ボリュームラッシュに適したグルー選びのコツ！いつものグルーと一緒でいいの？
他のマツエクと同じグルーをボリュームラッシュに使っているみなさん。「なんだかファンがうまく接着できない」「装着までの間にファンが閉じてしまう…」などの悩みがありませんか？実はその原因、グルーにあるかもしれません！今回はその理由と、解決に導いてくれるおすすめのグルーを紹介します。
どんなグルーを選んだらいいの？
「ボリュームラッシュを始めてみたけれど、グルーは以前と同じまま」
というサロンも意外と多いですよね。
時間をかけて数多くのグルーを比較検討し、やっとたどり着いた自慢のグルーだからこそ、そのまま使い続けてしまうのでしょう。しかし、その自慢のグルーを使用しているにも関わらず、冒頭でも紹介した通り
「せっかく作ったファンが勝手に閉じていく」
「なぜかグルーを付けると束がバラついて困る」
などの悩みもよく耳にします。それは、ボリュームラッシュに適したグルーを使用できていない点が原因かもしれません。
「ボリュームラッシュに適したグルーがあるの？」
と、疑問に思った人もいるでしょう。そう、実は同じ“マツエク”とはいえ、シングルラッシュとボリュームラッシュにはさまざまな違いがあります。違いがあるからこそ、シングルラッシュにはシングルラッシュに適したグルーを、そしてボリュームラッシュにはボリュームラッシュに適したグルーを用意する必要があるのです。まずはシングルラッシュとボリュームラッシュにどんな違いがあるのか簡単に見ていきましょう。
1.装着する本数
シングルラッシュはその名の通り、1本の自まつげに対して1本のエクステを装着する技法です。
一方ボリュームラッシュは、1本の自まつげに対して複数のエクステをファンのように広げて装着する技法。元々ファンになっているエクステを使用する場合と、アイリストが装着の度にファンを作成し、自まつげに装着していく場合に分けられます。
その本数に決まりはありません。2本なら2Dボリュームラッシュ、3本なら3Dボリュームラッシュ、4本なら4Dボリュームラッシュといった形で、呼び方が変化していきます。
2.エクステの太さ
使用するエクステ1本1本が非常に細い点も特徴のひとつで、シングルラッシュが0.10～0.25mmであるのに対し、ボリュームラッシュは0.03～0.07mmが主流となっています。
3.グルーの付け方
シングルラッシュに比べて、ボリュームラッシュはグルーの使用量が少なめです。それは、量が多いとグルーが乾く前にファンがため。また、自まつげの周辺を各毛束が絡み合ってくるボリュームラッシュは接着面が広くなるため、グルーの使用量が少なく済むのです。
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いかがでしょうか？エクステの種類や装着方法、グルーの量などさまざまな違いがみられますよね。ここまで大幅に違っているのですから、シングルラッシュと同じグルーでは、ボリュームラッシュの特性をカバーしきれないことにも納得できるのではないでしょうか。
では、ボリュームラッシュに適したグルーとは、どのようなグルーだと思いますか？
5～6秒かけて硬化する初心者向けグルー？それとも1～2秒で硬化する、上級者向けの超速乾グルーでしょうか。
答えは、サラサラしすぎず、かつ速乾性の高いグルーです。
ボリュームラッシュは複数のエクステの束を、扇状に広げて自まつげへ装着する技法です。しかし、グルーを付着すると、そのグルーの流れに乗ってエクステのファンが閉じていってしまいます。早く硬化してくれる超速乾グルーであればあまり目立ちませんが、5～6秒かけて硬化する、硬化速度のゆっくりしたグルーだと、「ファンが勝手に閉じて困る」という事態が起こってしまうのです。
また、ある程度粘度がなければ、複数のエクステをまとめているはずの根元がバラバラと流れていってしまいます。そのため、速乾性の高いグルーであったとしても、サラサラタイプの場合はボリュームラッシュの施術に不向き。ある程度粘度のある、速乾性の高いグルーを探しましょう。
「速乾性の高いグルー＝サラサラではないの？」
「速乾性の高いグルー＝サラサラした質感」という認識の人も多いですよね。それは、速乾性の高いグルーを製造する“過程”に理由があります。速乾性を出すためには、主成分であるシアノアクリレートの純度を上げなければなりません。それはつまり、増粘剤などの副成分の配合量を削減するということ。これにより、シアノアクリレート特有の接着力を発揮でき、かつ、速乾性の高さを実現できるからです。増粘剤が少なければ、グルーの粘り気も少なくなりますよね。サラサラとした質感は、こういった背景から生まれているのです。
つまり、「速乾性の高いグルー＝サラサラ」という認識に誤りはありません。
「ではサラサラしすぎず、かつ速乾性の高いグルーはないということ？」
という疑問の声が聞こえてきそうですが、ボリュームラッシュに適さないほどサラサラしたグルーは、“超速乾”タイプ。速乾性はあるけれど、超速乾まではいかない、硬化速度2～4秒程度のグルーであれば、適度な粘度があり、かつファンが閉じる前に硬化してくれるため、扱いやすくなるでしょう。
「速乾性の高いグルーって、上級者向けでしょ？使いこなせるか不安…」
ボリュームラッシュに適したグルーの特徴を見て、使いこなせるか不安に感じたアイリストもいるかもしれません。しかし、考えてみましょう。シングルラッシュの施術に比べて、ボリュームラッシュの施術は難易度が高め。そもそも上級者向けのテクニックなのです。ボリュームラッシュを習得できるほどスキルの高いアイリストであれば、速乾性の高いグルーも問題なく使いこなせるでしょう。反対に、速乾性の高いグルーを使いこなせるほどスキルが身に付いていない場合は、まだボリュームラッシュの習得自体が早いのかもしれません。
サロンの方針として、必ずボリュームラッシュを習得しなければならないケースも予測されますが、そもそも技術の伴っていない施術は事故やトラブルの原因になり得ます。できるだけ早く、速乾性の高いグル－を使いこなせる力を身に付けて、安全にボリュームラッシュを施術できるよう練習と経験を重ねていきましょう。
ボリュームラッシュにおすすめのグルー3選
最後に、ボリュームラッシュの施術をよりスムーズにしてくれる、ボリュームラッシュ専用グルー3選をご紹介します。
＜【メディカラッシュ】国産ボリュームラッシュ専用グルー10g《Fit -フィット-》＞
画像元：BEAUTY GARAGE
速乾性の高さと適度な粘度を実現した「MedicaLash (メディカラッシュ)」のマツエク専用グルー、「ボリュームラッシュ専用グルー≪Fit≫」。お客様に安全な施術を提供したいサロンから、高い評価を得ています。ボリュームラッシュで使うエクステは、シングルラッシュよりもさらに極細であるため、エクステへの絡まりやすさを重要視して開発。そのおかげで、高い密着力と持続力を実現でき、アイリストにとって使いやすいグルーとなりました。
＜【フーラ】フレキシブルグルー Ｆｏｒ 3D 10ml＞
画像元：Foula Store
「フーラ」でもボリュームラッシュ専用グルーが購入できます！その名も、「フレキシブルグルー Ｆｏｒ 3D 10ml」です。とろみのある質感がボリュームラッシュ用の細いエクステにしっかりと絡み付き、素早くかつ柔らかに硬化。柔軟性がある仕上がりにより、自まつげのような軽い付け心地を実現しています。中でも特徴はその色味。グルーの中でも、特に濃いブラックの発色が魅力で、通常のグルーよりもさらに高いアイライン効果が期待できるでしょう。
＜【HAMAZAKI】プレミアムボリュームラッシュ白金グルー＞
画像元：HAMAZAKI
オシャレなデザインが目を引く、「HAMAZAKI」の「プレミアムボリュームラッシュ白金グルー」。ダマになりにくい適度な粘度にこだわって開発され、アイリストからも「操作性がいい！」「ファンがバラつかない」と高い評価を得ています。また、「一般社団法人 日本まつげエクステメーカー連合会」による、独自の検査をクリアしているため、安全性への信頼も高いと言えるでしょう。
まとめ
ボリュームラッシュに適したグルーについて、おすすめのグルーとともに紹介してきました。「同じマツエクなのだから、グルーを変える必要はないはず」と考えていたアイリストも、ボリュームラッシュ用グルーを選ぶべき理由を理解してもらえたのではないでしょうか。ボリュームラッシュは注目度の高い新技術だからこそ、確かな技術と安全性を確保して、お客様に提供したいですよね。そのためにも、グルー選びはとても重要な工程です。仕上がりを美しく、そして安心して施術を受けてもらうためにも、ボリュームラッシュの特性を考慮して開発されたグルーを用意するようにしましょう！
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