アイリスト管理者の魅力や難しさはどんなところ?先輩たちに聞いてみました
マツエクサロンでは、売れっ子アイリストが経験を積んだ後のキャリアアップとして、“アイリスト管理者”を任されることはよくある事例ではないでしょうか。今まで現場でプレイヤーとして活躍してきたアイリストが、管理者になると、自身とお客様の事の他にスタッフやサロンのことも考えなければいけなくなります。そこで今回は、現役のアイリスト管理者を対象に、管理者の魅力や難しさについてアンケートを実施しました。
プレイヤーと管理者の二刀流
過去記事でも紹介していますが、“アイリスト管理者”の場合、アイリストとしての業務と管理者としてのマネンジメント業務どちらも行なう二刀流の働き方が求められます。そのため、今まで通りお客様を施術して個人の売上を出すことはもちろんですが、後輩アイリストの育成やサロン全体の生産性をアップさせるなどのマネジメント業務が重要視されるのです。
今回は、リアルな現場の声を集めるために、現役のアイリスト管理者を対象にアンケートを実施しました。
アンケート1:管理職の仕事、どんなことをされていますか?
「会社の理念達成と同時に、利益を上げられるよう、スタッフのモチベーションを保つための面談、技術接客指導、顧客満足度を高めるための店ミーティング、お客様やスタッフが喜んでくれそうな企画やキャンペーンを考えたりしています。結論、自分以外の“人”に対してどんなコミュニケーションを取るべきなのかをずっと意識していると思います。人をコントロールすることは出来ないので、自分が人に合わせて変えるということですね」
「スタッフとのコミュニケーションをとりサロンを円滑に運営できるようにしていますが、“管理”と言うのは特にはしてないです」
「現場での指示、報連相、共有などを行っています」
「店長として従事しています。店舗の管理として、シフト作成やスタッフのメンタルケアなどを行っていますね」
「主に店舗の管理、マネジメント、育成などを行っています」
管理者ならではの困難とは?
過去記事でも紹介していますが、「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、プレイヤーとして現場の最前線で活躍するアイリストと、お店に関わる全てのことの責任を持ってまとめる管理者は、受け持つ仕事内容が異なります。そのため、管理者ならではの困難もあるようです。
アンケート2:管理職になってから大変だったことはなんですか?
「当たり前かもしれませんが、自分は出来るけど、メンバーが出来ないこと…。方法を提案しても実行しないメンバーのモチベーションをいかに上げるか。後は時間の使い方ですね、自分が売上とり、スタッフも売り上げを取れるようにするための時間管理をするのが大変でしたね。自分はいくらでも仕事に時間を費やせるタイプなので気にならないのですが、メンバーからするとそれをプレッシャーに感じたりすることもあったようです」
「自分のことだけやってればいいというわけではないこと」
「決めたことを始めてからの途中経過の確認、反省、改善をすることが大変でした」
「店舗を任され、自分の思い描く店舗にして良いと裁量を与えられましたが、なかなか上手く理想を形に出来ないことです。自分一人でやっているわけではないので店舗全体の足並みを揃えるためにスタッフ一人ひとりに寄り添って声がけをしたり、進捗を追ったりなど、多岐にわたる業務を上手に進めることが難しかったです。」
やはり管理者になると、目に見えない業務などが増えてくるようですね。
アンケート3:管理職になってから、思い描いていたこととのギャップを感じたこととは?
「店舗の売上は、“上がれば上げられるだけいいもの”くらいにしか考えていませんでした。しかし業績を上げ続けるために、ことスタッフ一人ひとりの価値観を尊重しながら、店舗運営をどうリードすべきか。“こんなお店にしたい”という思いだけを持って役職に就いたので最初は苦労しました。色々考えないといけないことがたくさんあるんだなということがギャップだったように思います」 「管理職の先輩方が当たり前にできていることを、いざ自分がするとなると大変だと感じました」
「会社から指示が出た仕事はまず自分がやらないといけないと思っていましたが、他のスタッフに任せられる内容は任せて、まずはスタッフ育成に注力するなど、業務の優先順位の付け方にギャップを感じました。」
「スタッフ一人ひとりタイプが違ってそれぞれに合った接し方をしなければならないことが難しいと感じています。管理職になる前は自分なら与えられた仕事に対しては確実に結果を出せると思っていましたが、実際、管理する立場に変わってからは、個々のスタッフえの接し方に悩むことが多いです。今も答えが出ず試行錯誤しています」
「人を育てる難しさ、自分と正反対のスタッフの考えを受け入れなければいけない難しさがありました」
管理者だから味わえる達成感とは?
過去記事でも紹介していますが、アイリストとしてしっかりと経験を積んだ人のみが任さられる管理者というポジション。スタッフの成長に喜びを感じることができるのがアイリスト管理者のメリットでもあります。
アンケート4:管理職だからこその達成感を感じたことは何ですか?
「メンバーが嬉しい報告をしてくれたとき、店舗として好成績を残せたときや、自店のメンバーが評価されたとき。人の成長を感じたとき。大変なことも多いですが、その分嬉しい瞬間も多いなと感じました。ひとりのメンバーとして自分の成長だけに目を向けていたときと、店舗全体の成長に目を向けていた時ときの違いではないでしょうか」
「指導してきたスタッフが成長したときに達成感を感じますね。また、サロンの売上が上がったときやサロンのスタッフとの一体感を感じたときです」
「スタッフが信頼してくれているなと感じれたときです!」
「みんなで決めた目標に一生懸命取り組んで、結果が出せたときや、団結力が高まったときに達成感を感じています」
「自分が立てた作戦でスタッフが結果を出したり、やりがいを感じてくれたときに達成感を感じます!」
「何よりもスタッフの成長を感じたときです」
やりがいや成績、売上目標などさまざまな指標は店舗によって違うと思いますが、やはりスタッフと一緒に成長できると感じることで達成を感じる管理者が多いようですね。
アンケート5:管理職のやりがいはなんですか?
「人の成長を喜べること。大変な分、人生経験もより豊かになりますし、結果的に自分が成長できていると感じます。“大変そうだからやりたくない”という方も多いと思いますが、その立場に立った人にしかその立場の人の気持ちはわからないと思うので、自分の価値観も広がります。もしチャンスがあるのならば、失敗してもいいから自分のためにもトライしてみて欲しいなと思います。中々チャンスが巡ってくる人の方が少ないと思うので。ただ、やらない人生を選ぶのもそれもまた自分次第。もし選ばれたのならば大変だと感じる以上に、光栄なことで、自分の価値が評価されたという喜びを感じてもらえたらいいなって思います♡」
「頭をフルに使えることですかね」
「皆が笑顔で楽しく働けていることです!それにより、売上アップできたり、同じ方向を向いて頑張ることできたり、ポジティブに皆がなってくれたら嬉しいです」
「みんなの成長が感じられること。頼ってもらえることがやりがいですね」
「スタッフとの関わりで一喜一憂できることです!また、人との繋がりをすごく感じられること!」
「スタッフの成長とスタッフの笑顔がやりがいに繋がっています」
まとめ
現役のアイリスト管理者を対象に、管理職についてのアンケートを実施したところ、大変なこともあるけどその分達成感とやりがいを感じているという回答が多く集まる結果となりました。プレイヤーとしてのアイリストと、管理職としてのアイリスト管理者どちらも受け持つ仕事内容は異なりますが、それぞれの仕事内容をしっかり理解した上でやりがいをイメージして進んでいけば、管理職はとても魅力的な仕事なのではないでしょうか。200703Eym