【動画解説あり】自まつげの選定をおさらいしてモチの良いマツエクを提供しよう!
モチの良いマツエク施術の要因のひとつに、エクステを装着する自まつげ選定があります。どの自まつげにでもエクステを装着できるわけではなく、健康で元気な自まつげを選ぶ必要があるのは、言うまでもありません。しかしながら、いざ装着しようとすると、どう選定すれば良いのか分からなくなることもあるでしょう。そこで今回は、自まつげの選定方法を、動画解説していきます。
装着するまつげ、どう選定する?
マツエクのモチを良くするためには、エクステやグルーの重さに耐えられる健康な自まつげを選ぶ必要があります。
毛周期を見極めて自まつげを選定しよう
出典:まつげエクステ商材の松風
まつげも髪の毛と同じように、成長と退行を繰り返しています。個人差はあるものの、一般的に、1日に約0.1~0.18mm成長し、4~5本が抜け落ちます。そして3週間~4ヶ月で生え変わるというのが、まつげの毛周期。たくさんのまつげの中には、以下の成長段階が混在している状態です。
成長初期:細くてコシがない産毛のような状態
成長期:まつげのハリやコシ、長さがアップする
退行期:まつげの成長が止まり、目元を保護する
休止期:新しく生え変わる準備段階
4つの成長段階のうち、エクステを装着する自まつげに選定するのは、成長期の終わりから退行期の始まりまで。ある程度しっかりと成長し、抜け落ちるまでに時間がある自まつげです。まだ成長しきっていない成長初期のまつげに装着すると、自まつげにダメージを与えたり、装着後に伸びてデザインがばらついたりする可能性があります。退行期の終わりや休止期のまつげに装着してしまうと、早々に抜け落ちてしまうため、モチが期待できないでしょう。
自まつげの長さや太さを観察して見極めよう!
前述した通り、まつげは さまざまな成長段階が混在しているため、一見分かりにくい状態です。選定すべき太くて長い健康なまつげを見極めるためには、お客様の自まつげの長さと太さをしっかり観察しなければなりません。装着しても良いまつげと適していないまつげを、画像で解説していきます。
◎…エクステを装着しても良いまつげ
△…短め・細めのエクステの装着が望ましいまつげ
×…基本的にはエクステの装着がNGのまつげ
◎のまつげは、太さ・長さのどちらも申し分ありません。この中で1番太くて長いまつげを基準とし、基準から1~2mmくらいの差であれば、お客様の希望するエクステの装着が可能です。
△のまつげは、◎のまつげに比べると2~3mm短く、まだ成長の余地があると予測されます。装着する場合は、自まつげの負担を少なくするため、短めまたは細目のエクステを選択しましょう。長さは自まつげ+1mmくらい、細さは0.05~0.07mmのエクステがおすすめです。
×は、成長初期の細くて短いまつげ。エクステを装着してしまうと、早く抜けたり、成長によりデザインがばらついて見えたりしてしまうため、装着は避けた方が良いでしょう。
見極めが難しいのは、休止期のまつげ。見た目だけでは分からない場合も多いのですが、前処理をきちんと行うことで、自然に抜けてしまうこともあります。前処理のタイミングで事前に落とせるのがベストでしょう。
まつげの層にも注目!装着してはいけない層もある
出典:まつげエクステ商材の松風
長さや太さだけでなく、まつげの層にも注目してください。まつげは4層に分かれており、眼球に近い方から1層目・2層目…と数えるのが基本。層によってエクステをつけ分けることで、よりレベルの高い施術を提供することができるでしょう。層の幅は人によって異なるため、層が分かりやすい人とほとんど分からない人と、個人差があります。
ここで注意したいのは、眼球から一番遠い4層目にはエクステを装着しないということ。4層目のまつげは飛び出ていることが多いことと、細くて弱い傾向にあることが理由です。弱いまつげはエクステの重みがダメージになることに加え、飛び出たまつげにエクステを装着すると、ラインが揃わずばらついた印象になってしまいます。層を見極めた選定も、きれいに仕上げるためのポイントのひとつです。
▽まつげの層によるエクステの使い分けについては、こちらの記事をチェック!
Beautéでおすすめしているのはガイド(指標)を装着する方法
出典:【画像解説あり】マツエクの根元を揃えるコツはテープワークとガイドの装着にあり!
エクステを装着していく際、ただやみくもに健康なまつげを選定していては、バランス良く仕上げることができません。Beautéがおすすめするのは、まずガイド(指標)となるエクステを左端・右端・真ん中・左中・右中に5本装着する方法。片目を4つのパートに分けることで、健康なまつげを探す範囲が狭まり、選定しやすくなります。加えて、根元の位置やエクステの向き、配置バランスを調整しやすくなるという利点もあり、仕上がりがきれいになるでしょう。
▽自まつげ選定についてはこちらの記事で画像解説しています!
【動画解説】ガイドの装着と自まつげ選定
言葉だけでは伝わりにくいため、ガイドの装着と自まつげ選定について、動画で確認してみましょう。
1.まずは中央にエクステを装着
2.目頭の末端になる自まつげを決め、エクステを装着
3.目尻の末端に装着する自まつげを決め、エクステを装着
4.中央と目頭の中間にエクステを装着
5.中央と目尻の中間にエクステを装着
全体のバランスが見えやすいよう、中央→目頭→目尻→中央と目頭の間→中央と目尻の間という順番で装着していくのがおすすめです。ガイドが全体のバランスを整える指標となるため、根元の位置やエクステの向きは慎重に調整してください。このあとは、同じ順番でガイドエクステの横にある健康なまつげを選定し、バランス良く装着していきましょう。
動画解説を踏まえたまつげ選定のポイントは
動画解説を踏まえたまつげ選定のポイントは、
◆毛周期の見極め
◆層の見極め
◆両端のまつげの選定
上記の3つを意識しましょう。
毛周期と層の見極めは、上の見出しで解説した通り。細い4層目のまつげは避け、しっかりとした健康毛に装着していきましょう。
今回の動画では、目頭のまつげの状態を見て、目頭から5mm以上あけて装着。目頭は基本的に5mmくらいあけて装着するのがセオリーですが、お客様のまつげによってベストな間隔は異なります。
しかし、お客様に何も伝えず目頭をあけたデザインにするのは避けたいところ。選定してみて少しあくようであればお声かけしておき、最後にきちんと確認してもらうのがおすすめです。離れ目が気になるというお客様なら、あまり目頭をあけない方がバランス良く仕上がるため、目頭のまつげにカールの弱いものをつけるのも方法のひとつです。
▽一番端のまつげ選定についての詳細はこちら!
目尻は、目幅に影響を及ぼす重要なポイント。自まつげの選定はもちろんのこと、仕上がりイメージとのバランスを加味することが大切です。目尻のまつげにあまりエクステが装着できないようなら、目尻は少し長めのエクステを装着するなどして調節してみましょう。
まとめ
自まつげの選定が正しくできていないと、自まつげのダメージになる、モチが悪くなるなど、お客様満足にも影響を及ぼしかねません。毛周期や層をきちんと見極め、装着していくようにしましょう。知識としては理解しているけど、実際にするとなると難しい!という人も、今回の動画を参考に、自まつげの選定をマスターしてみてくださいね。210926Ess
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