9月新色はサンセットオレンジ&イエローブラック!開発者に聞く“NUMEROが生まれたワケ”とは?
今月は、サンセットオレンジ&イエローブラックの2色がNUMEROに仲間入り!今回の新色は、秋にぴったりのシックなカラーリングが特徴です。また新色2色の相性がバツグンに良いので、この2色の組み合わせで簡単にトレンドの目元に仕上げることができます。そんな9月新色のカラー詳細や装着レシピを紹介します。さらに今回は、NUMERO開発元のチームマネージャーを務める酒井氏にインタビューを実施!NUMEROに関する疑問・質問をぶつけてみました。NUMEROについて、もっと詳しく知れるチャンス!ぜひチェックしてくださいね。
9月の新色はサンセットオレンジ&イエローブラック
NUMEROは、『松風』のカラーフラットラッシュシリーズです。NUMEROならではの魅力ポイントは以下のとおり。
最近は全国各地のマツエクサロンやアイリストが、NUMEROカラーの着画をInstagramに投稿し、話題を呼んでいます。「おしゃれすぎてごめんなさい」「色気最強説」「自然光でかわいさ120%」など、NUMEROに関するさまざまな口コミが投稿されています。Instagramで「#ヌメロカラー」をチェックしてみてください。
そんなNUMEROの今回のコンセプトは、【OUR NEW ERA~新時代の創造を共に~】。
SUNSET ORANGE(サンセットオレンジ)のカラー紹介
サンセットオレンジは、血色感のあるウォームカラー。オレンジはオレンジでも、黄色よりも赤の要素が強い色味が特徴。落ち着きのある秋メイクにもマッチします。
とはいえ、フルカラーで装着するとしっかりと主張するデザインに仕上ります。目尻や少なめの本数をところどころに散りばめるなど、ポイント使いをするのもおすすめです。
12列シート
J/C/SC各2,073円(税込)
PANTONE番号:181C
CMYK値:6/87/71/47
YELLOW BLACK(イエローブラック)のカラー紹介
イエローブラックは、イエローとブラックをちょうど半々で混ぜ合わせたようなバランスの取れた色味です。ブラックですが、やわらかい印象の黄色が効いて、見る角度によってはカーキのような印象も受けます。
フルで装着してもナチュラルに仕上りますが、自まつげとはひと味違うカラエクならではの深みやおしゃれ感を演出してくれます。
12列シート
J/C/SC各2,073円(税込)
PANTONE番号:BLACK3C
CMYK値:48/53/84/84
【数量限定】2色トライアルMIX
NUMEROファンに大人気の「トライアル2色MIXシート」が今月も発売されます。これまでにないパンチの効いたロックなパッケージが印象的ですね。トライアルシートは、新色発売と同時に数量限定で発売されるもの。「ボーテを読んで過去のトライアルシートが気になって松風にアクセスしたけど、もう売り切れていた…」なんて声も届いています。数量限定のため、早めにゲットしてくださいね。
イエローブラック…C9・10・11mm収納
トータル約1,265本
1シート 550円(税込)
サンセットオレンジ&イエローブラックのMIXアレンジ
落ち着いた色味のサンセットオレンジと、カーキのような風合いを持つイエローブラック…この2色はとにかく相性バッチリ!どんな割合で、どんな配置でMIXしてもおしゃれにキマるので、カラエクのMIXアレンジが初めてのアイリストでもチャレンジしやすいカラーです。また、どちらを主役にするかで与える印象をコントロールすることもできます。
【サンセットオレンジ/イエローブラック装着】
今回はイエローブラックをメインに装着し全体を引き締め、まつげの1~2層目に短いサンセットオレンジを装着し、インナーカラーのような使い方をしました。
黒の効果で目力をグッとアップさせ、目を開いたときにオレンジが存在感を放つ…ふと目が合ったときについ見とれてしまう、そんな目元を演出します。今回の2色は黄色の要素が強いため、MIXアレンジもイエベさんにおすすめです。
NUMEROディレクターに聞きました!誕生秘話やカラー決定までの流れなど
Beauté読者より、NUMEROに関する質問や疑問などさまざまな意見をいただく日々。今回はそんな読者の皆さんの要望に応え、NUMREOの開発ディレクターである酒井氏にインタビューを実施。誕生秘話や、開発時のこだわりなどをお聞きしました。
酒井千尋 (CHIHIRO SAKAI)
部署:ブランドコミュニケーションチーム
役職:チームマネージャー
大手まつげエクステ専門サロンで管理統括マネージャーを経て現職。松風が制作保有するテキストおよび資料を用いて、美容学校教育や協会・スクールを通じて10年以上講師活動に従事。美容専門学校講師育成、マツエクサロンの新人教育、教育カリキュラムに携わりながら、全国で活動する講師を支援。また、新製品の開発、日本式まつげエクステを海外に普及啓蒙すべく他言語講習プログラムの開発・実施を行う。
NUMEROはどのような経緯で誕生したのでしょうか?
酒井氏:コロナウイルス感染拡大の影響で休業を余儀なくされ、不安を抱えられている方が多かった2020年の5月から動き出しました。休業中のサロン様に何かできることはないかと、助成金を活用できるeラーニングを開設したのですが、さまざまなカテゴリーがある中でカラーエクステの講座の人気がとても高かったんです。カラーをなんとか人気メニューにしたいけど、提案ができない。そんなサロンさんの気持ちが見えるようでした。
さらに、こんな状況の中でマツエクの存在意義はどこにあるのか?と考えた時に、マツエクの力で落ち込んだ気分を上げていきたい!という思いと、PANTONE番号で染色が可能になり理論的に捉えられるので、お客様への提案がしやすくなるなど、いろんな要素が重なりNUMEROが出来上がりました。
カラーを毎月2色と少しずつ展開している理由は?
酒井氏:ネイルサロンやヘアサロンに行かれるお客様は、毎回「どんなデザインにしようかな?」「今の気分は…?」など、新しい自分に出会うためになりたいイメージを考えられますよね。マツエクの場合は、デザインをチェンジして気分を変えるという楽しみ方をしている方って少ないかなと。サロン通いを『楽しみ』にされている方はどのくらいおられるでしょうか。
おそらく施術者も毎回楽しみに通ってもらえる「ネタ」を持っていない方が多いんじゃないかなと思いました。毎月新色が入るとお客様も「今月はどんな新しいものが入っているのかな?」と楽しみにサロンに来店してくれるのでは、と思っています。
そのためになるべくリアルタイムの色を出すことを意識しています。本当は色を数種類まとめて企画・製造した方が工数としては少ないのですが、その時その時の気分を反映できるように、大変ではありますが企画から製造・販売までを毎月ルーティーンで行っています。今の気分の色をサロン様へご提案していきたいと思っています。
毎月どのようにカラーを構想し、決定しているのでしょうか?
酒井氏:今は日々目まぐるしく状況が変わりますよね。ニュースで目にする世界の社会情勢や環境など『今』の気持ちを反映させたいと思っています。もちろんトレンドは必ずチェックします。マツエクとメイクは切り離せないと思っているので、コスメブランドのサイトも見ながらこれに合わせるカラーは…と考えています。
デザートミストやマジョリカブルーなどカラーの名称がどれもインパクトがあります。色の名前はどのように決めているのでしょうか?
酒井氏:正直、インパクトがあると自覚していませんでした(笑)そういったお声をいただけるのは嬉しいですね。
毎月持たせているストーリーに沿って、そのテーマにあった名前を付ける事が多いです。なるべく何系統の色なのかが分かるよう意識しています。
色決定から商品完成までどのような流れなのでしょうか?
酒井氏:まずは新商品のカラーを決定し、原糸の色味チェックを行います。次に、その月のテーマを決定し、コンセプトシートのデザイン作成やカラー名を決めます。コンセプトやテーマから決めて商品を作るというところもあるかと思うのですが、NUMEROは現物が先。実際の商品の色合いにこだわりがあるからこそなんです。そこも特徴かもしれません。
その後、商品やYouTube動画の撮影を行い、実際に商品が発売される流れです。モデルさんも毎月テーマにあったモデルさんにお願いしています。そうすることで、全てに統一感を持たせています。
他メーカーのカラーフラットラッシュ商材とはどのように差別化を図っているのでしょうか?「抗菌」ということは大きな強みのように思いますがいかがですか?
酒井氏:5年ほど前までは松風=抗菌エクステというイメージが施術者様の中にありました。ただ松風の中でそれは当たり前になり、特に全面的に押し出すことをしなくなったんです。マツエクの主流も『安心安全第一』から『流行性を追う』になっていたのですが、今回のコロナウイルスの影響により、改めて衛生の部分が見直され、また抗菌エクステが取り上げられるようになりました。
NUMEROは流行のかわいい色という部分も大事なのですが、基本的な抗菌処理もちろん施されています。どちらかに秀でているのではなく、昔から松風が大事にしている『安心安全』と『トレンド』の両方を兼ね備えています。
一般的なマツエクのデザイン提案も、以前はカールや長さを説明してお客様に選んでもらうというカウンセリングから、お客様のなりたいタイプを共有してもらい施術者がプロ目線で提案するという形が主流になってきています。そこにカラーのイメージ要素も加わるとより理想に近付きやすくなると考えます。また、お客様からの「こんな色が欲しい!」というような声も反映するようにしています。毎月製造しているからこそ、迅速に対応できると思っています。
カラートレンドなどの情報収集元は?
酒井氏:ネットや雑誌をジャンル問わず見ます。あまり難しく考えずいろいろ見ていると、「こんな色がたくさん出ているな」ということがわかってくるので、マツエクはこんな色がマッチしそう。となんとなく合わせにいきます。
ビビットなカラーではなく、くすみカラーを展開していることのねらいは?
酒井氏:今までもビビットなカラーエクステというのはたくさんありました。その結果、今カラーエクステの普及率は増加傾向にあるとはいえ、まだまだです。その原因が主張し過ぎる色味に問題があると思いました。「カラーエクステ=奇抜派のメニュー」という図式が出来上がり、「うちは年齢層高いからカラーは出ない」という固定概念を施術者側も持ってしまっていたと思います。もう少しお肌に馴染む色を展開していけば、今までカラーが選択肢になかった方へも受け入れてもらいやすくなるのではないかと考えました。
NUMEROディレクター目線のイチオシカラーは?
酒井氏:この1色!というのは難しいですね。NUMEROのコンセプトとして掲げている、『Find your own uniqueness. 自分らしく、自由になれる色』とあるように、みなさんそれぞれのお気に入りのカラーを見つけて欲しいと思っています。
あえて、おすすめカラーを伝えるなら「あなたの今日の気分の色!」です。
マツエク商材のディレクターとして今後のマツエク業界への想いを教えてください。
そんなマツエク業界を語るような立場ではないのですが、マツエクの楽しみ方にも多様性が必要だと思っていて、マツエク人口がさらに増え、マツエクを業としている施術者の方にとって将来が不安にならない業界になったらいいなと思っています。
まさにNUMERO開発の根幹、チームマネージャーの酒井さんだからこそ語ることのできる貴重なお話をたくさん教えてくださいました。開発元にとって、毎月の新色リリースは容易なことではありません。しかし、まさに“今”旬を迎えたトレンドカラーをアイリストへ、新しい色との出会いを楽しみにしているカラエクユーザーへ届けるために奮闘していることがよくわかりました。NUMEROの今後の展開も楽しみにしましょう!
NUMEROの魅力をお客様にもぜひ体感してもらいたい!
NUMEROの9月の新色、サンセットオレンジ&イエローブラックは秋メイクとの相性バツグンの大人なカラーでした。特におすすめしたいのはMIXアレンジ!2色の配分を調整することで、印象の調整も可能です。ぜひ秋の新メニューにNUMEROの新色を導入してみてくださいね。
またNUMEROチームマネージャーの酒井氏へのインタビューでは、NUMEROへの誕生秘話やマツエク業界への熱い想いなど貴重なお話しを聞かせていただきました。そして実は…今回のインタビュー企画は前編のみ。NUMEROの使い方についても、酒井氏に詳しくお聞きしているので【インタビュー後編】として、また紹介します。