アイリストの疲れやすい目元に!老けて見える原因とケア方法
アイリストの仕事は、お客様の目元にマツエクを施して理想の美しさを手に入れていただくことです。しかし、エクステを自まつげに接着していく作業は繊細で集中力が必要なため、つい目を酷使してしまい疲れがたまりがちに。目が疲れると目の周りにある筋肉や血流にも影響を与え、クマやたるみ、シワなど老けて見える目元の原因になってしまうのです。
今回は、疲れやすいアイリストの目元に着目し、原因やおすすめのケア方法についてご紹介します。
アイリストが目元に感じやすい「老い」...その原因とは何?
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アイリストがお客様にマツエクを施すのにかかる時間は1回あたりおよそ1~2時間と長く、その間繊細で集中力のいる作業が続きます。職業上しかたのないことですが、目を酷使する作業を毎日続けていると、目や周囲の筋肉が疲れてしまい老けた印象の目元になってしまいかねません。
目元は顔の印象を左右する重要な部位ですが、その分、老化を感じやすい部分でもあるのです。まずは老いを感じる目元がどんな状態なのか、その原因についても解説します。
老けて見える目元の状態とは
目元が老けて見えるのはどんな状態でしょうか。以下を見てみましょう。
- まぶたがたるむ・くぼむ
- 目じりにシワがある
- 目の下にクマがある
肌にこれらの状態が現れると、どんなに肌がきれいでも実年齢より老けて見えます。老化の象徴でもあるたるみやシワだけでなく、疲れ目から来る目のくぼみやクマなども影響するのです。アイリストはマスクを着けた状態で接客を行うことも多いため、目元年齢が実年齢だと思われてしまう可能性もあります。
目元が老けて見える原因となるもの
では、老けた印象の目元になる原因は何なのでしょうか。アイリストの立場で考えてみましょう。
長時間細かい作業をするため目が「乾燥」する
施術中、アイリストはお客様の目元に集中して作業を行います。自まつげにエクステを接着していく作業はとても細かく、1本1本慎重に行わなければなりません。その結果、まばたきの回数が減り、目が乾燥してしまうのです。
近くのものを見続けるため「疲れ目」になる
目の筋肉は近くを見ると縮み、遠くを見ると緩む性質があります。アイリストは長時間近いところを見ながら作業するため、常に緊張したままの状態になってしまうのです。毎日緊張状態が続いて目の疲れが慢性化してしまうと、「眼精疲労」を引き起こしてしまう恐れがあります。
同じ姿勢が引き起こす体への負担
長時間姿勢を変えずに施術を行っていると、目だけでなく体にも疲れがたまります。無理な体勢で肩や腰に負担がかかったり、長時間の下げ足で冷えやむくみを引き起こしたりしてしまう場合も。体に負担がかかると作業効率も悪くなるため、余計に目を疲れさせてしまう原因になるのです。
【アイケアその①】まずは生活習慣を見直して!今すぐ始められるケア方法
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目元の印象を若々しく見せるために、まずは普段の生活でできることを実践してみましょう。ここでは、目の疲れに効果的なマッサージや体操など、専用のケアアイテムがなくても簡単にできる方法をご紹介します。
室内の湿度・温度を適切な状態に保つ
目元の乾燥は大敵です。1日の長時間を過ごすサロンや自宅でも、室内の湿度を60~70%に保つことを心掛けましょう。エアコンの風が直接当たらないようにする、加湿器を使うなどの方法で対策できます。
規則正しい生活を心掛ける
毎日規則正しい生活を送れていますか?目の疲れを回復させるには、栄養のある食事と十分な睡眠が大切です。目に良いとされる栄養素には、ほうれん草などの緑黄色野菜に含まれる「ルテイン」や、鮭やカニなどに含まれる「アスタキサンチン」、サバやアジなどの青魚に含まれる「EPA・DHA」があります。
これらの栄養素を含む食材を積極的に取り入れてみましょう。また、翌日に疲れを残さないために、どんなに忙しくても質の良い眠りを心掛けてください。
目の体操や目の周りをマッサージする
目元用のケアアイテムがなくても、目の周りにある筋肉を動かして血行を促せば目の疲れを和らげることができます。
【眼球の体操】
目を開けたまま、眼球を上下左右に動かしたり回したりして、眼球や目の周りの筋肉を動かしましょう。1~2分でできるため、施術の合間にでも行えます。
時間があるときは、目の周りの筋肉を意識しながら大きな八の字を描くように眼球を動かしてみましょう。筋肉の緊張がほぐれ、血行を促進する効果が期待できるそうです。
【目の周りのツボ押しやマッサージ】
目の周りには疲れを和らげるのに効果的なツボがいくつかあります。こめかみに親指を添えて、人差し指を使って目の周りのツボを数回ずつ押してみましょう。あまり強い圧をかけず優しく押さえることがポイントです。
休憩時間や就寝前などリラックスできる時間に行うことをおすすめします。
【アイケアその②】老化を感じさせない目元へ!専用アイテムを使ったケア方法
目元ケア用アイテムを上手に利用して、次の日まで疲れをため込まないようにしましょう。毎日続けられるように自分に合う方法を試してみてください。
疲れ目の原因は何?症状に適した目薬を使う
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目が疲れてしまう原因は、乾燥やまばたきによる筋肉疲労など人によりさまざま。市販の目薬には、乾燥予防や筋肉の疲れを軽減する作用のある成分を配合したものがあるため、症状に合わせて目薬を選ぶことがポイントです。
アイマスクで目を温めて血行を促進する
ホットアイマスクをまぶたの上に乗せると、目の周りの筋肉がほぐれて疲れが取れやすくなり、血行を促進する効果も期待できるそう。目の疲れだけでなく乾燥しがちな目にも効果的だとか。ただし、マツエクを装着している場合は注意が必要です。
ホットアイマスクから出る蒸気がマツエクのグルーを劣化させてしまうため、必ずマツエクに触れない位置に乗せてください。まつげ部分を避けてまぶたの上側に乗せると良いでしょう。
アイクリームや目元専用パックを使う
目元のたるみやシワが気になっている人には、集中的にケアできるアイクリームや目元用のフェイスパックもおすすめです。使用する間隔を決めてパックしたり、アイクリームで優しくマッサージしたりして目元を定期的にケアしましょう。
サングラスや日焼け止めクリームで紫外線対策を行う
シミの原因となる紫外線は一年中降り注いでいます。そのうえ、肌だけでなく眼球から入ってくる紫外線も肌に影響を与えてしまうのです。日頃から肌には日焼け止めクリームを、目にはUVカット加工されたサングラスを着用して、紫外線による目元の老化を予防しましょう。
まとめ
今回は、アイリストが気になる目元の老いについて原因やケア方法をご紹介しました。お客様に美しい目元を提案する立場のアイリストが老けた印象の目元では説得力がありませんね。まずは毎日の生活でできることから目元ケアを始めてみましょう。目の疲れが緩和されればクマやシワなどの改善につながり、明るく若々しい印象を与えることができるのではないでしょうか。201220Etc