時短&単価アップ!つまようじだけじゃないラッシュリフトの巻き上げツール5選
ラッシュリフトの巻き上げツールとして、多くの施術者に定着しているつまようじ。「巻き上げにはつまようじがおすすめ」と推奨されているわけでもないのに、使い続ける理由を考えたことはありますか?近年ではラッシュリフトの人気が高まっていることもあり、各メーカーから時短や仕上がりアップが叶う巻き上げツールが続々登場しています。この記事では、さまざまなタイプの巻き上げツールを特集し、特徴や選び方のコツを解説。「当たり前につまようじを使ってきたけど、何だかしっくりきていない」という方は、今一度見直してみてはいかがでしょうか。
巻き上げ=つまようじの概念はもう古い?
出典:【動画解説】完成度を大きく左右する!1液塗布前の巻き上げのコツを徹底伝授
ラッシュリフトの巻き上げにつまようじを使うのは、昔の名残だからという考え方もあります。結論からいうと、現在でもつまようじを使いこなせると便利なことには変わりありません。
ラッシュリフトの巻き上げにつまようじを使うのは、まつげ1本1本を微調整できる操作性の良さ・使い捨てができる清潔さ・安価なのに量が多いコスパの良さが大きな理由ではないでしょうか。特に、2液前の巻き上げなど細かい修正が重要となる工程では、つまようじのような先端が細いツールが重宝するはずです。
しかし、つまようじを使った巻き上げは時間がかかる人が多く、その分新規の予約を取ることができず売上ダウンに繋がっている可能性も。つまようじを使い慣れているベテランアイデザイナーも、他の道具と使い分けることでさらなるスピードアップが期待できるかもしれません。
今はラッシュリフトが幅広い層に浸透し、技術も進歩したことでさまざまな巻き上げツールが開発されています。常に最新情報をキャッチしながら、どんな巻き上げツールがあるのかを知り、実際に試して時短&売上アップを目指していきましょう。
トレンドの巻き上げツールの特徴は?
現在、各メーカーから多種多様な形状の巻き上げツールが販売されています。ここでは、つまようじ以外の巻き上げツールとして定着してきている、代表的なツールの特徴を紹介します。
Y字ブラシ プレートタイプ
Y字の先端にコームとヘラがそれぞれついている、Y字ブラシのプレートタイプ。幅のあるコームでまつげをとかしながらまとめて巻き上げられ、短いまつげや跳ね返るまつげはヘラで抑えることもできる、2way仕様のアイテムです。初心者にも使いやすく時短になる一方で、テンションがかかりやすいことから、まつげが傷んだり粘膜まで引っ張ってしまったりする可能性も。また、CカールやDカールのような丸みが強いロッドには、沿わせにくいといった弱点もあります。時短のコツは、Y字ブラシでまつげの根元を巻き上げ、毛先はつまようじで調整するなど、使い分けがポイントです。
Y字ブラシ スティックタイプ
Y字ブラシプレートと似た形状ながら、より持ちやすいスティックタイプ。プレートよりも長さがあるため、つまようじに慣れている人でも移行しやすいのが特徴です。Y字ブラシプレートの機能はそのままに、反対側には微調整や目頭の短いまつげのかき出しにも使えるL字スティックが付属。これ1本で1液~2液の巻き上げまでまかなえる、一石三鳥アイテムです。
巻き上げブラシ
巻き上げブラシは、コシのある適度な硬さのブラシが特徴の、比較的新しい巻き上げツールです。硬さのあるY字ブラシに比べてロッドにぴったりと沿わせやすく、つまようじよりも面でまつげを捉えられるため、初心者でも簡単に巻き上げられます。
テンションをかけすぎることもないため、まつげにやさしいのも魅力。毛先や短い毛などの細かい修正はつまようじなどの先端が細いツールが必要ですが、一気に綺麗に巻き上げられるため時短効果は抜群です。ただし、施術の都度洗浄が必要なため、洗う手間と時間を考慮しておく必要があります。
【選び方の解説付き】2024年の人気巻き上げツール5選
巻き上げツールはそれぞれ特徴が異なるため、操作性や掃除の手間を理解して使いやすいものを選択しましょう。お客様のまつげの質感やまぶたの形状、ロッドやグルーとの相性もチェックが欠かせません。ここからは、2024年の人気巻き上げツールをご紹介するとともに、選び方のポイントも解説していきます。
【Flap eyelashes】まつげ専用巻き上げブラシ フラットタイプ
巻き上げブラシの中でも、こちらは毛先が幅広いフラットタイプ。毛先が丸いタイプに比べて、より広範囲のまつげを巻き上げられるのが特徴です。1本で巻き上げからラッシュリフト剤の塗布・リムーブまででき、つまようじなどを使うよりも均等にラッシュリフト剤を塗り広げられるため、塗布が苦手という人にもおすすめです。
・テクスチャが硬いラッシュリフト剤を上手に塗布したい
・巻き上げ~塗布まで1つのツールで済ませたい
【Flap eyelashes】まつげ専用 巻き上げブラシ
毛先が丸い形状の巻き上げブラシ。使い方は、まつげに対してブラシの角度が垂直になるように持ちます。適度な硬さがあり、ウヨウヨと動きがちなまつげを抑えながら圧着できるため、硬化速度が遅いバーム系のグルーや、軟化後のまつげ、細いまつげとも好相性です。
ただし毛先に丸みがあるため、カールが強いロッドの場合、お客様のまつげと下まぶたの間に差し込みにくく、根元の圧着が甘くなる場合もあります。
・巻き上げが苦手でスピードアップを目指したい
・テクスチャがやわらかいグルーを使いたい
・お客様のまつげが細く扱いにくい
【テクニコ】PERSH 巻き上げスティック
先端がL字になった巻き上げスティックは、短いまつげや目頭のまつげもすくいやすく、根元からしっかり巻き上げられるのが特徴。持ち替えて角度を変えることで、細かい修正にも対応できます。つまようじやツイザーで巻き上げるよりも手首への負担が軽く、Y字ブラシや巻き上げブラシに比べて掃除が簡単なのもメリットです。
・つまようじの操作性がイマイチだと思っている
・巻き上げ~細かい修正まで1本で対応したい
・衛生的かつ使い捨てではないツールを使いたい
【WizLash】ガイドピック
つまようじの先端にカラーがついたガイドピック。先端の着色された部分をロッドに密着させながら巻き上げるだけで、綺麗な仕上がりが実現します。つまようじのロッドへの当て方や、テンションの加減が難しいという方の練習にもぴったり。
なお、こちらのアイテムは先端のカラーがイエロー・ピンク・グリーン・ホワイトの4色展開ですが、注文時にカラーの指定はできません。
・つまようじの巻き上げに時間がかかり、技術が安定しない
・つまようじを使い慣れていて、かつスピードアップしたい
【テクニコ】先長マイクロスティック
先端が長めでロングタイプのマイクロスティック。お客様の目の形に合わせて、そのままでも、先端を少し折り曲げても使えます。一気に巻き上げられ、ラッシュリフト剤の塗布・リムーブも1塗りで広範囲をカバーできて時短に。また、施術後にコーティング剤を塗布する際も、マイクロブラシなら少量の液でまんべんなく塗布できるため節約にも繋がります。
・巻き上げ~塗布・リムーブまで1つのツールですべての工程を時短したい
・使い捨てができる衛生的な巻き上げツールを選びたい
巻き上げツールの使い分けは動画でチェック!
こちらの動画は、スティック・Y字ブラシ・つまようじの使い分けを検証したものです。どのツールにもそれぞれの良さがあり、使いやすいと感じるポイントも人それぞれ。実際に使っている様子を見て、ツールごとの巻き上げ速度や仕上がりの違いをチェックしてみましょう。
まとめ
つまようじだけじゃない、便利な巻き上げツールをご紹介しました。ラッシュリフトの需要が高まっている今、巻き上げツールも今後さらに進化していくかもしれません。巻き上げの時間を短縮することは、売上アップやお客様の満足度にも繋がります。ぜひこの記事を参考にさまざまなツールを試して、どんなお客様の目元にも迅速に対応できるアイデザイナーを目指しましょう。
※本記事の内容や価格はすべて、20224年7月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。
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