アイデザイナー育成のための“商材提供”と“海外サロン経営”│2つの事業を手掛けるLash Plus 代表Kikiさんへインタビュー

この記事をシェアする
サムネイル

今回は、Lash Plus(ラッシュ プラス)代表のKiki(キキ)さんにインタビュー。マツエク商材の販売・開発、海外サロン経営、オフライン大会への参加、コンペ主催者・審査員の経験と幅広く活躍するKikiさん。Lash Plusでは商材開発にも携わっており、アイデザイナーの飛躍の一翼を担っています。そんなKikiさんに、事業やアイビューティー業界への想いを伺いました。

【経営者プロフィール】Kikiさん

Lash Plus 代表 Kiki(キキ)さん

オフライン大会で数多くの受賞歴を持つKikiさん。現在はアイデザイナーの教育にフォーカスし、育成に注力しているそう。経営する海外サロンは、シドニーに3店舗、ゴールドコーストに居住兼サロンの計4舗。ゴールドコーストのサロンでは講師業を行っています。

【オフライン大会 受賞歴】

  • 優勝 Mega Volume Expert – World of Beauty Eyelash Championship in Las Vegas United State
  • 優勝 Volume Lash Expert – Tokyo Eyelash Conference Tokyo Japan, February 2019
  • 優勝 3D volume Expert – NYC lash competition

他 多数

【コンペ審査員としての経験】

  • Eyelash World Cup
  • S.E.Asia professional beauty チャンピオンシップ
  • NEEC lash competition
  • Tokyo lash competition

他 多数

【コンペ主催】

Lash Challenger

▷Lash Plus HPはこちら
▷オーストラリアのサロン「KikiLashes®︎」HPはこちら
▷ Lash Plus®︎公式インスタグラムアカウントはこちら
▷KikiさんのInstagram(@lashartist_kiki)はこちら

【Lash Plus 】安定した商材提供でアイデザイナーを支援

―――最初に、Lash Plus の事業についてお伺いします。
Lash Plusは2019年にスタートしたブランドで、マツエク商材の販売と開発を行っています。社名には、私の人生を変えてくれた“アイラッシュ”、私自身と周りの方々にとって“プラス”になってほしい、という想いを込めました。ポジションはLash Plus代表ですが、アイデザイナー目線で考えた商材を実現するために開発にも携わっています。

―――Lash Plus 創設のきっかけを教えてください。
妊娠・出産を経験してサロンを拡大する頃、マツエクのコンペに興味を持ち始めました。参加理由は「経験を積めばお客様により信頼してもらえるのでは…」という気持ちからでしたが、実際に参加してアイデザイナーとしての自信アップにつながったと感じています。
さまざまなコンペに参加するうち、マツエク商材に興味が湧いたことがLash Plusを創ったきっかけですね。商材の質の安定は、アイデザイナーの技術に影響します。Lash Plusでの商材開発には、アイデザイナーの方々に「これからますます飛躍してもらいたい」という気持ちを込めています。

【オーストラリアのサロン】スタッフと信頼関係を築いて顧客ニーズを満たす

―――オーストラリアでサロンをオープンしたきっかけは?
ワーホリでオーストラリアへ行ったことがきっかけでもありますが、サロンオープンの場所の決め手はシドニーが親日で住みやすかったことですかね。シドニーの語学学校に通っていた頃、通学時に毎日見かけていた空き店舗を、サロン1店舗目に選びました。

―――実際にサロンをオープンしてみてどうでしたか?
サロンオープン後はとにかく“オーストラリア一番のサロンになること”という目標に向かってやるだけでした。バスに乗っているとき、「キキラッシュでまつげやってもらった」「あそこのサロンおすすめ!!」と乗客同士で話しているのを聞いたとき、報われた気持ちになったのを今でも覚えています!
オープン後に大変だなと感じたのは、言葉の壁スタッフのビザの問題ですかね。言葉に関しては悩まされるシーンも多く、慣れるまで時間がかかりました。ワーホリで1年間オーストラリアに滞在しましたが、終わり頃になっても全然英語を話せるようにならなくて…ワーホリ後も語学学校に通ったほどです。また、サロンのスタッフはほぼ日本人で、ワーホリまたは学生。限られた滞在期間の中で、スタッフとお客様の間で信頼関係を築き、技術を磨くこと、新たなスタッフの雇用、育成とさまざまなことをこなすのは大変でしたね。
今思うとハードな事もたくさんありましたが、関わってくれる人々のお陰で自分自身強くなり、成長できたなと感じます

―――大変な時期を乗り越えた今、Kikiさんがサロン経営で心掛けていることは?
一緒に働くスタッフを信頼すること!スタッフの指導に関しては、とりあえず実践させるスタンスです。その結果失敗することがあっても、「フォローは私がするから大丈夫!一所懸命やってきて」という形でサポートし、挑戦を促します。
新人スタッフにはオープン当初の私と同じく言葉の壁を感じるようなシーンも見られますが、その気持ちがわかるからこそ「手厚くサポートしてあげたい」「言葉も技術もやってみないと!」という想いで指導しています。

―――スタッフとの信頼関係を大切にされているのですね。採用に関してはどんなところを重視するのでしょうか。
技術力よりもメンバーとのマッチを重視して選んでいます。海外にも求人サイトはもちろんありますが、欲しいものは自分で取りに行くというスタンスの方が多いのは海外ならではだと思います。ワーホリのとき、ローカルのカフェで私自身も飛び込みで「ここで雇ってください!」と仕事を探した経験もあって。そのこともあり、サロンでのスタッフ採用は、ガッツとやる気ある飛び込みの人もきちんと選考するようにしています。

―――オーストラリアのサロンの顧客ニーズを教えてください。
海外には、まつげの色がブロンドで、色の薄い方も多いんです。そのため、「目元を華やかにしたい」というニーズが多く、ボリュームのある華やかなデザインが好まれます。日本ではナチュラルデザインのニーズが多いので、そこは大きく違うと感じますね。
オーストラリアでは、特別なときにだけメイクする方がほとんど。毎日メイクしない方も多くいます。「ノーメイクでもきれいでいたい」という意識が強いこともあり、マツエクに注目が集まるのかもしれません。日本の方よりも付け足しにくるペースが速いように感じます。信頼するスタッフと一丸になって、顧客ニーズを満たすサロンを目指しています!

―――ワーキングママでもあるKikiさん。仕事と家庭の両立で心掛けていることは?
子どもたちと過ごす時間を大切に、100%向き合って接すること!日曜は必ず家族そろって過ごし、みんなで楽しい時間を作っています。
子どもは2人で、8歳と生まれたばかりの息子がいます。サロン経営に追われていた頃、子どもから「もうサロンに行きたくない!」と言われたことも…忙しさのあまり子どもとの時間を十分に取ってあげることができず、サロンで子どもの誕生日会をするほどだったんです…!そういった経験から、今では“一緒に過ごす時間の大切さ”と“向き合い方”を意識しています。私も夫も親や家が近くにいないので、頼れるのはお互いだけ。家事も育児も二人で分担し、夫婦二人三脚で取り組んでいます。

【業界への想い】マツエクは自信を高めるアイテム!アイビューティー業界で“楽しさ”と“成長”を実感

―――Kikiさんが考える“マツエクの魅力”とは?
マツエクをつけているのとつけていないのでは、顔の印象が全く違います。マツエクは、つけることで自分に自信が持てるような存在ですね。常にfeeling better、feeling beauty!顔の価値を上げるものだと思っています。

―――Kikiさんにとってのアイビューティー業界とは?携わるうえで大事にしていることを教えてください。
私にとって、アイビューティー業界はすごく楽しい世界。海外でもコンペやカンファレンスが増えてきており、参加すればさまざまなアーティストとネットワークを作れます。楽しさや学びがあって成長できること、自分の視野や考え方の広がりを実感できることは、アイビューティー業界で多くの経験を積んだからこそだと思っています。日本のアーティストには、海外進出も視野に入れてどんどん輝いてほしいですね。
アイビューティー業界に入ってから出会ったすべての方との関わりが、私を成長させてくれたと実感しています。向上心を忘れず、常に成長すること。関わる方に対し、感謝とリスペクトを忘れないようにしています

【今後の展望】商材開発や講習を通じてアイデザイナーのステップアップを応援したい

―――アイデザイナーの育成に力を入れているとのことですが、具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。
最近の取り組みとして、各都道府県でアイデザイナーの講習を受けられるようラッシュインストラクターを設置しています。また、アイデザイナー育成の一環にはLash Plusの商材提供も含まれます。たとえば、Lash Plus新技術の”LED”。グルーが沁みたことのある方向けの商材で、モチの良さが特徴です。アイデザイナーが“お客様により満足してもらう施術”を行えるよう、商材面からもフォロー!講習と商材開発の両方から、今後アイビューティー業界で活躍するアイデザイナーの育成をサポートしたいと考えています。

―――最後に、アイデザイナー育成に向けての意気込みを教えてください。
技術面やお客様との関わり方など、悩みを持つアイデザイナーもいると思います。私自身同じ道をたどり、同じように感じた経験があるので、気持ちはすごく分かります!だからこそ自分がロールモデルになって、アイデザイナーの方々にとって“勇気ややる気を出せる存在”になれたらと思っています。

まとめ

Kikiさんが目指すのは、アイビューティー業界で活躍するアイデザイナーたちの育成。Lash Plusでの商材提供はもちろん、海外サロン経営もスタッフ指導を通じてアイデザイナーのスキルアップにつながっています。「自身の経験と感じたことをアイデザイナーたちに伝えたい」というKikiさんの想いが、これからアイビューティー業界へ広がっていくことに期待が高まります!

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

2406_1Ehn

この記事をシェアする