【動画解説】パリジェンヌとも相性◎下まつげパーマの1液塗布~2回目巻き下げ前まで
目元を大きく華やかに演出できる下まつげパーマ。パリジェンヌラッシュリフトをはじめとしたまつげパーマの施術に合わせて、下まつげパーマもかけたいと希望するお客様が増えてきています。しかし、下まつげパーマの施術には、上まつげパーマに比べて繊細なテクニックが必要です。そこで今回は、下まつげパーマの「1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで」にスポットをあてて、動画とともに徹底解説!下まつげパーマの施術に悩んでいる方はぜひご覧ください。
まつげパーマを均等に仕上げる1液の塗り方を再確認
下まつげパーマの施術の際に、「カールにばらつきが出てしまう…」と悩んでいるアイラッシュ施術者も多いのでは?このような場合、1液の塗り方に問題があるかもしれません。まつげパーマを均等に仕上げるためには、1液をムラなく均一に塗布することが非常に大切です。ここでは、まつげパーマをイメージ通りに美しく仕上げるための、1液の塗り方について確認しましょう。
まずは、1液を塗布する前の下準備についてです。実は、1液を塗布する前のテープワークや巻き上げなどにも注意すべき点があります。
- まつげの根元がしっかり見えるようテープワークをすること
- 液だれ防止のために、1液には硬めのラッシュリフト剤を選ぶこと
- 1液を均一に塗布するために、まつげ同士が重ならないように巻き上げること
1液を均一に塗るためには、まつげの生え際がしっかり見えるようテープで固定することが重要です。また、ラッシュリフト剤のテクスチャーが柔らかすぎると、液だれにより均一に塗布できない場合があるため要注意。1液をまつげの根元までしっかり塗布できるように、ある程度硬さがあるセット剤が好ましいでしょう。
さらに、1液を均一に塗布するためには、巻き上げのときにまつげ同士が重ならないように注意しなくてはなりません。お客様の目元に合ったロッドを使い、ロッドを置く位置などにも気を配る必要があります。
下準備が整ったら、1液を塗布していきます。1液の塗り方は以下のとおりです。
1.まつげの根元(粘膜ギリギリのライン)に1液を横一直線に揃えて塗布する
2.根元のラインに1液をきっちりと塗布したら、毛先に向けて均一に伸ばす
3.目頭や目尻に塗り残しがないかチェックする
はじめからまつげ全体にまんべんなく塗るのではなく、まずはまつげの根元に沿って1液を塗布することがポイント。まつげの生え際にしっかりと塗布ラインを揃えた後で、毛先に向かってムラのないように伸ばします。目頭や目尻などの短いまつげにも塗り残しがないか、最終チェックを怠らないようにしましょう。
ここまでご紹介した1液の塗り方は、上まつげに限らず下まつげにも当てはまります。しかし下まつげパーマの施術となると、1液の塗り方をベースに、さらに注意すべきポイントがあるのです。続いては、下まつげパーマの「1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで」に注目して、塗り方のコツを動画とともに解説します。
【動画解説】1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで
まずは、下まつげパーマの「1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで」の大まかな流れを確認しましょう。
1.まつげの際まで1液を丁寧に塗布する
2.毛先まで塗り終えたら、塗り漏れや塗りムラがないか確認する
3.塗布後、薬液浸透のために、ペーパーを置いて固定させる
4.目頭側と目尻側にペーパーを分けて、まつげの根元をしっかりと覆う
5.上に液がつきやすい場合、圧縮コットンを挟む
6.楊枝で1液を拭き取る
7.さらに精製水を含ませた綿棒で丁寧に拭き取る
8.拭き終えたらロッドの位置を調整する
上まつげよりも毛が細く短い下まつげへの施術では、まんべんなく1液を塗布するのが難しいと感じる方も多いはず。新人アイラッシュ施術者の場合、下まつげの根元に当たることを恐れて、しっかりと塗りきれていないケースもあるでしょう。下まつげパーマでも、1液を塗布する際には、粘膜ギリギリまで塗ることが大切!とはいえ、上まつげよりも細く短い下まつげは、どうしても塗りにくいもの。粘膜に触れてしまうことを避けるため根元1ミリを外して、しっかり生え際まで塗ることを心掛けましょう。
また下まつげパーマの施術の場合、上まつげに液がつきやすい点も要注意。すでに上まつげパーマをかけているお客様も多いため、その仕上がりを崩さないよう気を配ることもポイントです。
1液を塗布して浸透させた後は、楊枝やベビー綿棒などを使って丁寧に拭き取ります。拭き終えた後は、ロッドの位置がずれていないか再度確認することで、2回目巻き下げをよりスムーズに行うことができますよ。
【動画解説】下まつげパーマ「1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで」のコツ
ここからは、下まつげパーマを美しく仕上げるためのコツを、2分54秒の動画で紹介。「1液塗布~拭き取り~2回目巻き下げ前まで」の流れの中で、ポイントとなる部分をピックアップしてお伝えします。
0:00~1:43 1液塗布
1:44~2:39 1液放置タイム終了~拭き取り
2:40~2:54 ロッドの位置を調整して、2回目巻き下げへ
動画では、上まつげパーマと比較して難易度が高いといえる1液塗布の工程を詳しく解説しています。動画の中でも押えておきたいポイントは以下の5つです。
◆ポイント①
下まつげは本数が少なく毛も細く短めであるため、上まつげパーマよりも塗布量を減らしましょう
軽く上まぶたを持ち上げながら、際まで丁寧に塗布します
◆ポイント②
まつげの根元側は、セット剤を伸ばすのではなく置くように塗布しましょう
伸ばすように塗ってしまうと、根元側にしっかり塗布できません
◆ポイント③
目頭部分に塗布する際には、楊枝を縦にするか少し起こすようにして、鼻に当たらないように塗布します
◆ポイント④
拭き取りの際には、薬液を拭うためのコットンを左手に持っておくとスムーズです
◆ポイント⑤
まばたきの多い方や涙が出やすい方は、ロッドの位置がずれやすいので注意しましょう
2回目巻き下げ前に必ずロッドの位置を確認して、調整を行います
下まつげパーマの施術では、まつげの本数・細さ・長さに合わせた塗布量を見極めることが大切です。お客様の下まつげのボリュームに合わせて、塗布量を調整するようにしましょう。
また、1液を伸ばすように塗布すると、根元側の塗布量が少なくなってしまうので要注意!下まつげパーマでカールにばらつきが出てしまう方は、ぜひ1液の塗り方を動画で再度確認してみてください。
拭き取り後は、ロッドの位置を確認することをお忘れなく!ロッドの位置がずれていると、その後の巻き下げにも影響が出てしまうので注意しましょう。
まとめ
パリジェンヌラッシュリフトやカール系まつげパーマの人気に伴い、下まつげパーマにも注目が集まっています。しかし、下まつげパーマは、上まつげの施術よりも難易度が高く、カールにばらつきが出やすい場合があります。1液の塗布量は上まつげの施術よりも少なめに、まつげの根元側は伸ばすのではなく置くように心掛けましょう。これまで下まつげパーマの施術に悩んでいた方は、ぜひ今回の動画をチェックして、今後の施術に活かしてみてはいかがでしょうか。
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