【シーン別】コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム

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まつげの前処理や道具の掃除などに欠かせないコットン。しかし「繊維が出てきて困った」という場面に遭遇したことはありませんか?最近では、コットンの毛羽立ち対策として違うアイテムを使うアイデザイナーもいます。サロンワークをより安全・快適に行うためにも、コットンの使い方を今一度工夫してみましょう。そこで今回は、コットンの毛羽立ちが気になる場面を解説するとともに、シーン別の代用アイテムをご紹介します。

コットンの毛羽立ちが気になる場面とは?

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム

サロンワークにおいて、「繊維」は大敵とくにマツエクの場合、万が一お客様のまつげに繊維がついたままエクステを装着すると、繊維がグルーに巻き込まれた状態で固まり、目にゴロゴロ感が残ったり炎症を引き起こしてしまったりと、トラブルのもとになってしまいます。
繊維はタオルや不織布テープなどからも落ちますが、コットンはとくに気をつけたいアイテム。「圧縮コットンなら繊維が出ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、圧縮コットンは毛羽立ちにくいだけで、引っ掻くと簡単に繊維が立ち上がります。
繊維がまつげに付着すると、お客様の目を傷つけることになるだけでなく、思いもよらぬ不便が生じることも。
まずは、サロンワークでよくあるコットンの毛羽立ちが気になる場面を見ていきましょう。

エクステのオフや装着前

通常、エクステをオフするときは下まぶたとまつげの間にコットンを挟みます。オフが終わったら、コットンの繊維がまつげに絡まっていないか慎重にチェックしなければなりません。また、来店直前や施術前にメイク落としをするお客様は、コットンやタオルの繊維がまつげに残っている可能性もあります。

まつげの前処理をするとき

前処理でまつげの汚れや油分を取り除く際も、繊維がつくリスクがあります。前処理は、まつげの下にコットンを置いて、アプリケーターでプライマーを染み込ませながら汚れを落としていくやり方や、プライマーを含ませた綿棒やマイクロスティックでまつげ1本1本を拭いていくやり方があります。コットンはもちろん綿棒も繊維の塊のため、まつげを触ったときにエクステなどに引っかからないよう注意しましょう。

ツイザーやシザーを拭くとき

施術中にグルーが付着したツイザーをコットンで拭き取る際も、繊維に気をつけたいポイント。コットンにエタノールを含ませているため毛羽立ちにくくなっているとはいえ、施術時間に気を取られて繊維を見落とすことがないよう気を遣いましょう。もちろん、施術後の清掃の際も同様です。
また、テープやコットン、キッチンペーパーなどをカットするシザーにも落とし穴が。カットの際、シザーに付着した繊維がテープなどに移り、施術中のまつげに絡まってしまう恐れがあります。

グルーのノズルを清掃するとき

巻き上げやマツエクに使うグルーのノズルも、繊維が付着しやすい部分です。施術ごとに清掃が必要なグルーのノズルは、1本使い切るまでに何十回も拭き取り掃除をします。1回の拭き取りで付着する繊維が少なかったとしても、回数を重ねるごとに分厚くなりフタが開かなくなることも。
また、フタがきっちりと閉まらない状態では中身が酸化しやすく、劣化してしまうとグルーが残っていても破棄するしかありません。繊維の付着を放置するとコストにも影響するため、グルーのノズル清掃の際は繊維残りがないかこまめにチェックしましょう。

コットンの毛羽立ちが気になる場合の代用アイテムは?

施術中や清掃中に、気を遣わなければならない「繊維」。しかし、どんなに気をつけていてもうっかり見落としてしまうことがあるかもしれません。そこで、サロンワークに使う道具を、毛羽立ちにくいものに代えてみるという方法があります。ここではコットンの代わりに使えるアイテムを、シーン別にご紹介しましょう。

前処理やオフに「カークランドシグネチャー ペーパータオル」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム 出典:Amazon

エクステの前処理やオフに使うコットンを、厚手のキッチンペーパーに代えることができます。木材など植物由来のパルプからできたキッチンペーパーは、吸水性に優れていながら毛羽立ちにくく、コットンの代用品としてぴったりのアイテムです。
中でもコストコのオリジナルブランド「カークランドシグネチャー」のペーパータオルは、一般的なキッチンペーパーよりも厚みがあり、丈夫で破れにくいことが特徴。1ロール160シートと大容量で、カットして使えばコスパも抜群です。
プライマーやリムーバーが浸透して肌に付着しないか気になる方には、圧縮コットンをキッチンペーパーと下まぶたの間に挟むという手もあります。また、0.06mm前後の極細エクステをリペアする際にも、繊維が絡みにくいキッチンペーパーだと作業しやすいでしょう。

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道具の拭き取りに「ウエス(ペーパーワイパー)」

ツイザーやグルーなど道具の拭き取りには、ウエス(ペーパーワイパー)がおすすめ。ウエスとは、パルプや不織布でできた使い捨ての雑巾のこと。水や油を素早く吸収し、毛羽立ちや紙粉が出にくいため、精密機器やクリーンルームの手入れにもよく使われるアイテムです。
ウエスならティッシュ感覚(※)で使えるため、道具以外にもサロンのあらゆるところを掃除できて便利。ウエスはさまざまなメーカーから発売されているので、使いやすさやコストなどを比較して選ぶと良いでしょう。今回は代表的なウエスを2つご紹介します。
(※)ウエスは人の肌には使えませんのでご注意ください。

日本製紙「キムワイプ」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム出典:Amazon

日本製紙の「キムワイプ」は、毛羽立ちや紙粉を限りなく抑え、独自の加工で水や油の吸収力を高めた製品。取り出し口の設計にこだわり、サッと取り出しやすく、取り出す際に紙粉が発生するのを防ぎます。さまざまなサイズが展開されており、最小サイズの「キムワイプ S-200 mini」は箱のサイズが縦12×横11.5×高さ9cmほどと、ワゴン内に置いておいても場所を取りにくいのが特徴です。

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大王製紙「エリエール プロワイプ ソフトワイパー」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム出典:Amazon

大王製紙の「プロワイプ ソフトワイパー」は、キムワイプと同様、繊維や紙粉が出にくいウエス。中でも「プロワイプ ソフトワイパーS200」は、厚み・硬さともに、初めてウエスを使う方にもおすすめなスタンダードタイプです。プロワイプは用途別にさまざまな種類が展開されており、より紙粉が少なく、吸収力がパワーアップした「プロワイプ ダブルマイクロワイパー」などもあります。

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いつものコットンを「毛羽立ちにくいコットン」に変えるのも◎

コットンは繊維が落ちてしまうことがあるとはいえ、柔らかくて伸縮性があるため、目の形に沿わせやすいことがメリットです。また、カットする手間なく細かいところも掃除できるサイズ感など、コットンならではの使い勝手の良さもあります。「繊維も気になるけど、やっぱりコットンが使いやすい」という方は、「毛羽立ちにくいコットン」を意識して選んでみるのもおすすめ。毛羽立ちにくく、使いやすいアイテムを2つご紹介します。

WizLash「くっつかないシートコットン」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム出典:EYELASH GARAGE

一般的な綿でできたコットンと違い、くっつかない材質でできたシートコットン。薄くて柔らかいため、グルーやツイザーの細かい部分までしっかり拭き取れます。また、細くカットすれば、ラッシュリフトの2液塗布後のまつげ押さえとしても使えます。

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カワモト「圧縮コットン キュアレット E」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム出典:EYELASH GARAGE

医療脱脂綿を圧縮し、前処理やエクステのオフに使いやすいサイズにしたコットンです。極薄ながら吸水性に優れているため、まつげの下へ敷くのにぴったり。毛羽立ちにくく、綿のため触りが良いのもポイントです。

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クレンジングや洗顔後にあると便利「使い捨てフェイシャルタオル」

お客様がサロンでメイク落としや洗顔をする際、通常のコットンやタオルをお渡しするとまつげに繊維が付着する可能性があります。そんなときは、毛羽立ちにくい使い捨てフェイシャルタオルが便利。お客様の肌に触れるものになるため、肌に優しい商品を選びましょう。

ITO「スキンコットンタオル」

コットンは何で代用できる?毛羽立ち対策になるお役立ちアイテム出典:EYELASH GARAGE

ITOの「スキンコットンタオル」は、植物繊維でつくられた肌に優しく毛羽立ちにくい使い捨てタオルです。メイク落としのコットン代わりにも利用でき、メイクの濃さに合わせて使い分けができるよう1枚のシートを大小2枚に切り離せるミシン目があるのが特徴。施術道具の清掃はもちろん、施術時のおでこシートとしても使え、ひとつあると何かと便利なアイテムです。

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まとめ

キッチンペーパーやウエスなど、意外なものがコットンの代用品になります。いつも使っているコットンを少し工夫するだけで、お客様に配慮できたり、サロンワークが快適になったりと、大きなメリットを感じられるでしょう。とはいえ、今でも多くのサロンでコットンが使われているのは、便利な点があるため。「毛羽立ちにくい素材」に着目しながら、より良いサロン環境を整えていきましょう。

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