【他店との差別化対策】カラーエクステのカウンセリング力を強化しよう!
アイラッシュ戦国時代において選ばれるサロンになるために、他店以上の価値を提供できるサロンを目指したいもの。技術のみで大差をつけることは難しくても、お客様の希望や悩みを聞き出して“なりたいイメージ”を提案する「カウンセリング力」を鍛えることで、他店との差別化を図れる可能性があります。今回は、カラーエクステのカウンセリング力強化のためのポイントや、オーダー以上の提案を叶えるための知識をご紹介しましょう。
【基本】カウンセリングでしっかりと“なりたいイメージ”をヒアリング!
お客様の要望を引き出すカウンセリングは、アイラッシュ施術者との信頼関係を築き、リピートにつなげるための大切なステップです。
まずは、カウンセリングの精度を高めるポイントをチェックしていきましょう。
なりたい印象を明確にしてイメージを共有しよう
お客様は来店の時点で、細かくオーダーを決めていないケースも多いもの。しかし、「ヘアカラーとまつげの色を合わせて垢抜けた印象になりたい」「つり目のキツイ印象をやわらげてキュートに見せたい」などの希望や悩みを抱えているはずです。
まずは、お客様のなりたい印象を聞くことに徹し、イメージを共有しましょう。場合によっては、仕上がりのイメージ写真を見ながら希望を具体化していくことも有効です。
経験と知識をもとに要望を微調整しよう
お客様のなりたいイメージがつかめたら、その後はアイラッシュ施術者から「似合わせる」ための提案を行います。これまでの経験と知識をもとに、目元をより素敵に仕上げるためのカラーを丁寧な説明とともにお伝えましょう。お客様の要望をふまえながら、似合う仕上がりになるようオーダーを微調整していくことが大切です。
オーダーを微調整する際に考慮するポイントは以下のとおり。
- 自まつげの長さや量、カール
- 顔の面積や輪郭、目の大きさなどの顔全体のバランス
- 職場環境などのお客様のライフスタイル
- まつげの生え癖やダメージ
- 目の黄金比率(縦幅:横幅=1:3) など
さらに、お客様自身が気づいていなかった特徴や魅力も伝えることで、「この施術者さんなら任せられる」という信頼感が生まれるでしょう。
ここまでで紹介した通常のカウンセリングに加え、カラーエクステならではの「似合わせるためのカウンセリング」を実施することで提案力がアップします。次項からは、カラーエクステの色選びに役立つ知識をチェックしていきましょう。
【カラーの色味別】与える印象の違いをおさらい
多くの種類があるカラーエクステの色味ですが、色の選択で迷われているお客様には、どのような提案を行えば満足度を高めてもらえるでしょうか。ここからはカラーエクステの色味別に与える印象の違いや、どんな方におすすめすると良いかを再確認していきましょう。お客様のなりたい印象に基づいたカラー提案をするためのヒントになりますよ。
ブラウン系
肌なじみの良いブラウン系は、主張しすぎず自然に盛れるカラー。ダークブラウンはボリュームを出しつつ柔らかな印象に、明るめのブラウンは色素を薄く見せて外国人風メイクにも映える目元になります。オフィスや学校でも浮かない仕上がりを求める方におすすめしやすいカラーです。また、肌の色素が薄めの方の場合、ブラックよりもブラウン系の方がナチュラルに仕上がることもあります。
レッド系
元気で存在感のある印象にできるのがレッド系。瞳をうるんだように見せる効果も期待できます。派手になりすぎず個性を出したいという方には、レッド系の中でもダークな色味がおすすめ。対して、ビビットなレッドはキュートさとともにセクシーさも演出できます。着物や振袖との相性も◎。
オレンジ系
血色感を漂わせ、お肌の透明感がアップしたように見せられるオレンジ系。色みや組み合わせる色によって印象が変わります。少し明るめのオレンジブラウンは、奇抜になりすぎず華やかな目元に。目尻にオレンジ→ピンク→レッドのグラデーションを作るとキュートな雰囲気になります。暖色系のヘアカラーをしている方はとくになじみやすく、おすすめのカラーです。
ピンク系
ガーリーで華やかな印象になるのがピンク系。中でもパステル系やくすみ系のピンクは明るく可愛らしい雰囲気になります。ビビットピンクはイベント前など、いつもより派手な仕上がりを希望する方におすすめ。肌を血色良く見せられることから、若々しさも演出できるカラーです。
パープル系
パープル系は優雅なイメージを演出できるカラー。淡いパープルは上品さとともに可愛らしさも引き出します。濃いパープルはミステリアスな雰囲気の中にセクシーな印象もプラスできます。目尻のみに装着してポイントカラーとして使うのもおすすめです。
イエロー系
カラーエクステの中で明るさが際立つイエロー系。派手で華やかなイメージにしたい方はもちろん、ブラウンなどのカラーと組み合わせて柔らかさや透明感のある雰囲気にすることも可能。明るいトーンのヘアカラーやカラコンをしている方にもおすすめです。
ブルー系
クールで個性的な印象のブルー系は、白目をクリアに見せて清潔感アップも期待できるカラーです。淡い水色であれば透明感のある柔らかな印象に。サックスブルーはエキゾチックな印象でリゾート先でも映えるでしょう。また、ネイビーは知的さと落ち着いた印象を演出できます。
カーキ系
定番のブラウン系との相性が良く、肌になじみやすいカーキは、大人世代の方も取り入れやすいカラー。親しみやすさや明るい印象を演出しつつ、あか抜けた印象に近づけられます。アッシュ系の髪色にしている方にもおすすめです。
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カラーマツエクの選択には、お客様自身がどんな印象になりたいか、どんな予定を控えているかなどをヒアリングし、それに合った印象のカラーを伝えるとより納得感のあるカラー選択ができるでしょう。さらに何色かのミックスや、目尻のみなど装着する位置の提案もプラスし、より提案の幅を広げられると良いですね。
【イエベ・ブルべ別】似合うおすすめのカラーエクステとは?
お客様のなりたい印象をふまえながら、似合うカラーエクステを提案するにはパーソナルカラー診断もできるようになると◎。パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った肌や髪、瞳などの色に調和した「その人に似合う色」のことです。
パーソナルカラーに基づいたカラーエクステを用いることで、顔に違和感なくなじみながらも瞳をより綺麗に見せられたり、顔色を明るく見せつつ目元を自然に強調できたりといった効果が得られます。お客様の要望どおりに仕上げるだけでなく、より似合わせる提案をプラスすることで信頼感アップにもつながるでしょう。
パーソナルカラーは肌や髪、瞳などを総合的に考慮して診断するものですが、腕の内側の血管の色や普段の白目の色合いによって、肌が「イエローベース(イエベ)」または「ブルーべース(ブルベ)」どちらのグループに属するかの傾向が分かります。
一般的には、腕の内側の血管が緑色がかっていればイエベ、青み寄りか赤紫っぽい色であればブルベと判断できます。
また、白目がアイボリーがかっていればイエベ、やや水色がかっている場合はブルベの傾向があります。
ここからは、イエベ・ブルベそれぞれの肌に調和しやすいカラーエクステの色味をご紹介します。似合わせるための提案に活かしてみてください。
イエベにおすすめのカラーエクステ
イエベはメインカラーに黄味を含んだ色が相性◎。代表的な色は下記のとおりです。
ブラウン系 |
ナチュラルライトブラウン・ナチュラルブラウン・イエローブラウン・ダークブラウン |
イエロー系 |
カナリアイエロー・マスタード |
ブルー系 |
ターコイズ・ティールブルー |
グリーン系 |
ライムグリーン・モスグリーン・オリーブグリーン |
その他 |
ゴールド・ブロンズ |
ブルベにおすすめのカラーエクステ
ブルベはメインカラーに青またはピンクを含んだ色がとくに似合います。下記の色が代表的です。
ブラウン系 |
ココアブラウン・ピンクベージュ・グレイベージュ・ナチュラルブラウン・ローズブラウン・ラズベリーブラウン・レッドブラウン |
ピンク系 |
ベビーピンク・ローズピンク・チェリーローズ |
パープル系 |
ラベンダー・ライラック・ロイヤルパープル |
ブルー系 |
ラベンダーブルー・ペールブルー・ロイヤルブルー |
グリーン系 |
ペパーミントグリーン・フォレストグリーン |
その他 |
シルバー・チャコールグレー・シルバーグレー |
パーソナルカラーは原則として一生変わらないものなので、一度診断を行えばその後の施術に長く活用できます。根拠のあるカラー提案をカウンセリングの中で行い、お客様の「似合う」と「なりたい」を形にしましょう。
まとめ
お客様の「また来店したい」という気持ちを引き出すには、確かな施術スキルはもちろん、カウンセリングを通して信頼関係を築くことも大切です。お客様のなりたいイメージを的確につかみ、似合わせるための提案を行うことがサロンの強みとなり、他店との差別化も図れるでしょう。お客様の魅力をさらに引き出すカウンセリングを意識して、リピートにつなげてくださいね。
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