フラットラッシュがマツエクサロンの単価UPに有効な理由とは?わかりやすいおすすめの仕方も解説
マツエクの毛質にはいくつか種類がありますが、「目元をボリュームアップしたい」「つけまつげのような仕上がりが好み」というお客様におすすめなのは“フラットラッシュ”です。今回はマツエクサロンでフラットラッシュが単価UPにつながる理由と、お客様へのおすすめの仕方を学んでいきましょう。
フラットラッシュの単価UPポイント①魅力を伝えやすい
フラットラッシュの最大の単価UPポイントは、お客様と技術者両方に魅力を伝えやすいこと。まずはどんな魅力があるのかおさらいしていきます。
- エクステ自体が軽く、自まつげへの負担が少ない
- 少ない本数でも濃く見せることができる
- 軽量なので根元から自まつげを立ち上げる“リフトアップ効果”がある
- 接着面積が広く自まつげへの密着度が増すため、モチが良い
- 根元が自まつげにフィットするため、しっかり装着でき、安定感があって倒れにくい
エクステ自体が軽いのはフラットラッシュならではの特徴です。以下の画像で従来のエクステと比較してみましょう。
エクステの断面が平たい形状になっているフラットラッシュは従来のエクステよりも断面積が小さく、そのぶん軽くなります。重さは約1/3で、実際に触るとそのやわらかさを実感できるでしょう。エクステが軽いほど自まつげへの負担が小さくなるので、まつげが弱いお客様にもおすすめです。
また、少ない本数でも目元をボリュームアップさせられるのもフラットラッシュの特徴です。画像右の先端部分に注目してみましょう。枝分かれした独特の形状によって、従来のエクステと同数つけたとしても、より濃く見せられます。エクステ自体の軽さによるリフトアップ効果も、目元を濃く、はっきり見せる要素のひとつです。
モチの良さもフラットラッシュの魅力。その理由は自まつげとエクステをくっつけるグルーの付き方にあります。
こちらの画像を見てみましょう。断面が平たく独特な形状になっているフラットラッシュは、断面の丸い自まつげとフィットしています。エクステのくぼみにグルーが入り込むので、断面がどちらも丸い“従来のエクステ×自まつげ”よりも密着度がUP。接着面が広いぶん、美しい状態がより長く続きます。
フラットラッシュの魅力は一見“お客様にとっての良さ”に思えますが、見方を変えると技術者であるアイリストへの魅力とも言えます。アイリストにとって大切なのは、お客様の施術に対する満足度とアイリストへの信頼感。お客様へフラットラッシュの魅力がじゅうぶん伝わり、実感してもらうことは、アイリストにとってメリットとなります。
フラットラッシュの単価UPポイント②時間単価が変わらない、またはUP
フラットラッシュはシングルラッシュと同じ要領で装着するので、ボリュームラッシュほど難易度は高くないと言われています。
ボリュームラッシュは複数の極細エクステを束にして装着するため、仕上がりの美しさや安定感を実現するためには一定の技術力が必要です。ボリュームラッシュの最大の特徴はボリュームを出せること。こちらの特徴はフラットラッシュにも共通しているため、根元が1本のフラットラッシュのほうが“アイリストにとって装着しやすい”と言えるでしょう。
シングルラッシュと比べても、アイリストによっては「フラットラッシュのほうが装着しやすい」と感じる場合があります。くぼみのあるフラットラッシュは自まつげとの密着度が高く、安定しやすいのが特徴。施術に慣れれば丸いもの同士をくっつけるよりも簡単に感じることがあります。
エクステ自体の価格については、シングルラッシュよりもボリュームラッシュやフラットラッシュを高く設定しているマツエクサロンがほとんどです。
<フラットラッシュとの比較>
シングルラッシュ |
施術にかかる時間は同等程度で、フラットラッシュよりも価格が低い |
ボリュームラッシュ |
フラットラッシュと価格は同じくらいだが、施術に時間がかかる |
装着技術の難易度とエクステ自体の価格をふまえると、フラットラッシュの時間単価は変わらない(またはUPする)と言えます。こちらもフラットラッシュの単価UPポイントのひとつです。
フラットラッシュの単価UPポイント③リピート率が高い
実際に試してみたお客様のリピート率が高いのもフラットラッシュならでは。さきほど紹介した魅力と照らし合わせながら、フラットラッシュがどんなお客様に向いている毛質なのか見てみましょう。
- 自まつげ自体が弱い、または自まつげの負担を減らしたい人
- 目元をより自然にボリュームアップさせたい人
- 自まつげの下がりが気になる人、目元をリフトアップさせたい人
- マツエクにモチと安定感が欲しい人
こちらのような要望のあるお客様がフラットラッシュを試してみれば、その魅力を実感してリピートにつながります。エクステのモチが良くなるとそのぶん来店周期は伸びてしまいますが、満足度が高まればリピート率も高まるもの。フラットラッシュのおすすめと合わせてまつげ美容液などの販売にも力を入れれば、単価UP率がより高まるでしょう。
フラットラッシュのおすすめの仕方は?
マツエクの種類としてフラットラッシュを知らない、あまりなじみのないお客様もいます。フラットラッシュを知ってもらうための体制づくりと、アイリストからの後押しという2つの提案を使っておすすめしていきましょう。
フラットラッシュがどんなものか知ってもらうための体制づくり
お客様にフラットラッシュを知ってもらうには、名前やイメージを目にするPOPを活用するのが有効です。マツエクサロン内に、流行を強調するPOPや魅力を簡潔にまとめたPOPを貼りましょう。場所としては、受付周りやカウンセリングコーナーなど、お客様の視界へ自然と入るところが◎です。よりPOPを際立たせるために、販促用のポスターと合わせてサロン独自で作成したPOPを使いましょう。
毛質のサンプルを実際に触れるように展示する
また、毛質のサンプルを展示するのも体制づくりのひとつです。フラットラッシュの特徴であるやわらかさをお客様に実感してもらうには、触ってもらうのが一番の近道。サンプルを展示するときは、シングルラッシュやボリュームラッシュも並べて比べられるようにしておくと魅力が伝わりやすくなるでしょう。
お客様によると、「アイリストさんが準備している間に手に触れられるところにあってついつい触ってしまい…“今日はこれ試してみたいんですけど”とお声掛けしちゃったのがきっかけでした」という方は多いようです。
「よかったら実際に触れてみてください」とお声掛けしてから離席するなども有効ですね。
アイリストからの後押し
体制づくりと合わせて実施したいのが、アイリストからお客様へフラットラッシュをおすすめする後押しです。カウンセリング時に「POPやサンプルを見られましたか?」などと声をかけ、お客様により分かりやすくフラットラッシュの魅力をお伝えしてみましょう。カウンセリング時に提案することで、お客様にフラットラッシュのことを知ってもらい、興味を持ってもらうことが狙いです。
まとめ
フラットラッシュには、マツエクサロンの単価UPにつながるさまざまな理由があります。これらの理由をふまえたうえでお客様にフラットラッシュを提案すれば、サロン側はもちろんお客様にとってもメリットとなるでしょう。おすすめの仕方も参考にしながら、担当のお客様へフラットラッシュを提案してみてください。201015Ehn