未経験の人も参考に♪アイリストのやりがい・働き方解説&インタビュー集!
5月病も流行する今月、なんだかやる気も起きにくい…そんなあなたにぜひ読んでほしい元気の出る記事です。アイリストに仕事のやりがいや、働き方についてインタビューしてみました!未経験からアイリストを目指す方にもぜひ読んでほしい記事です。
まず、アイリストの一日の流れや仕事内容をチェック
アイリストの仕事には、どんなものがあるのでしょうか?アイリスト未経験だと、「お客様と接する時間以外の仕事を想像しにくい……」という人もいるかもしれませんね。
そこで、まずはサロンの1日の流れを見てみましょう。関東や中国地方に7店舗を展開している、あるマツエクサロンを例に取ってご紹介します。
上記スケジュールで、こちらのサロンでは早番と遅番の交代制で仕事を行っています。
さて、アイリストのメインのお仕事といえば、やはり施術ですよね。こちらのサロンでは、1日にどれくらいのお客様に施術をしているのでしょうか?
やはり、アイリスト歴によって施術スピードが違うため、その分1日に接することのできるお客様の人数も変わって来るようです。
そうなると、アイリスト歴によって、仕事上で何か違いは生まれるのでしょうか?
「やりがい」をインタビュー!
経験を重ね、ステージが変わるごとに、仕事における悩みややりがいは変わるもの。それはアイリストという職業でも同じことです。
そこで、冒頭でご紹介したサロンの店長を務めているアイリストにインタビュー!
彼女に、新人アイリスト・中堅アイリスト・トップアイリストの各時代を振り返ってもらいました。
新人アイリスト時代(歴1年未満)
―新人時代の課題は何でしょうか?
新人アイリストの課題は、「施術時間の短縮」と「お客様への提案力強化」の2点に尽きると思います。
施術スピードに関しては、実践あるのみ。営業中の空き時間は、とにかく手を動かして技術を体に叩き込みました。半個室のサロンであれば、お客様の邪魔にならないよう、先輩アイリストの施術を陰から見学させてもらうのもアリです。
また、自分自身でデザインの提案力が今ひとつと感じるときも、お手本は先輩。忘れないうちに、先輩の素晴らしいトークをスクリプト(接客台本)に起こすこともおすすめです。それを、時間があれば見直したり、何度も口に出して言ってみたりしていました。
そして、施術力も提案力も、先輩アイリストからアドバイスをもらってください。フィードバックを受けたら、次回の接客時に必ず活かすことを忘れないようにしましょう。
―新人時代のやりがいとは?
私の新人時代は、ネット予約のご新規様を担当させてもらうことが目標でした。「ネットデビュー」と呼んで憧れたものです。ネットへは、来店後にお客様がサロンに対する率直な感想(クチコミ)を投稿されます。そのため、店長や先輩から施術や接客の腕が確かだと認められなければ、対応させてもらえませんでした。
ネットデビューのような制度がないサロンでも、明確な目標設定が大事ではないでしょうか。たとえば、「先輩のように、リペアを1時間で完了できるようになる」「お直しに来られるお客様を0人にする」など、あとで出来たか出来ないかの振り返りが出来る「具体的な数値」を入れ込むと良いですね。
中堅アイリスト時代(歴2~3年)
―アイリスト歴2~3年ごろの課題は何でしょうか?
サロンでも中堅になると、「後輩の育成」と「自身のスキルアップ」の2つを同時進行することになります。自分の課題だけ熱心にやればよかった新人時代とは、時間の使い方がまったく違ってくるんですよね。
後輩の指導に時間を割くほど接客時間が減り、その分売上がダウンすることもあります。つまり、中堅アイリストの課題は、「スケジュールと売上の徹底した管理」
です。
また、人にもよりますが、技術力や接客力が伸び悩む時期でもあります。こちらは、サロンのトレーナーや店長クラスのトップアイリストに相談を!
―中堅時代のやりがいとは?
まず、後輩の育成では、自身が担当している新人アイリストの成長を感じたときでしょうね。「うかうかしていたら後輩に追い抜かされるかもしれない」という緊張感も、中堅アイリストのスキルを底上げする原動力だと思います。
また、もともと手先が器用な人は技術力や接客力がメキメキとアップして、固定のお客様が増えるころ。口コミでお客様がご新規様を呼んでくださることもあります。「アイリストとしての腕前が世間に認められつつある」という実感は、身震いするほどうれしいものです。
トップアイリスト時代(歴4年~)
―役職が付いてくるころの課題は何でしょうか?
サロンにもよりますが、このころはトレーナーや副店長、さらにはそれ以上の役職が与えられる時期です。「名プレーヤー、名監督にあらず」という名言にもあるとおり、「トップアイリスト=優秀な管理職」というわけではありません。
アイリストたちのメンタルの管理やコーチングなど、マネジメント力の向上こそ、トップアイリストの課題なわけです。自社では、管理職研修・幹部候補研修・新人研修と、体系的な研修が組まれているため助かっています。ただ、そういった仕組みがあるサロンは多くないですよね。その場合は、民間のコンサルタント会社が主催する外部研修を受けるのもひとつの手かもしれません。
こうして振り返ってみると、アイリスト歴に関係なく、人から素直に教えを乞うことが重要だったのかなと思います。
―トップアイリストのやりがいとは?
トップアイリストともなると、技術力や接客力は一流であたり前。自分のスキルアップにかける時間は、中堅時代よりもさらに短くなります。サロン全体の運営をスムーズに行うことが一番重要になってくるわけです。
自社では7店舗のマツエクサロンがありますが、「他のサロンより良いサロンでありたい!」という向上心のある店長ばかり。そのパワーの源は、やはり自サロンのアイリストたちです。同じサロンの仲間が活き活きと働く姿に刺激を受けています。
そのためには、環境づくりが大事ですよね。私が店長を務めるサロンでは、アイリスト全員で月次ミーティングを開いています。そこで行うことは、目標到達度の発表や、サロンの問題点について深く踏み込んだディスカッションなどです。
馴れ合いの関係ではなく、アイリストどうしで切磋琢磨できるライバルに仕立てることが重要。そこから、売上やお客様のリピート率などにつながると、やりがいを感じます。
アイリストにとって最大のやりがいは、短時間でお客様へ目に見える美しさを提供でき、変わった自分の姿にお喜びいただけること。そして、アイリストとしての経験を重ねて責任が増すごとに、別のやりがいも感じられるようです。
「アイリストでよかった」はこんな瞬間!
こちらも、冒頭でご紹介したサロンで、アイリストの皆さんにインタビューを行いました!
―「アイリストでよかった」と思えた瞬間のエピソードを教えてください。
アイリストは、1日にたくさんのお客様をきれいにできる素晴らしい職業。ただ、どんな人でも、なんとなく仕事の調子やテンションが停滞気味と感じることはあるでしょう。
そんなときは、もう少しだけ踏ん張ってみませんか?困難を乗り越えたその先には、胸が震えるほどの感動体験が、あなたを待っているかもしれません。
まとめ
5月病や仕事上でのマンネリに陥ると、アイリストを目指したころの情熱や、自分の立ち位置を見失いかねません。そんなときは、明確な数値を入れたマイルストーンを打ったり、目標とする先輩アイリストから積極的に指導を受けたりすることも、現状打破の方法のひとつ。
また、未経験者なら新人時代を、新人アイリストなら中堅アイリストやトップアイリストと、将来を予習しておくことも大切でしょう。スムーズに次のステージに進むために、今クリアしておくべきポイントが見えてくるはずです。
今回の記事では、アイリストというお仕事のやりがいや、働き方について、インタビューをもとにまとめてきました。共感できるポイントはあったでしょうか?未経験からアイリストを目指す人や、現在アイリストでマンネリに陥っている人など、ぜひ参考にしてみてくださいね。