アイリストになりたい!アイリストがデビューするまでの期間・カリキュラムとは?
将来アイリストになりたい、とお考えの皆さんがまず疑問に思うこと、それは「アイリストになるには、どのようなことを学ぶんだろう」「アイリストデビューするまでに、どれくらいの時間がかかるのだろう」・・・このふたつではないでしょうか。
そこで今回は、アイリストデビューまでの期間、学ぶべきこと、さらにアイリストとしてデビューするのに求められる知識と技術のレベルについて確認していきましょう。
アイリストへの道!「スクールのカリキュラム」について
どんなコースがあるの?
アイリストになるための最短の道、そのひとつがアイリストスクールに通うことかもしれません。アイリストになるための基礎や技術はもちろんのこと、プロとして知っておきたい知識や 接客に関するノウハウも座学で学ぶことができます。
アイリストスクールを大まかに分けると、
- すでに美容師免許を取得している人向け
- 美容師免許を取得していない人向け
のふたつがあります。
アイリストの必須条件は、美容師免許を取得していること。
美容師免許を持っている人は、アイリストになるための講座を受講すればOKですが、美容師免許を取得していない人の場合、アイリストになるための講座を受講するだけでなく、美容師免許取得のための講座も受講しなければなりません。
当然、美容師免許を取得している人よりも期間と費用がかかる・・・ということを念頭に置いておきましょう。
設けられているコースやカリキュラムはスクールによってさまざまですが、一般的には以下の通りです。
- 一般的な基礎を学ぶ1日完結コース
- マツエクの基礎を学ぶコース
- プロとしての知識や技術を学ぶコース
- 独立開業のノウハウまで学べるコース
- インストラクターや講師を目指す人向けのコース
内容が高度になればなるほど講義も多くなりますので、費用や時間がかかります。しかし、そのぶんワンランク上のアイリストを目指せる、というのも事実です。
スクールのカリキュラムについて
続いて、スクールで学ぶことができるカリキュラムをご紹介しましょう。大きく分けるとカリキュラムは3つ。
- 知識
- 技術
- 接遇
です。それぞれ詳しく説明していきましょう。
知識
マツエクを安全に施術するために必要なこと、それは知識です。マツエクに関する知識はもちろんのこと、商材や施術方法、ひいては目の構造や目や自まつげのトラブル、病気、衛生面について。
マツエクや自まつげ、目に関する根本的な知識をしっかりと学ぶことで、アイリストとしての技術の幅が広がっていくのです。
技術
スクールのカリキュラムでは施術の方法、マツエクのデザインについてのみならず、ワゴンのセッティング方法や前処理の仕方まで学びます。アイリストとして活躍するためには、やはりしっかりとした技術が必要。アイリストスクールでは実践に生かせる技術の取得が可能なカリキュラムが用意されています。
接遇応対
どれだけ一流の知識と技術を持っていても接客マナーやカウンセリングのテクニック、クレーム応対術が身についていなければ、プロのアイリストとして活躍することは難しい、といえます。そのため、アイリストスクールでは、プロとして活躍するために必要な接遇応対やコミュニケーション術のカリキュラムを用意しているところも多いようです。
▼以前Beautéでは、マツエクスクールと専門学校との違いや、マツエクスール通学に必要な費用などの記事を掲載しています。
こちらの記事も参考にしていただき、自分にはどのようなコースがあっているかを検討してみてはいかがでしょうか。
マツエクサロンの研修期間に学ぶこと
アイリストスクールのカリキュラムを終了したら、即アイリストとしてデビュー・・・というわけではありません。ほとんどのサロンでは、アイリストとしてデビューするまでに「研修期間」を設けています。研修中はさらに知識や技術を深め、業務に携わる部分をしっかりと身につけるための期間なのです。
期間はどれくらい?
研修期間はサロンによって異なりますが、短いところで1~3か月、長いところで半年程度に設定しているところが多いようです。
また、期間ではなくモデル人数のノルマをこなすまでや、技術チェックテストに合格するまで、など独自の基準を設けているサロンもあります。
研修内容は?
研修内容もサロンによってさまざま。技術面では、実際にお客様に施術をしてスキルを磨いていく場合もあれば、一定レベルに達するまでひたすらモデルさんに施術を行う場合もあります。
また知識面では、目や自まつげ、肌に関する知識の復習や店舗で使用する道具の使い方やお客様へのカウンセリング方法、電話応対の講習を設けているサロンもあります。
研修中に教わる内容は、いわば「基礎」の部分。しかし、この基礎が、その後アイリストとしてレベルアップする土台となります。
研修期間に基礎をしっかりと固めておくことが非常に大切なのです。
サロンによっても違う?アイリストのデビューまでに、どのレベルを求めるか
サロンに「これなら実際にアイリストとしてデビューしても問題ない」と判断してもらうためには、どの程度の知識と技術が必要なのでしょうか。詳しく解説していきましょう。
知識が実践に生かせるか
アイリストとして学ぶべき知識は数多くあります。マツエクやグルーの特性などの専門知識や、目や自まつげに関すること。さらにはお客様の要望をきちんと聞き出すことができるカウンセリング能力など。
しかし、これらの知識が身についていればそれで良しなのか?というと、そうではありません。
アイリストスクールのカリキュラムやサロンでの研修で得た知識を実践として生かすことができて、初めてアイリストとしてデビューすることができるのです。
技術は最も重要
アイリストスクールのカリキュラムやサロンの研修では、技術の取得、向上に大部分の時間を割いています。そこからも分かる通り、アイリストとしてデビューできるかどうかは、技術力があるかが大きな指標となります。
- マツエクの仕上がりはきれいか
- マツエクのモチがいいか
- グルーやマツエクの特性を生かした施術を行っているか
など、技術に関しては数多くのチェック項目を設けているサロンがほとんどです。これらサロンが独自に設けているチェック項目をクリアできることが、アイリストデビューの必須条件なのです。
接客マナーはきちんとしているか
アイリストという仕事は技術職+接客業。お客様への確かな接遇応対ができるかどうか、というのも重要なポイントです。目という重要なパーツを取り扱う仕事なのですから、お客様に信頼していただくことがとても大切。
そのためにもお客様の心に寄り添う接客を会得しておく必要があるのです。
知識、技術、そして接客・・・。アイリストとしてデビューするには、アイリストスクールやサロンの研修期間にインプットした情報を、正確にアウトプットできるようにしておかなければなりません。
まとめ
アイリストになるためには、スクールやサロンで一定期間、しっかりと専門的な知識と技術を磨く必要があります。また、晴れてアイリストになってからも、継続的に知識や技術の取得、レベルアップに励む必要があります。またアイリストには、高い知識と技術のみならず、忍耐力や集中力も求められます。常に進化する業界で、活躍し続けるためには、メンタル面でもたゆまぬ努力が必要となるのです。
しかし、アイリストは努力すればしただけ達成感と充実感を得ることができる、とても魅力的な職業ですので、志す人が増えることを期待しています。191107Eco