プロが教える『3つの鉄則』エクステを綺麗に長持ちさせる方法とは?

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施術者が1本1本丁寧に施術したマツエク。商材の選定や、無理なつけ方をしていないか、根元は浮いていないか…など施術時に気を付けることは沢山ありますが、折角綺麗につけたマツエクですから、出来る限り長持ちさせたいですよね。お客さまにどんなケアをして頂くと綺麗に長持ちさせることができるのでしょうか。簡単に説明できるようプロに重要なポイントを聞いてみました。

そもそもマツエクのモチってどれくらいが平均なの?

個人差はありますが、マツエクのモチは約3週間~4週間です。
マツエクを付けたことがある人なら、朝起きた時に枕に落ちたまつげや、取れたまつげを見る悲しさは共感しあえる部分があるでしょう。つけた時のような綺麗な状態が続くのは2週間程度が限界で、そこから徐々にばらつき始めます。毛周期があるのがまつげの宿命ですから、生え変わるのに合わせて取れていくのは仕方のないことです。また、マツエクの接着剤として使うグルーは、どんなに強固なものでも、目元に使うものですので耐久力にも限界があります。しかし、お手入れ方法によっては早くとれてしまうことを防ぎ、長持ちをさせることも可能。このあと、長持ちの秘訣を紹介していきます。

マツエク長持ちの3つの鉄則

マツエク長持ちの3原則は、ずばり【濡らさない・触らない・こすらない】です。

1.濡らさない

一般的にオイルクレンジングを使うと取れやすいということは徐々にお客さまの中でも浸透してきていますが、意外と知られていないのが“濡れる”ことにより持ちが悪くなるということ。濡れた状態が長く続くことで、接着剤の劣化を早めてしまいますので、乾いた状態をキープすることが大切です。
まずは毎朝の洗顔と入浴。最もダイレクトにまつげが濡れてしまう瞬間です。それならまつげは洗わない方がいいの?とも頭をよぎりますが、まったく洗わないというのも実はマツエクにとっては大敵。寝ている間に付着したほこりや、お化粧をしない方でも日中自然と出る皮脂をそのままにしておくと、汚れがたまって目元のトラブルを招いてしまいます。そのため洗顔は必須。しかし大事なのはその後、濡れたまま放置しておかないこと。グルーの劣化が進み、持ちが悪くなってしまいます。

長時間の入浴も注意が必要です。半身浴、温泉やサウナ、美顔器のスチームもグルーにとっては避けたいところ・・・また、目薬を点す方も注意が必要です。目からはみ出た目薬は水分としてグルーの劣化を早めてしまいので、点眼後はティッシュなどではみ出た目薬をふき取って頂くのがおすすめです。

更に、プールの塩素や海水はより劣化をすすめてしまいます。直接濡れた、濡れていないにかかわらず、一度真水で洗い流してから乾かしていただくことが大切です。洗顔&入浴後はドライヤーの冷風で遠目から乾かして頂くと、グルーが乾いた状態が保たれ、持ちがよくなります。

2.触らない

日常のシーンの中でもつい何気なくまつげを触ってしまうこと、ありますよね。メイクの時に向きを整えようとしてうっかり指で触ってしまったりすることがあるかもしれませんが、指についている皮脂も劣化を進める原因の一つになってしまいます。マツエクを整えるときはブラシを使って直接指で触らないということもおさえておきたいポイントです。
また、洗顔やお手入れの際にも直接エクステに触れないよう注意が必要です。目頭や目尻は触りやすい方が多いのも実情です。カウンセリングの際、「よく触ってしまうんです」というお客さまの場合は、「目頭は指一本分外して施術」をしたり、「目尻の2~3本分を付けない」という提案もしてみましょう。

3.こすらない

眠い時やうつぶせ寝などだけでなく、メイク時やクレンジングの際にこすってしまうのも注意が必要です。グルーでしっかり装着しているとは言え、固定されている範囲は幅0.1ミリ・長さ3~5ミリ程度、特に左右の摩擦に弱く、最も気を付けるべきポイントとも言えるでしょう。日常的に目をこする癖のある方は、まずは触らない習慣をつけていただくこが大切です。
また、気を付けにくいのですが、寝ているときにこすれて取れやすいという方も多いです。お客さまの寝る姿勢をお伺いし、横向きで寝ることが多いという方には、取れやすい目尻のエクステを少し短くしたり、左右どちらかが取れやすいという方には、予め取れやすい側を何本か多めにつけたりすることで、つけてから日がたっても左右アンバランスになりにくくしましょう。
こすってしまった事により、根元部分からはがれやすくなり、根元が浮いてチクチクして痛みやかゆみの原因になってしまったり、取れかかったエクステが角膜を傷つけてしまうこともあるので、注意が必要です。

プロとして、以上3つの原則をしっかりお伝えしましょう。

長持ちさせるためのアイテムとは

色々なお手入れ方法を挙げましたが、お手入れの際に使用するアイテムによっても持続力は変わります。

まず、メイクポーチの中に「スクリューブラシ」と「ティッシュ」を常備し、マツエクの向きを整えるときにはブラシを、涙が出た場合や汗をかいた際にはティッシュで水分・油分を触れずにそっとふき取ること。
そして、クレンジングや洗顔料はサロン専売か、マツエク装着中もOKなものを使用し、洗顔後はかるくタオルで水分をオフした後、「ドライヤー」で冷風を遠目にあてるようにしましょう。

マツエク施術後は美容液を使用する人も多いと思いますが、美容液をつける際も、グルーの接着面に触れないよう、根元にしっかりと美容液を塗るようにしたいですね。

まとめ

マツエク長持ちのための3つの鉄則、覚えられましたか?また、日常のちょっとしたひと手間や、クレンジングを変えるだけで驚くほど持ちが変わります。

プロとして施術でモチが良くなるよう努めることはもちろんですが、お客さまにアドバイスできる幅を増やし、自信を持ってお勧めできるケア用品の知識を身に着けておくことも重要です。ぜひ日々のコミュニケーションに活かしてみてくださいね。

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