【左利きアイラッシュ施術者向け】ベッドもワゴンも反対側!配置で気をつけるポイントは?
マツエクの施術では、ベッドやワゴンを使いやすい位置に配置する必要があります。しかしベストな配置は利き手によって異なるにも関わらず、一般的に右利きが多いことから、左利きのアイラッシュ施術者がサロンワークに難しさを感じることも…。そこで今回は、左利きアイラッシュ施術者に向けて、サロンのベッドやワゴンなどの配置で気をつけるべきポイントを画像とともにご紹介します。
左利きアイラッシュ施術者は配置が反対
まず、お客様が使うベッドですが、空間に縛りがない限り、ベッドの短辺が施術者の真正面に来るよう配置するのが基本。このベッドの位置は、アイラッシュ施術者の利き手に関わらず同じです。そして、商材を置くワゴンは、右利きのアイラッシュ施術者とは反対の左側に置く必要があります。右利きのアイラッシュ施術者と同じ配置では、商材が取りにくく施術がしづらいことが大きな理由のひとつです。
また、オープンフロアかつスペースが限られているサロンの場合、隣にいるアイラッシュ施術者やお客様とぶつかってしまうなどのデメリットもありまます。こういった事態が発生すれば、きれいなデザインに仕上がらないことも考えられます。ワゴンは必ず利き手で作業しやすい位置に配置することを覚えておきましょう。
また、ベッドやワゴンの配置だけでなく、ワゴンに置く商材の配置にも注意しましょう。右利き用に配置していたエクステやラッシュリフト剤(カール剤)など、左利きのアイラッシュ施術者が使いやすいよう、右利きとは反転させるかたちで配置すると施術しやすくなります。ツイザーなど、アイテムによっては左利き専用の道具も販売されています。より使いやすさを追求したいアイラッシュ施術者は、ワゴン上の配置と合わせて左利き専用の道具を探してみるのもひとつの方法です。
マツエクやラッシュリフトなど、アイラッシュの施術はお客様の目元に直接ふれるため、とても繊細。正確に施術を行うためにもベッドやワゴンなどの配置に配慮し、アイラッシュ施術者にとって作業しやすい環境を整えることが重要です。こういったサロンワークに直結するベッドの位置や、ワゴンの配置に気をつけることで、お客様の満足度向上にもつながるでしょう。
左利きのアイラッシュ施術者はサロンのつくりや環境を考慮する必要がある
ただ漠然とサロンのレイアウト行った場合、左利きアイラッシュ施術者が施術を行う際にベッドやワゴンの位置が悪く、満足のいく施術が提供できない可能性が高くなります。特に、施術商材を置くワゴンの配置は重要ポイント。お客様の頭の位置あたりにワゴンを配置できなければ、作業効率が悪くなります。またオープンフロアでスペースが限られたサロンの場合、隣の施術スペースに迷惑がかかるなどの問題が発生するケースも…。
そこで重要なポイントが、サロンのつくりを配慮してレイアウトすること。ここでは、レイアウトする際のポイントを詳しく解説します。頻繁に動かしにくいベッドの位置を工夫して、ワゴンを適切な位置に配置できるよう、しっかりチェックしてみてください。
壁なのか仕切りなのかによってもレイアウトは変わる
個室で左利きアイラッシュ施術者が施術を行う際には、利き手側のスペースを広めに確保しましょう。基本的に施術を行う際は、利き手にかかわらず、お客様の頭部に対して真正面に座るのが一般的。
一方で、施術するスペースが個室ではなく、パーテーションやカーテンなどで仕切られているサロンの場合は、ベッドを置く位置に配慮する必要があります。隣で施術を行っているアイラッシュ施術者やお客様にぶつからないだけの間隔を確保しておかなければなりません。
サロンの広さによってもレイアウトは変わる
サロンに十分なスペースがある場合、ひとつひとつの施術スペースを広めに確保しましょう。広めのスペースを確保してベッドを中央に配置することで、右利き、左利きのどちらのアイラッシュ施術者が施術を行っても、快適に作業できるはずです。
しかし、どうしてもサロンのスペースが限られている場合、十分な間隔確保が難しいケースもあります。こういった場合は、施術者として自分が動きやすいスペースを確保するため、個室の壁際にベッドをくっつけるなどの工夫が必要です。
在籍するアイラッシュ施術者の人数でもレイアウトは変わる
ベッドの台数に対して在籍するアイラッシュ施術者の人数でもレイアウトは変わります。例えば、そのサロンに在籍しているアイラッシュ施術者と同じ台数のベッドがあれば、左利きアイラッシュ施術者専用のブースを常に確保しておくことが可能です。しかし、サロンに所属しているアイラッシュ施術者よりベッド数が少ない場合、左利き用のベッドを常に確保しておくと、デッドスペースになりかねません。
つまり、左利き用に部屋をセッティングしていることで、右利きのアイラッシュ施術者が施術できなくなり、予約枠に空きが出てしまうということ。そのため、出勤状況に合わせて日々配置を調整する、もしくは右利き、左利きどちらのアイラッシュ施術者も施術を行えるようすべての部屋に十分なスペースを確保する、などの対策があげられます。サロンの広さとベッド数、スタッフ人数など、サロン全体のキャパにマッチする方法を選択して、レイアウトを考えましょう。また、限られたサロンスペースをフル活用できるよう、予約受けつけ時には部屋割りを意識することも覚えておきたいポイントです。
ベッドやワゴンを配置するポイントを解説
ここでは、左利きのアイラッシュ施術者に向けて、スペースが限られている個室や、半個室タイプのサロンでのベッドを配置するコツとワゴンを配置する際のポイントを画像で分かりやすく解説します。利き手に関係なく、いつ誰に見られても恥ずかしくないよう、ワゴンの上を常に整理整頓しておくことも忘れずに!
ベッドの配置例
こちらは、右利きのアイラッシュ施術者用のベッドの配置例。利き手である右側にしっかりスペースが確保されています。画像のように、個室になっておりスペースが限られている場合は、ベッドを壁側にくっつけ、できるだけ広くスペースが確保できるよう配慮してみてください。
こちらは、左利きのアイラッシュ施術者用のベッドの配置例。右利きのアイラッシュ施術者とは真逆で、とにかく左側のスペースを広く確保することがポイントです。左側にしっかりスペースを作ることで、ワゴンを置く場所が確保でき、施術しやすくなります。
また、アイラッシュ施術者目線でスペースを確保するだけでなく、通りやすいかなど、お客様目線でのスペース確保も忘れてはいけません。
ワゴン上の配置
左利きのアイラッシュ施術者はベッドやワゴンなどの大きな什器の配置だけでなく、ワゴンの上に置いているアテイムの位置にも注意が必要です。
こちらは、右利きのアイラッシュ施術者用のワゴンの一例。グループレートやグルーなど、施術に大きく関わるアイテムは、特に利き手に近い位置に配置しています。
一方でこちらは、左利きアイラッシュ施術者用のワゴン上の配置の一例。右利き用の配置とは真逆の配置になっています。また、ワゴンサイドにラックなどをひっかけている場合も、右利き左利きで、配置を変えると使いやすくなるため覚えておきましょう。もちろん、こちらは一例のため、各サロンの置き方や自分自身が使いやすい置き方に変えて、利き手が使いやすいよう工夫して商材を置くことが大切です。商材の位置を工夫することで、施術がスムーズかつスピーディー、間違った商材を使うミスをなくす、といった狙いがあります。
まとめ
左利きのアイラッシュ施術者は、ワゴンの位置を利き手側に配置することが大切です。そうすることで、スピーディーな施術ときれいな仕上がりを目指せるでしょう。そして、ワゴンを適切な位置に置くには、ベッドの位置やスペースの取り方も重要!左利きアイラッシュ施術者がスペースの限られた個室で施術を行う場合には、ベッドを極力右側に寄せ、ワゴンを置くスペースやお客様の動線を確保するのがおすすめです。左利きでも施術のしやすい環境を整え、施術効率をアップさせましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
220928Ehc