アイリストの職業病『腰痛』。施術椅子の見直しや日々できること

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お客様の目元を魅力的に演出するアイリストですが、細かな作業や座り仕事が原因で肩こりや腰痛になる人もいます。なかには、アイリストにとって必須アイテムでもある施術椅子が自分に合っていないことが、腰痛の原因になることもあるのです。今回は、腰痛の原因とおすすめの施術椅子、腰痛改善グッズを紹介しましょう。また、日頃から取り組みたい腰痛の予防法もまとめました。

アイリストは腰痛になりやすい?

アイリスト 腰痛出典:アイリスト目線で「疲れにくい施術体勢」「ベッドセッティング」はどれくらいがベスト?

アイリストは施術をするときに前かがみになるため、デスクワーカーよりも腰に負担がかかりやすく腰痛になりやすいといわれています。また、施術時間が長時間に及び、施術中の姿勢が固定されるのも、アイリストが腰痛になりなりやすいとされる原因のひとつです。常に体を伸ばす、動かすなどの対策ができれば腰痛予防が可能ですが、忙しいときにはほぼ同じ姿勢で1日中座りっぱなしということも珍しくありません。

初期段階の腰痛の場合、施術や日常生活にあまり支障はありませんが、慢性的な腰痛になると痛みで集中力が低下し、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
痛みを緩和するために痛み止めを服用するアイリストもいますが、できれば痛みの根本を解消することがベスト。日常生活に支障が出るほどの腰痛を患ってしまう前に、施術姿勢使用している道具などを見直してみましょう。

アイリストが座る施術椅子(スツール)が原因の可能性も…

アイリスト 腰痛

マツエクやラッシュリフトなどの施術をするときはお客様にベッドに寝てもらうのが基本ですが、なかには寝そべることができないというお客様もいます。そんなときはリクライニングチェアをお客様の負担にならない角度まで倒し、いつもよりも高い位置で施術をすることも。その際、アイリストは体を捻じったり足を踏ん張ったりと無理な姿勢になり、より体へ負担が蓄積するケースもあります。

アイリストが使用している施術椅子は、基本的にキャスター付きの小ぶりな座面が付いているシンプルなデザインが人気。ただし、椅子の高さ調整ができないタイプの場合、アイリストの体型によっては高すぎる、低すぎるということが発生し、腰への負担が増える可能性があります。また、キャスターが付いていない椅子は施術中に適宜移動させる手間がかかり、無理な体勢になりやすいといったデメリットも。さらに、座面のクッション性がない椅子直接腰に負荷がかかりやすいため要注意です。

腰痛におすすめの椅子&グッズ紹介

マツエクやラッシュリフトといった施術中の体への負担を軽減し、腰痛を予防できるおすすめの施術椅子や、腰痛対策グッズをご紹介します。既に腰痛に悩んでいる人はもちろん、腰痛予備軍のアイリストのみなさんや予防したい方などは参考にしてみてください。

【GANA】スツール カルマース

アイリスト 腰痛出典:EYELASH GARAGE

施術中に正しい姿勢をキープできるようサポートする、オリジナルの座面を採用したスツールです。そのため、腰痛予防だけでなく疲れの軽減にもつながるでしょう。もちろん、作業しやすいようキャスターも付いています。
ウォームグレー、ヌードベージュ、ホワイト、ブラックの4色が展開されており、サロンの雰囲気に合うものを選べるのもおすすめポイント。高級感のあるレザー長の素材を使用し、サロンの景観を乱しにくいのも特徴のひとつです。

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背もたれ付スツールⅡ

アイリスト 腰痛出典:EYELASH GARAGE

厚みのあるクッションが採用された、疲れにくい仕様のスツールです。座面下には簡単に高さ調節できるレバーが設置されていることから、個々にマッチする高さに設定でき、腰の負担を軽減します。また、安定感のある角度を意識した背もたれ付きで、アイリストの体を労わる設計も魅力のひとつです。
座面にPVCレザーを使用し、汚れにくく耐久性に優れているため、長く使うことができます。キャスターの取り外しも可能で、掃除の手間を軽減する機能も兼ね備えているアイテムです。

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ゲルクッション

アイリスト 腰痛出典:Amazon

椅子の買い替えが難しい場合は、クッションを有効活用してみましょう。「Serene freestyle」の無重力ゲルクッションは、ハニカム構造を採用。長時間の座り作業でお尻の血流が悪くなるのを防止し、腰痛や座り姿勢の崩れ、骨盤のゆがみを軽減します。
専用のカバーには滑り止めが施されているため、小さめの椅子に敷いても滑り落ちにくいでしょう。また、ハニカム構造のため通気性が良く、オールシーズン使えるのもうれしいポイントです。

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高反発 円座クッション

アイリスト 腰痛出典:Amazon

こちらは小ぶりなタイプのドーナツクッションです。施術イスに乗せやすい可愛いフォルムも魅力的で、お客様の目に触れても安心。素材は高反発ウレタンを使用しており、座ったときの腰への負荷を軽減できます。また中央に穴が開いているため、体の中心が真ん中に寄り背筋を伸ばした姿勢でも疲れにくいでしょう。座り仕事の場合、お尻の血流が悪くなるために痔になりやすい傾向があるので、痔予防にも効果があります。

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アームレスト

アイリスト 腰痛出典:EYELASH GARAGE

こちらは、マツエクやラッシュリフトといった施術の際に、肘を置いて腕を安定させられるアイテムです。肘を浮かせることなく作業できることにより正しい姿勢をサポートし、腰痛や肩こりから体を守ります。ガス圧式昇降機能が備わっており、スムーズかつ無段階で高さ調節が可能。個々に合わせた高さで作業できます。
ベッドと椅子の間に置くことを考慮して、足元をすっきりとしたデザインにしている点も特徴です。腕が疲れる、腰がつらいといった症状を和らげてくれるかもしれません。

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日頃からできる腰痛対策は?

アイリスト 腰痛

ここでは、サロンで使用する椅子などの道具を見直すといった方法以外に、日頃からできる腰痛対策についてご紹介します。

ストレッチを取り入れる

腰痛を予防するためには、筋肉をしなやかに整えておくことが大切です。そのためには簡単なストレッチがおすすめ。例えば、仰向けに寝転び、両足を両手で抱え込んで腰を伸ばすストレッチが代表的です。また、うつぶせになった状態で膝を床につけたまま、上半身だけを持ち上げるストレッチもあります。
お風呂上りや寝る前などのちょっとした時間を活用して、3~5回程度行ってみてください。時間に余裕があれば、1セット3~5回を1日数回やってみると良いでしょう。

適度な運動をする

腰痛を予防するには、筋肉を強化しましょう。そのためには、ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。より腰の負担を軽減した有酸素運動を行いたい場合には、水中でのウォーキングが良いとされています。水中では水の抵抗によって筋肉強化することが可能。加えて、浮力があるため腰への負担を軽減できます。

入浴をする時間を確保する

入浴は、血行促進や緊張した筋肉をほぐす効果が期待できます。そのため、腰痛予防にもぴったりです。また、腰痛は日々のストレスによって起こることもあるため、入浴によってリラックスできる時間を確保することで予防になるとも考えられています。できるだけゆっくりと入浴できる時間を確保してみてください。

まとめ

アイリストにとって腰痛は、いやでも付き合っていかなければならないこともある問題。痛みによってパフォーマンスの質が低下しないためにも、椅子の変更や腰痛予防グッズなどを取り入れるのがおすすめです。加えて、正しい姿勢を心掛け、ストレッチや適度な運動などの自分に合った腰痛対策をしっかりと行い、慢性化しないようにうまく付き合っていってくださいね。

※本記事の内容や価格はすべて、2025年2月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。

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