眉毛間引きとは?マスターしておきたい基本の手順と注意点やコツ

この記事をシェアする
サムネイル

顔全体の印象をも左右する眉毛。より美しい眉毛を目指して、セルフケアだけではなくアイサロンでアイブロウメニューを希望する方もいます。そんなアイブロウの施術の際に行う眉毛間引きとは、どのような施術か詳しくご存知ですか?今回は、眉毛間引きがどのような施術なのかや基本的な施術方法をまとめました。また、眉毛間引きを行う際の注意点やコツ、おすすめアイテムなども一緒にご紹介します。

眉毛間引きとは?どのような技術なのかチェック

眉毛間引きとは

では早速、眉毛間引きとは、いったいどのような施術なのか、メリットを含めてチェックしていきましょう。どんな方におすすめなのかも把握して、アイデザイナーはより的確にお客様へ提案できるよう参考にしてみてください。

より美しい眉毛になるために行う「眉毛間引き」

眉毛間引きとは、眉毛の毛量を調整することを言います。眉が重なっている部分や、濃い部分などの毛を1本ずつツイザーで抜いたりハサミで短くカットしたりして、より理想的な眉毛へと導く施術です。サロンでお客様に伝える際は、ツイザーという言葉を使用するのではなく「毛抜きやハサミを使う施術である」と伝えると分かりやすいかもしれません。

実際にサロンでは、アイブロウワックスや眉毛スタイリングと組み合わせて施術するなど、メニューの一環として眉毛間引きが組み込まれている場合がよくあります。眉毛間引きをアイブロウメニューに組み込むことで、より理想的な眉毛へと整えることが可能です。また、お得感やサービスの充実度の高さをお客様に感じていただくこともできます。

眉毛間引きはセルフで行うこともできますが、1本抜いたりカットしたりするだけで大きく印象が変わることもあるため、注意が必要です。よりクオリティの高い仕上がりを目指したいお客様には、サロンでの施術を提案してみてください。

眉毛間引きするメリットは?

眉毛間引きを行うことで、眉毛全体の毛量が整い、自然で美しい見た目へと導いてくれます。毛量を調整することで、濃い眉毛が薄くなる・毛流れが整う・顔全体の印象がやわらかくなるといった点も代表的なメリットです。

また、眉毛全体の毛の濃さや毛流れなどが整うことで、メイクのしやすさ・なじみやすさもアップします。眉毛が整えば、顔全体のバランスが整い、あか抜けた印象を得られる場合も。メイクを時短したい、今までの自分のイメージを変えたいといった場合にもぴったりな施術です。

眉毛間引きはこんな方におすすめ!

眉毛間引きは、性別問わず眉毛全体を美しく整えたい方に提案したい施術です。より美しくバランスを考慮したデザインを希望する方には、セルフケアではなくアイサロンや眉毛サロンなどで、プロが眉毛間引きした方が良いことを提案してみてください。サロンクオリティの施術で、理想的な眉毛に整えられるはずです。

眉毛間引きは、毛量が多く剛毛・眉毛が部分的に濃い・毛流れがバラついている・眉毛のメイクについて悩んでいる、といった方に向いています。ただし、1度抜いた毛が、また同じ場所に同じようにしっかりとした毛が生えてくる保証がない点がデメリット。そのため、眉毛の濃さにムラがあるものの、もともと毛量が少ない方は、眉毛間引きをしないのがおすすめです。毛量が少ないのに毛を抜いてしまうと、余計に薄くなる・生えにくくなるといったケースが考えられます。髪の毛と眉毛の毛質はリンクしている場合が多いため、お客様のヘアにも注目して、眉毛間引きの施術を行うかどうか見極めてみてください。

眉毛間引きの基本的な施術方法

眉毛間引きとは

続いては、眉毛間引きの基本的な施術の流れをご紹介しましょう。基本をマスターしたうえで、サロンの規定に沿って正しい技術が習得できるよう参考にしてみてください。

眉毛の毛流れを整える

カウンセリングでしっかりお客様の希望をヒアリングしてデザインが決まったら、まずはコームやブラシを使って眉毛の毛流れを丁寧に整えます。毛流れを整えることで、どこの毛を間引くべきなのか、濃い部分をきちんと見極められるでしょう。寝ぐせなどで眉毛が乱れている場合は、水でぬらし、水分をふき取ってから眉毛をコームなどで整えます。

余分な毛を取り除く

重なり合っている部分の毛を、ツイザーやハサミで間引いていきます。毛が密集している部分をコームやブラシでかき分けて、間引く毛をピックアップ。ツイザーや毛抜きを使用する場合は、毛の根元をしっかり挟んで抜き、ハサミの場合はできるだけ根元に近い部分をカットします。このとき、周囲の毛を一緒に間引いてしまわないよう、細心の注意を払ってください。抜く毛を取り違えたりたくさんの毛を抜いたりしてしまうと、きれいに仕上がりません。

眉毛は1本抜いただけで印象ががらりと変わることもあるため、慎重に施術を進めていきます。気になる毛を一気に抜くのではなく、数本抜いたらコームやブラシで整えて、全体のバランスをチェックしながら施術を進めていく方法がおすすめです。

仕上げに毛流れを整えてチェック

眉毛間引きが終わったら、仕上げにコームやブラシで毛流れを再度整えて仕上げましょう。間引きが足りていない箇所があれば、またコームやブラシを使って毛をかき分け、不要な毛を間引いて調整してください。全体的に毛量のバランスが整ったら完了です。

眉毛間引きをする際の注意点とコツ

眉毛間引きとは

眉毛間引きを行う際の注意点をまとめました。お客様に満足してもらえるようしっかりチェックしておきましょう。

カウンセリングでしっかりお客様の意思をくみ取る

顔の印象を大きく左右する眉毛のデザインは、ビジュアル面において重要です。失敗やお客様のイメージとの相違が起きないよう、カウンセリングは丁寧に行いましょう。どのような形を希望しているのか、どのような印象の眉毛を目指しているのかなど、できるだけ具体的にヒアリングします。また、眉毛の悩みや過去のトラブルなどもあれば聞いておくと、施術に活かせるはずです。これらの情報は、忘れてしまわないよう、ヒアリングシートに書き留めておくことも忘れずに!次回以降の施術時にも参考になります。

使用する道具は清潔第一!

眉毛間引きの施術では、手やツイザー(ピンセット)コームなどが直接肌に触れるため、衛生面に配慮しましょう。手指や使用する道具のこまめな消毒など、お客様の肌に配慮した施術を心掛けましょう。もしも不衛生であった場合、お客様に肌トラブルが発生する可能性が考えられます。

痛みに配慮する

ツイザーなどで毛を抜いて眉毛間引きを行う場合は痛みを伴うこともあるため、お客様にその都度痛みを確認しながら施術を進めましょう。あまりにも痛いと感じるお客様に対しては、ハサミをメインで使うのがおすすめです。カウンセリング時に痛みについてもお伝えして、ツイザーとハサミ、どちらをメインで使うか判断するのもひとつの方法。お客様にはできるだけ快適な施術を提供できるように配慮してみてください。

ただし、ツイザーで抜くのとハサミでカットするのとでは、仕上がりに違いがあります。ツイザーの場合は根元から毛を抜き去るため1本でしっかりと間引けますが、ハサミの場合はカットした毛の断面によってなかなか思うように毛量を減らすことができないこともあります。ツイザーとハサミの仕上がりの違いについてきちんと説明したうえで、バランス良く眉毛間引きを行って失敗しないようにしましょう。

アフターケアのアドバイスも忘れずに

眉毛間引きをした後は、毛穴が開いて肌が敏感になったり乾燥したりしてしまいがちです。ホームケアとして、保湿をしっかり行ってもらうようアドバイスしましょう。刺激に配慮されたものや肌の引き締め、保湿に優れているといったスキンケアアイテムがホームケアに向いています。おすすめのケアアイテムがあれば提案してみてください。

また、次回の施術時期の目安についてもご案内しておきましょう。一般的に眉毛間引きは、3~4週間のサイクルで施術を行うと良いとされています。とはいえ、毛が生えてくるサイクルである毛周期は人それぞれであるため、個人差があることを伝えましょう。加えて、ツイザーとハサミでは、間引き後の生え方にも違いがあります。個々のお客様の経過をしっかりチェックして、適切な施術サイクルを提案できるようにしましょう。他にも、メイクのコツなどもあれば、一緒に伝えるとお客様に喜んでもらえるはずです。

このように、施術だけでなくアフターケアについても丁寧にアドバイスして、より長い期間美しい眉毛を楽しんでもらえるようにすることが大切です。

眉毛間引きにおすすめのアイテム3選

ここからは、2024年最新版の眉毛間引きの施術におすすめのアイテムを3つご紹介します。サロンにとって必要な使いやすいアイテムをそろえて、よりハイクオリティな仕上がりと、お客様に快適に思ってもらえる施術の提供を目指してみてください。

アイブロウツイーザー/SECOND

眉毛間引きとは出典:EYELASH GARAGE

『SECOND(セカンド)』の「アイブロウツイーザー」は、ピンセットや毛抜きを一貫して製造し続けてきた新潟県の老舗ブランドが制作したアイテム。噛み合いの精度が高く、幅広いタイプの毛を抜きやすい設計です。また、挟んだ毛が切れにくく、抜く際の痛みにも配慮されています。シンプルなデザインであるため、サロンの雰囲気を邪魔しないのもうれしいポイント。1本あると、さまざまなシーンで重宝するでしょう。スタッフ1人につき1本持っておくと良いかもしれませんね。

商品詳細はこちら

 .fav アイブロウ ミニシザー/松風

眉毛間引きとは出典:EYELASH GARAGE

『松風』の「.fav アイブロウ ミニシザー」は、ひとつひとつ熟練の職人が手掛けた切れ味の良いアイブロウ専用のシザー。痛みが苦手なお客様の眉毛間引きをする際や、ラインからはみ出た長い眉毛をカットする際などに役立ちます。絶妙な刃先のカーブと精密な噛み合わせが、使いやすさと人気の秘密。ほど良い硬さとあたりの良さも特徴で、長時間使用しても疲れにくい設計です。そのため、アイブロウ専門店にもぴったり!専用のケース付きで、衛生面にも配慮されています。

商品詳細はこちら

使い捨てアイラッシュコーム/LASHPRO

眉毛間引きとは出典:EYELASH GARAGE

『LASHPRO(ラッシュプロ)』の「使い捨てアイラッシュコーム」は、眉毛をかき分けたり毛流れを整えたりする際に重宝するアイテムです。使い捨てであるため衛生的。施術時に使用するのはもちろん、お客様にお持ち帰り用として渡すと喜ばれるでしょう。プラスティック製のため、軽く持ちやすい点もおすすめポイントです。また、ポーチに入れやすいほど良いサイズ感も人気の理由のひとつです。1袋20本入りとたっぷり入っており、お得感も◎。

商品詳細はこちら

まとめ

眉毛の間引きとは、ツイザーやハサミなどを使って不要な毛を取り除き、美しくバランスの良い眉毛へと導くための施術です。お客様ひとりひとり違う眉毛をしっかりチェックして、より適切な施術ができるように技術を磨きましょう。施術の際は、衛生面や痛みへの配慮、アフターケアのアドバイスなども忘れてはいけません。ご紹介した基本の方法やおすすめのアイテムを参考に、お客様に喜んでもらえる眉毛間引きの施術を提供しましょう。

※本記事の内容や価格はすべて、2024年8月時点のものです。最新情報は、公式HP等よりご確認ください。

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

2408_5HC

この記事をシェアする