【まつげパーマお悩み解決】かかりすぎ・かかりにくいときはどうする?対処法をご紹介
近年話題のまつげパーマ。導入しているサロンでは、お客様からオーダーされない日が稀なほど、人気メニューとなっているのではないでしょうか。しかし、お客様のまつげのコンディションには個人差があり、「パーマがかかりすぎた」、「カール感がイマイチ」といったアイラッシュ施術者からの悩める声もチラホラ。そこで本記事では、まつげパーマがかかりすぎるとき、かかりにくいときの施術ポイントをご紹介。お悩みを解決していきます。
まつげパーマがかかりすぎる・かかりにくいとは?
まつげパーマにおいて、「かかりすぎる」「かかりにくい」とはどのような状況なのでしょうか。分かりやすく整理していきましょう。
まつげパーマがかかりすぎるとは?原因は?
まずは、まつげパーマがかかりすぎる状態を考えていきます。
まつげパーマがかかりすぎるとは
お客様の施術後のまつげを見て、「ちょっとカールが強すぎるな」と感じた経験があるアイラッシュ施術者もいるのではないでしょうか。まつげパーマがかかりすぎると、カールしたまつげがまぶたに触れてしまったり、まつげの先端がまぶたにささっているように見えたりするのは、まつげパーマがかかりすぎている状態といえます。
まつげパーマがかかりすぎる原因とは
まつげパーマがかかりすぎる原因の代表的な例をご紹介していきましょう。
<まつげパーマがかかりすぎる原因>
・まつげが細い
・まつげが傷んでいる
・まつげにハリやコシがない
・ロッドが合っていない
・巻き上げる際にテンションをかけすぎている
まつげパーマのかかり具合は、 お客様のまつげのコンディションに左右されやすく、目安時間通りに1剤をなじませて施術しても、パーマがかかりすぎてしまうことがあります。お客様のまつげが細い場合や、傷んでいたり、ハリやコシが不足していたりする場合は、施術の際に1剤で軟化しやすく、カールがかかりすぎることがあるため要注意です。
また、長いまつげに対してロッドが小さすぎるなど、お客様のまつげや目元に適したロッドを選定できていない場合も、カールが強く出すぎてしまうことがあります。まつげを巻き上げる際にテンションをかけすぎてしまうことにも配慮が必要です。
まつげパーマがかかりにくいとは?原因は?
次は、まつげパーマがかかりにくい状態について考えていきましょう。
まつげパーマがかかりにくいとは
まつげパーマがかかりすぎてしまうケースと逆に、1剤を目安時間通りになじませてから施術したにもかかわらず、思うようにカールがつかないケース。
まつげパーマがかかりにくい原因とは
施術後に「カールのかかりが弱い」、「カールがかかっていない」と感じるときには、どのような理由があるのでしょうか。
<まつげパーマがかかりにくい原因>
・まつげが太い
・まつげのハリやコシが強い
・ロッドを置く位置が合っていない
・パーマ液を均一に塗れていない
・1剤をなじませる時間が足りていない
・巻き上げる際のテンションがゆるい
まつげパーマがかかりにくい要因としては、 1剤でまつげの軟化が十分にできていないケースが代表的です。パーマ液がまつげにきちんと浸透しないと、まつげパーマはうまくかかりません。お客様のまつげが太い、ハリやコシがしっかりとしている、といった場合はパーマ液が浸透しづらく、通常の施術と同じ時間を置くだけでは不十分な場合があります。パーマ液をまつげにまんべんなく行き渡らせることができていないケースも。
ロッドを置く位置が遠すぎる、巻き上げる際のテンションがゆるすぎる、といったことが原因となることもあります。
まつげパーマがかかりすぎるまつげの施術ポイント
ここからは、「まつげパーマがかかりすぎるまつげ」を見極めるポイントや、施術時の注意点をご紹介していきます。
カウンセリングでしっかりまつげを確認する
まつげパーマのかかりすぎは、カウンセリングを丁寧に行うことで防ぐことが可能です。
お客様のまつげをしっかりと確認
まずはお客様のまつげを丁寧に観察しましょう。まつげパーマがかかりすぎる原因として、細いまつげや傷んでいるまつげはパーマ液が浸透しやすく、軟化しやすいことを挙げました。お客様のまつげが細かったり、ハリやコシが不足していたりするときは、まつげパーマがかかりすぎてしまう可能性を考慮します。
お客様のまつげパーマの経験をヒアリング
カウンセリングの段階で、お客様にまつげパーマ経験の有無を聞くことも大切。もしお客様がまつげパーマ経験者であれば、カールがかかりやすかったか、かかりにくかったかを聞いてみましょう。事前に情報を集めることも、まつげパーマを美しく仕上げるために重要です。
お客様のカールの好みを確認してロッドを選定
お客様の好みに合ったカールとなるよう、ロッドの角度や大きさを考慮し、選定を慎重に行います。お客様の好みに合わせるだけでなく、目元の幅やまつげの長さを考慮したロッド選びも重要です。
パーマ液で軟化させる時間を短めに調節する
1剤をなじませてからどれくらい時間を置くかは、仕上がりを左右する重要なポイント。カールのかかりすぎを防ぐには、 まつげを軟化させすぎないことが大切です。
例えば、塗ってから8分でオフすることが目安とされている1剤を使用する場合は、6分から7分で一旦確認をして、十分になじんでいるようであれば早めにオフします。確認の際は、ロッドへの貼りつき具合で判断する方法がおすすめです。十分に軟化しているまつげはロッドに絡むように貼りつき、軟化が進んでいないまつげはツイザーなどでさわるとロッドからはがれやすいことが特徴です。
まつげパーマがかかりにくいまつげの施術ポイント
次は、「まつげパーマがかかりにくいまつげ」を施術する際のポイントをご紹介していきましょう。
カウンセリングでしっかりまつげを確認する
まつげパーマがかかりにくいまつげかどうかは、初回の施術では分かりにくいもの。そのためカウンセリングを丁寧に行い、慎重に見極めていきましょう。
お客様のまつげをしっかりと確認
前項で、まつげパーマがかかりにくい原因として、まつげにハリやコシがありすぎるケースをお伝えしました。お客様のまつげがしっかりとした健康なまつげの場合は、まつげパーマがかかりにくい可能性があることも考慮しておきましょう。
お客様のまつげパーマの経験をヒアリング
お客様にまつげパーマの経験をヒアリングし、以前まつげパーマをしたときにカールがかかりにくかったようであれば要注意。その場合は1剤を塗って放置する時間を長めにとるなどの対策をしましょう。
ロッドを適した位置に置き、まつげがピンと張った状態になるよう巻き上げる
まつげパーマを美しく仕上げるには、ロッドの位置や巻く際のテンションも重要です。
ロッドの位置が遠すぎないか確認する
ロッドをまぶたから離れた位置に置いてしまうと、まつげにうまく角度がつかない、まつげを十分に巻き上げることができない、などの理由でカールが失敗してしまうことがあります。ロッドはきちんとまぶたに沿うように置きましょう。「ロッドが目頭から離れてしまい、部分的にカールがかからなかった…」といった例もあるので注意が必要です。
巻き上げる際にまつげがたるんでいないか確認する
ロッドにまつげを巻き上げる際は、まつげが ピンと張った状態に仕上げることが大切。巻きがゆるすぎる場合は、カールがうまくかかりません。テンションのかけすぎはまつげへの負担になりますが、適度に張った状態であることを確認しながら巻き上げましょう。
パーマ液をまんべんなくなじませる
パーマ液がまつげ1本1本に十分に浸透していないと、カールが思うようにかからなかったり、仕上がりにバラつきがでてしまったりします。よくあるのが、まつげのロッドに接している面へのパーマ液の塗り残しです。パーマ液を塗る際は、丁寧にまんべんなくなじませましょう。
パーマ液で軟化させる時間を長めに調節する
カールがかかりにくいまつげには、 1剤を十分に浸透させることが大切です。様子を見ながら、目安時間プラス1分から2分程度の調節が必要となる場合も。まつげが十分に軟化しているかどうかを確認する際は、前項でご紹介したように、ロッドに絡むようにはりついているかどうかをチェックしましょう。
まとめ
まつげパーマの「かかりすぎ」「かかりにくい」を解決するヒントは、お客様の自まつげのタイプやコンディションにあります。細いまつげや傷んだまつげはカールがかかりやすく、ハリやコシがしっかりしているまつげはカールがかかりにくい傾向があるので参考にしてください。さらに、施術の前にお客様にまつげパーマの経験をヒアリングして、まつげの状態を入念にチェックしておきましょう。ロッドの位置や巻き上げる際のテンションに気を配り、パーマ液をなじませる時間はまつげの状態にあわせて臨機応変に調節を。220321Esm