

目元にメイクが残った不衛生な状態は、雑菌のわきやすい環境ともいえます。メイクが残ることでまぶたのフチにあるマイボーム腺が詰まり、眼瞼炎や結膜炎、ドライアイなどの目の病気を引き起こす可能性も。
また、メイク残りはマツエクのモチにも影響します。目元にメイクが残っていると、その部分に皮脂汚れが溜まって自まつげの成長を妨げることもあります。自まつげを健康に保つことがマツエクのモチにつながるので、施術後の美しい状態を長持ちさせるためにメイクをきちんと落とすことが大切です。

メイク落としについてお客様にヒアリングしてみよう

マツエクの施術時にメイク残りが気になるお客様には、日頃のメイク落としについてヒアリングしてみてください。ヒアリングで確認したいポイントがこちら!

  • 普段のメイクについて
  • 使用しているクレンジングについて
  • クレンジングの方法について


お客様がどんなクレンジングを使い、どうやってメイクを落としているのかがヒアリングのポイントに。普段のメイクについてはクレンジングでの落としやすさに影響する部分なので、合わせてヒアリングしておくことをおすすめします。お客様への指摘やアプローチについてはこちらの記事も参考にしてください。

何が原因?

マツエク専用のマスカラを使いメイクを落としやすくしようと心掛けているお客様でも、目元にメイクが残っているケースもあるでしょう。メイク残りの原因となるのは、アイシャドウやアイライナーなどのマツエク専用ではないメイク用品。アイライナーが塊になって目元に残ったり、クレンジングで落ちにくいクリームタイプのアイシャドウが目のキワに残ったりする例が挙げられます。これらのメイク用品は、くずれにくさやメイクのモチがいい=落としにくいということなので、メイク残りの原因になりやすいといえるでしょう。
さきほどのお客様へのヒアリングをもとに、「どんなメイク用品を使っている?」「目元のクレンジングの仕方が不十分ではないか?」と、メイク残りの原因を探っていきましょう。

対処法は?

「きちんとメイクを落としたいところだけど、しっかりこするとマツエクが取れそうで怖い…」「今のクレンジング方法でアイメイクをちゃんと落とせているのかな…」そんな気持ちを抱えているお客様もいます。そんな不安解消のために、マツエクをつけているときの正しいクレンジング方法をお客様にお伝えしましょう。

正しいクレンジング方法

まぶたのメイクを落とすときは、縦の方向に指を優しくスライドさせます。横の方向に動かすとマツエクが引っかかる可能性があるので、指の動かし方としては縦を意識しましょう。このとき、指に力を入れるとマツエクに負担がかかります。優しい力でのメイク落としが基本と覚えてください。
まつげ部分は、クレンジング剤をのせてから毛流れに沿ってなで洗いします。クレンジング剤を洗い流すときは、ャワーよりも洗面器を使うのがおすすめ。シャワーの強い水圧はマツエクへの負担になるので、洗面器に入れたお湯を手ですくって優しく流すようにしましょう。

<クレンジング時のポイント>

  • まぶたのメイク落としは縦の方向を意識する
  • まつげ部分は、強すぎない力で毛流れに沿って優しくなで洗いする
  • クレンジング剤を流すときは洗面器を使う


クレンジング時のポイントと合わせて、正しいクレンジング方法をお客様に提案しましょう。日頃からしっかりメイクのお客様の場合は、ブラシを使うとメイク残りの解消になります。アイメイクリムーバー+コットンでのメイク落としもありですが、コットンの繊維がマツエクに引っかかる可能性も。綿棒での代用もOKですが、よりマツエクの負担を減らすならブラシがおすすめです。

【PERFECT LASH】Shampoo Brush

画像元:EYELASH GARAGE

こちらは毛先部分が斜めにカットされているアイシャンプー専用のブラシ。目元に沿って洗浄しやすくなっているところが特徴です。1本あたりの使用目安は100~200回。使用後は熱湯に約5分浸け置きし、よく乾かしてから使用します。

アイシャンプー専用ブラシ≪天平≫

画像元:EYELASH GARAGE

やわらかな質感の超極細毛を使用したアイシャンプー専用ブラシ。まつげの根元の汚れをきれいに落とします。使用後は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で振り洗いし、水気を切ってから乾燥させて保管しましょう。

アイシャンプー用のブラシを使うと、目のキワのような細かい部分に入り込んだメイクまできちんと落とすことができます。コットンや綿棒よりも質感がやわらかく、マツエクへの負担も減ります。指でのクレンジングだとメイク残りに不安がある、クレンジング時の力加減が難しいといったお客様に提案したいアイテムです。

まとめ

マツエクをつけていても、目元のメイクまできちんと落とせているかどうかは大切なこと。目元にメイクが残ったままになっていると、目の病気の原因やマツエクのモチに影響が出る可能性があります。お客様のメイク残りが気になったら、ヒアリングしたうえで対処法を提案しましょう。提案時のポイントは、メイクをきちんと落とすことの大切さをお客様に理解していただくことです。お客様の目の健康を保ち、マツエクを長持ちさせるために、アイリストとしてきちんとした知識を身につけておきましょう。Ehn191208

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