「ワゴンセッティング」を動画で再確認!アイラッシュ施術者の基本をおさらい
お客様へマツエクやマツパなどのサロンメニューを提供する際に、使用する道具をセットしておくワゴン。スムーズな施術に不可欠なアイテムです。アイラッシュ施術者の皆さんは、このワゴンに必要なグッズをどのようにセッティングしていますか?アイラッシュ施術者の基本中の基本である「ワゴンセッティング」のコツや注意点を、動画でおさらいしていきましょう。
ワゴンセッティングとは?大切なポイント3つ
ワゴンセッティングとは、サロンメニュー施術時に使用する道具や必要なものをワゴンの上にまとめてセットすること。ワゴンの引き出しなどに片付けていた道具を始業時に使いやすいよう表に出してセットしていきます。新たなお客様が来店されるごとに、メニューにあわせてセッティング内容を変えているサロンもあるようです。
ワゴンセッティングで大切なポイント3つ
ワゴンセッティングで重視したいポイントは3つ。自身がワゴンセッティングするシーンを思い浮かべながら、ぜひ確認してみてください。
- 施術を効率化できる配置になっているか
- 衛生面に配慮できているか
- 見た目が整っているか
マツエクやマツパは、施術しやすいようしっかりと配置を考えてワゴンセッティングすることで効率アップを目指せます。逆にセッティングが雑だと、施術の際に必要な道具を探すのに時間がかかったり、施術の流れがスムーズではなかったり、施術の効率がダウンしてしまうケースも。ワゴンセッティングをする際は、「ワゴン上の道具やアイテムが効率良い並びとなっているかどうか」が重要なポイントです。
ワゴンセッティングの際は、衛生面への配慮も大切。ワゴン本体や、ワゴンに乗せるものはアルコール消毒液などで消毒をしてから乗せましょう。また、衛生面に気を配りながら施術できるよう、いつでもすぐ使える場所にアルコール消毒液をセットしておくこともポイントです。
また、セッティング後のワゴンの見た目が整っているかどうかも確認を。なぜならワゴンは、施術前後にお客様の目にも触れるものだから。ワゴンの上が散らかっている、小汚い、といった雑多な状態だと、お客様に施術や衛生面に対して不安を与えてしまう可能性があるため気をつけましょう。
ワゴンセッティングの基本を確認!
ワゴンにはどのような道具をセットするのでしょうか。セッティングの際のコツもあわせてご紹介していきます。
ワゴンセッティングの際に準備するものは?
ワゴンセッティングでは、施術に必要な道具一式と消毒剤やコットンなどを準備します。提供するメニューにより必要な道具やアイテムは異なりますが、基本は以下を参考にしてください。
- まつげエクステ
- グルー
- グループレートやエクステプレート
- プレケア剤
- サージカルテープ
- ツイザー
- ステリライザー(ツイザー立て)
- リムーバー
- 精製水
- 消毒液
- ゴミ箱やゴミ袋
- 時計
- カウンター
- ブロワー
- 温度計・湿度計
リストアップしてみると、多くのアイテムがあることが実感できます。これらを衛生面に気を配りながら、使いやすい配置で、整頓してセッティングしていきましょう。マツパの施術であれば、ロッドや薬剤などをセットして、グルーやエクステなど不必要なものは片付けます。
マツエク施術の際は、温度計・湿度計を設置することもポイントです。グルーを使用するのにベストな状態かどうか、配慮しながら施術をしましょう。グルーの使用に適した温度や湿度はこちらを参考にしてください。
- 湿度:40~60%
- 温度:20~25℃
ワゴンセッティングのコツ
ワゴンセッティングを少し意識するだけで、施術ワゴンはグッと使いやすく、整った見た目になります。効率良く施術できるワゴンセッティングのコツや、見栄えが良くなるコツをご紹介していきましょう。
使用頻度が高いものは手前に
前項で、ワゴンセッティングでは施術を効率化できる配置が大切とご紹介しましたが、施術で必要な道具やアイテムは、「使用頻度が高いものを手前に置く」ことが基本です。たとえばグループレートやエクステプレートを使用する場合は、特に手が届きやすい場所に設置します。こうすることで、施術時に無駄な動きをすることなくエクステをとったり、グルーをつけたりすることができます。
容器の形状をそろえると見栄えが良くなる
ワゴンの上に置く道具やアイテムを収納する容器に気を配ると見栄えがグッとアップします。ポイントはこちら。
- 大きさや高さをそろえる
- 形をそろえる
- 素材をそろえる
見栄えを良くするなら、容器のサイズ感や高さをそろえることがポイント。さらに、丸い容器でそろえる、四角い容器でそろえるなど、容器の形を統一すると、並べて収納・設置しやすく、ワゴン上の整頓がスムーズです。また、ガラス素材で統一する、ステンレス素材で統一するなど、素材にもこだわると洗練されたイメージになりますよ。
ゴミ箱の設置を忘れずに
施術時に出たゴミや、手指消毒で使用したコットンなど不要なものをサッと捨てられるよう、ゴミ箱も忘れないように準備しましょう。ボックスタイプの置くタイプのゴミ箱を用意しても良いですし、ビニール袋をテープなどでワゴンに貼りつけてゴミ入れとする方法もあります。
【動画解説】ワゴンセッティングを動画でチェック
「ワゴンセッティングの流れを見てみたい」「自分以外の施術者のワゴンセッティングが気になる!」…という方もいるのでは?ワゴンセッティングの流れが分かりやすい動画をご用意しました。ぜひ参考にしてください。
- 消毒用のエタノール(濃度76.9%~81.4%)を準備
- 消毒液をコットンなどに含ませ、ワゴンの天板・手すりなどを拭く
- ワゴンの天板にキッチンペーパーを敷く
- ワゴンの上に並べる道具やアイテムを消毒しながら置いていく
- ツイザー立てを、消毒液を含ませたコットンでしっかり拭き、消毒液を含ませたコットン数枚を底に敷く
- ツイザーを消毒しながらツイザー立てにセッティングする
ワゴンセッティングはこのような流れで行います。ポイントはひとつひとつ消毒液を含ませたコットンでの拭き取りを徹底しているところ。衛生面を考慮しながら、並べていきます。
またグルーアレルギー対策として、「揮発物質吸着ゲル」を使用している施術者やサロンもあるのではないでしょうか。ゲルを使用する場合は、グループレートの真横に置きましょう。そのほか、施術に適した環境が整っているかどうか、温度計・湿度計を準備してチェックすることも大切です。
ワゴンセッティングは衛生面に配慮を!配置次第で施術の効率化も
ワゴンセッティングのポイントは、「衛生面に配慮する」「施術を効率化できる道具の配置に気を配る」「見た目を整える」です。ワゴンや施術で使用する道具はしっかりと消毒をしてからセッティングします。配置は施術をイメージし、使用頻度が高いものを手前に置きましょう。道具やアイテムの容器は統一感を持たせると、見栄えがアップしますよ。衛生面に十分に配慮しながら、自身にとっては使いやすく、お客様からは見栄えが良いワゴンとなるよう、うまくセッティングしていきたいですね。今回ご紹介した動画とともにぜひサロンワークの参考にしてください。
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