同じ本数のエクステを付けているのに…人によって少なく感じる原因とは?

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エクステは付ける本数が多いほど目元の印象が強まるものです。しかし、同じ本数を付けていてもお客様によって少なく感じるケースもあります。「エクステ装着後のイメージ画像を見て本数を決めたのに、施術後に確認してみると思ったよりも本数が少ないような?」とお客様が感じてしまうと、完成イメージとのズレから満足度に影響が出てしまうでしょう。今回は“人によって少なく感じる原因”を3つ挙げ、お客様への提案方法と合わせて学んでいきます。

原因その①目のサイズ

施術後の印象を決める要素には、装着するエクステの種類や太さはもちろん、本数も大きく影響します。お客様の目のサイズ、特に目幅の広さによって、マツエクの密度が変わり仕上がりも変化します。密度の違いによる仕上がり印象の差を見てみましょう。

<密度が高い>

・ボリューミーな印象

・リッチ感がある

・目元がぱっちりしている

・エクステの存在感が強い

 

<密度が低い>

・ナチュラルな印象

・やりすぎていないこなれ感

・自まつげに近い軽い感じ

・エクステの存在感は弱い


「目元をボリュームアップさせたい」「ナチュラルさがほしい」などお客様の要望は人それぞれ異なりますが、施術後の目元の印象の強さには密度の影響が大きいものです。
マツエクサロンのメニューには、120本、160本などエクステ本数が記載されていますが、目のサイズによって装着後の仕上がりが変わります。以下の、参考画像を見ながら目幅と本数の関係をチェックしていきましょう。

上下の参考画像は、どちらもシングルラッシュ・太さ0.15mm・120という同じ条件です。しかし、上の画像は下に比べて目幅が広いため、密度が低く見えます。同じ条件の施術を行っても、マツエクの密度が異なると仕上がりにも違いが出ることが分かります。

目幅の違いによる印象の変化については、こちらの記事も参考にしてみましょう。

原因その②顔立ち

お客様の顔立ちも、エクステが少なく感じる原因になりうる要素の1つです。顔のサイズや濃さ、骨格など、要素を細かく分けてみていきましょう。

顔のサイズについて

顔のサイズについては、顔に対する目の大きさがポイントになります。顔が大きく目が小さい人、顔が小さく目が大きい人を比べると、目の印象が大きく異なるものです。お客様の顔のサイズと目の大きさをしっかり把握したうえで、「理想を叶える本数は何本か?」という見方を心掛けましょう。

顔の濃さについて

顔の濃さについては、目や鼻、口の位置、彫りの深さなどが注目ポイントです。顔の濃い人と薄い人では、同じ本数のエクステを装着しても仕上がりの印象が異なります。たとえば顔が薄めのお客様には、エクステが少なく見えないよう多めの本数を提案するなどの工夫が必要です。

骨格について

顔の骨格、いわゆる形については、卵型や丸顔、面長などいろんな種類があります。骨格によって顔立ちの印象が異なるぶん、同じ本数のマツエクを付けても仕上がりが異なってきます
たとえば丸顔のお客様に対し、逆三角の骨格をもつモデルを参考画像にすると、同じ本数のエクステを付けても「思ったより目元の印象が強まらない」といった結果になる場合もあるでしょう。

顔の形とマツエクデザインの関係については、こちらの記事も参考にしてみましょう。

お客様へエクステ本数を提案する際は、顔立ちのことも考慮したうえでの本数を考えてみましょう。参考画像をお客様に見せる場合、希望の本数と同じだけでなく、なるべくお客様の顔立ちに近いものを選ぶことも大切です。

原因その③自まつげの状態

3つ目の原因として挙げられるのは、お客様の自まつげの状態です。自まつげの濃さや元のカール具合などに注目してみましょう。

自まつげの濃さと本数について

同じ本数のエクステを装着しても、自まつげが濃い、本数の多いお客様ほどエクステの隙間が埋まって見えます。そのぶん密度が高くなり印象も強まるので、本数を提案する際はまず自まつげのチェックからはじめましょう
自まつげをチェックしたら、次に健康毛をチェックしていきます。どんなに自まつげの多いお客様だったとしても、エクステを装着できるのは健康毛のみ。お客様の理想を叶える本数のエクステを装着できる健康毛がない場合、エクステの種類を変えたり太さの異なるエクステをミックスさせたりと、別の方法で対応する必要があります。自まつげの濃さや本数と合わせて、健康毛のチェックも忘れないようにしましょう。

自まつげのカール具合について

自まつげの濃さや本数以外に、どの程度カールしているかも注目すべきポイントです。自まつげが元から上がっているお客様の場合、下がっている場合よりも装着したエクステが正面から見えやすくなります。その結果しっかり付いているように見えるため、同じ本数のエクステを装着しても仕上がりに違いが出ることに。「お客様の自まつげはどの程度カールしている?」という見方も大切です。

ここに注意!お客様への提案方法

同じ本数のエクステを付けても人によって少なく見える原因を3つ理解したうえで、お客様へご提案するときはどのような点に気を付けたら良いのでしょうか。ここではお客様の目のサイズを例に挙げ、提案方法を学んでいきます。

お客様の目幅が広めの場合

目幅の広いお客様へエクステ本数の提案をするときは、お客様が希望するボリュームを把握することが大切です。たとえば完成イメージの参考となる画像をお客様へ見せる場合、なるべくお客様の目幅に近いモデルの画像を選ぶとイメージがわきやすくなります
近いモデル画像がない場合は、「こちらの画像がご希望の本数を装着した場合の完成イメージとなりますが、お客様の目幅に合わせるとプラス〇本で同じくらいのボリュームを出せます」とお客様の目幅を考慮した本数提案がポイントです。

いざ装着してみると思ったよりも本数が少なくスカスカな印象…という失敗を防ぐためには、お客様ひとりひとりに合わせた本数提案が求められます。例に挙げた目のサイズと同様に、顔立ちや自まつげの違いによるケースでもひと工夫した提案方法が必要です。同じ本数でも人によって少なく見える3つの原因を挙げつつ、お客様に納得してもらえる提案方法を心掛けましょう。

まとめ

同じエクステ本数でも人によって少なく感じる原因は、お客様の“目のサイズ”“顔立ち”“自まつげの状態”という3つの要素が関係しています。お客様の理想を叶えるためには、アイリストとしてエクステの提案本数を見極めるスキルが必要です。理想を叶えることが満足度アップにつながり、その後のリピート率にも影響してくるので、エクステの本数を提案する際は今回学んだ内容を心掛けつつ行ってみましょう。2011109Ehn

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