もうアイリスト辞めたい…、そんなスランプアイリストに届けるスランプ脱出の秘訣
「最近マツエクの技術に自信が持てない」「接客にマンネリを感じる」「将来ずっと続けていける気がしない…」など、アイリストとしてのスランプに陥ることもありますよね。スランプからなかなか抜け出せないと、「このままでいいのかな」「もうアイリスト辞めようかな」と考えてしまう場合もあるでしょう。
けれどせっかく就けたアイリストの仕事なのだから、簡単に挫折してしまうのは考えものです。ここでは、壁を乗り越えてスランプを脱出するための秘訣をお教えします。
スランプはなぜ起こる?
スランプへの対処法を理解するために、まずは、スランプとはそもそも何なのか、なぜ起こるのかを見ておきましょう。
スランプとは?
【スランプとは】
一時的な不調に陥り、実力が発揮できずに仕事能率や成績が落ちる状態のこと。
つまりスランプとは、「ずっとできない」ではなく、あくまで一時的にうまくいかないと感じる状況だと考えましょう。
スランプが起こる原因
スランプが起こる原因としては、次のようなものが挙げられます。
- 仕事で何かミスをしたため
- 目標や目的を見失ったため
- 頑張りすぎて疲れたため
- 過度なプレッシャーを感じているため
- 仕事の流れがルーティン化したため
◇仕事で何かミスをしたため
まず考えられるのが、仕事で一度ミスをしてしまった、あるいは何度かミスが続いてしまったことが原因のケースです。ミスをしてもすぐに立ち直れるのなら問題ありませんが、そうではなく、ミスしたことをいつまでも気にして引きずると、仕事に自信が持てなくなり、スランプに陥ります。
たとえば、お客様のご希望をうまく汲み取れておらず、施術をしたあとで「イメージと違った」とクレームを言われてしまったとしましょう。すぐに「次どうしたら良いか」を考え、プラスにつなげなれれば問題ありません。けれどそうではなく、アイリストとしての自信を失くしたり、「またクレームを言われたらどうしよう」という不安を抱いたりすると、スランプに陥る場合があります。
◇目標や目的を見失ったため
もうひとつ考えられるのが、仕事における目標や目的を見失っているパターンです。仕事をするうえで明確な目標や目的がある場合は、日々の業務もやる気を持って前向きに取り組むことができます。
ところがそれまでの目標をすでにクリアしてしまうと、仕事に張り合いを感じられなくなることもあるでしょう。また、毎日忙しさに追われて業務を淡々とこなすうちに、仕事をする目的を見失うケースもあります。目標や目的が分からなくなるということは、自分のなかでの軸を持たずに仕事をするのと同じことです。軸がなければ当然、考え方や行動などもブレてしまい、「どうしたら良いか分からない」というスランプにもつながります。
◇頑張りすぎて疲れたため
それまで頑張りすぎたことが原因で、スランプに陥る場合もあります。全力で仕事を頑張ることはもちろん悪いことではありません。けれどずっと頑張り続けていると、ふとしたきっかけで気持ちが途切れたときに、どっと疲れを感じてしまいます。一度気持ちが途切れると、それまで頑張っていたぶん、反動でやる気がなかなか持てなくなり、スランプに陥るのです。
◇過度なプレッシャーを感じているため
周囲からのプレッシャーも、ときとしてスランプの要因になります。周囲が自分の実力以上の成果を期待していたり、過度な期待が長く続いたりすると、プレッシャーを感じていつも通りの実力を出せなくなるのです。実力をじゅうぶんに出せないと、「なんだかうまくいかない」と感じ、スランプにつながります。
◇仕事の流れがルーティン化したため
アイリストとしてある程度長く働いていると、カウンセリングからマツエクの施術まで、ひと通りの流れが自分のなかでルーティン化してきます。仕事をルーティン化すること自体は、日々の業務をスムーズに行ううえで決して悪いことではありません。けれどルーティンワークに慣れてしまうと、仕事がマンネリ化して張り合いや楽しさを感じなくなったり、逆に何かひとつうまくいかなかったときにパニックになったりします。いずれも、うまく対処できないとスランプにつながる要因です。
スランプがもたらす影響
それでは、仕事でスランプに陥るとどんな影響があるのでしょうか?主に次のようなことが考えられます。
- 仕事が楽しくなくなる
- 表情が暗くなる
- プライベートも楽しめなくなる
◇仕事が楽しくなくなる
スランプがもたらす何より大きな影響が、「仕事が楽しくなくなる」ことです。技術的なスランプを感じると仕事自体をどうしても楽しめなくなります。自分自身が仕事を楽しめていなければ、お客様にも最高の接客ができません。いつもどおりの接客ができないと、最悪、そのことが原因でリピーターになっていただけなかったり、お客様が離れていったりすることもあるでしょう。
◇表情が暗くなる
アイリストは、お出迎えからカウンセリング、マツエクの施術まで、お客様をリラックスさせられる明るい笑顔を常に心掛けなければなりません。けれどスランプに陥ると、どうしても表情が暗くなってしまいがちです。こちらが暗い表情のままでは、お客様に安心していただけないばかりか、ときには不快に感じられることもあります。
◇プライベートも楽しめなくなる
仕事でのスランプの影響は、仕事だけではありません。仕事がうまくいかないと、仕事以外の時間でもそのことで悩んでしまい、[/btp_line]プライベートも楽しめなくなります[/btp_line]。プライベートで息抜きができないと仕事にも悪影響を及ぼし、ますますスランプから抜け出せなくなるという悪循環に陥る場合もあるでしょう。
この他にも、スランプに陥ると仕事やプライベートにさまざまな影響が出てきます。すべてが悪化して「もうアイリストをやめるしかない」と感じる前に、スランプへの対処法をいろいろと試してみることが大切です。
スランプから脱出!対処方法とは
それでは、スランプから脱出するためにはどのような対処法をとれば良いのでしょうか。具体的には、次のような方法がおすすめです。
- プラス思考を意識する
- スランプの原因から一度距離を置く
- 他の人の意見を聞く
- できることを大切にする
◇プラス思考を意識する
スランプになると、「私はダメだ」「何をやってもできない」というマイナス思考に陥ります。このマイナス思考が、スランプをさらに助長する原因のひとつです。スランプに陥っていると感じたら、マイナス思考を捨て、「大丈夫」「私ならできる」といったプラス思考を常に心掛けましょう。
◇仕事から一度距離を置く
スランプから脱出するには、[/btp_line]スランプの原因から一度距離を置いてみる[/btp_line]のも良いでしょう。いちばん手っ取り早いのは、思い切って休暇を取り、仕事から離れて気分転換をすることです。のんびり過ごして疲れを取るのも良いですし、旅行などに出かけてリフレッシュするのも良いでしょう。気持ちをリセットしてからふたたび仕事に臨むことで、意外とすんなりとスランプから脱出できる場合もあります。
◇他の人の意見を聞く
ひとりで悩み続けても、なかなか問題は解決しません。ときには周囲に相談して、アドバイスを求めることも大切です。相談するだけでも考えが整理できて頭がスッキリしますし、さらに周囲の意見を取り入れることで、思わぬことから解決につながる場合もあります。マツエクの技術面はもちろん、カウンセリングなどに関しても、尊敬している先輩アイリストに相談してみると、経験をもとに的確なアドバイスをもらえるはずです。
◇できることを大切にする
いろいろと試してみて、それでもうまくいかないときは、まずは「できることを大切にする」ということを意識しましょう。たとえば、カウンセリングでの要望のすり合わせはきちんとできているのに、マツエクの施術の段階でイマイチうまくできないと感じているとします。この場合「思うような施術ができない」ということだけ考えるのではなく、「カウンセリングはきちんとできている」ということにも目を向け、その部分を大切にしましょう。自分で自分を褒めてあげる、認めてあげることが何よりも大切です。今できていることを大切にしていけば、仕事への自信も回復し、スランプ脱却にもつながります。
まとめ
一度スランプに陥ると、「ずっとこのままなのではないか」と不安に感じ、アイリストの仕事自体から逃げ出したくなることもあるでしょう。けれど、スランプはあくまで一時的なものです。「いつかは抜け出せる」と信じて、スランプから抜け出すための工夫をしてみましょう。スランプの壁を越えることで、アイリストとしてもひと回り成長でき、今後の自信にもつながるはずですよ。200218Ena