更新日：2024年10月29日公開日：2024年10月29日

眉毛の理想的な長さと整え方。男性向け・女性向けにおすすめの方法を解説

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眉毛を整える際、どのくらいの長さにしたら良いか悩む方は多いでしょう。眉毛は顔の印象を左右するパーツの1つです。横幅の長さや眉毛1本1本の長さ、眉毛の配置など、眉毛を整える際には考えるポイントがたくさんあります。今回は、眉毛を整える方法や理想の長さをレディース・メンズ別に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

眉毛の長さについて知っておくべきこと

眉毛長さ

まずは眉毛の長さについて、知っておくべき基本情報をお伝えします。

眉毛の平均的な長さとは

眉毛は平均1cmくらいまで伸びるといわれています。このままでは長すぎるため、手入れして理想の眉を手に入れましょう。理想の眉毛にするには、眉毛1本1本の長さと眉頭から眉尻までの長さを整える必要があります。眉毛1本1本の長さは、眉毛全体で均一である必要はなく、不要な部分のみをカットすることがポイントです。眉毛の横幅の長さも「この長さでなくてはいけない」という決まりはありません。ただし、どなたでもバランスが整いやすくなるというルールがあります。こちらについてはのちほど紹介しましょう。

顔の形と眉毛の長さの関係性

理想的な眉毛は、顔の形と眉毛の横幅が関係しています。

【顔の形とおすすめの眉毛の形や長さ】

顔の形	女性	男性
卵型	直線眉・アーチ眉長さを短めにすると小顔効果あり	太めの直線眉
丸顔	なだらかな曲線のアーチ眉長め眉にするとバランスが良い	アーチ眉やや長めの眉毛にすると小顔効果あり
面長	短めの直線眉角度をつけすぎるときつい印象になる	太め・短めの直線眉目尻を下げると顔の長さが強調される
ベース型	やや角度がある直線眉長め眉にすると小顔効果あり	太めの直線眉目尻の角度を少し斜めにするとクールな印象に
逆三角形	長めの直線眉	やや太めのアーチ眉

輪郭によって、似合う眉毛と似合わない眉毛とがあるため、知っておくとバランス良く仕上げられます。

【女性】理想的な眉毛の長さを見極めるポイント

眉毛長さ

ここからは、女性の眉毛の長さを決めるポイントを見ていきましょう。

顔のバランスと眉毛の長さ

眉毛の横幅を決める際は、顔全体のバランスを考えることが大切です。顔の横幅が狭い方は、眉毛を短めにするとバランスが良くなります。反対にエラが張っている方や丸顔の方は、やや長めの眉毛にすると小顔効果が得られるでしょう。このように、顔全体のバランスを見て眉毛の長さを考えると、それぞれの輪郭特有の気になるポイントが解消されます。

眉頭・眉山・眉尻の適切な配置

眉頭・眉山・眉尻を正しく配置することも重要です。眉頭・眉山・眉尻には、誰が見ても美しく感じられる位置があり、守ることでバランスの良い眉毛になります。基本的な配置は、以下の通りです。

眉頭	小鼻の外側の真上
眉山	黒目の外側の端から目尻の間
眉尻	小鼻と目尻を結んだ線の延長線上

この位置を意識して眉毛の形や長さを整えると、理想的な眉毛に仕上がるでしょう。

年齢や職業に応じた眉毛の長さ

女性の場合、職業に応じたおすすめの眉毛の長さは決まっていません。しかし、1本1本の長さを1～2mm程度まで短くしてしまうと、きつい印象になってしまいます。反対に4mm以上の場合は野暮ったく見えてしまうため、3～4mm程度に整えると良いでしょう。
また、30代以降の女性は、眉毛の横幅はやや短めを意識することで老け見えをカバーできます。眉尻の位置は、口角と目尻をつなぐ線の延長線上にすると、若々しさを演出できるでしょう。

【男性】理想的な眉毛の長さを見極めるポイント

眉毛長さ

続いて、男性の場合も見てみましょう。

顔のバランスと眉毛の長さ

男性が眉毛の横幅の長さを考えるときは、眉頭から眉山の長さと眉山から眉尻の長さの比が2：1になるようにすることがおすすめです。また女性と同様、輪郭に似合う眉毛の長さを意識すると良いでしょう。面長の人は短めに、ベース型の方はやや長めの眉毛にすると、顔の形とのバランスを取りやすくなります。

眉頭・眉山・眉尻の適切な配置

男性の場合の眉頭・眉山・眉尻の理想的な配置は、以下のようになります。

眉頭	小鼻の外側の真上
眉山	黒目の外側と目尻の間
眉尻	小鼻の外側と目尻を結んだ線の延長線上

なお、眉尻の方が眉頭よりも若干高めになるようにすると、キリッとした印象の眉毛になります。

年齢や職業に応じた眉毛の長さ

ビジネスシーンでは、眉尻の位置が口角の端と目尻をつなぐ線の延長線上に来る程度の長さにすると良いでしょう。あまり横幅が短すぎる眉毛は怖い印象を持たれやすくなるため、もともと横幅が短めの方は書き足すことがおすすめです。
また、1本1本の長さが長すぎたりお手入れしていなかったりすると、だらしがない印象になってしまいます。特に40代を過ぎると眉毛1本1本が伸びてくるため、余計な毛はカットして整えると良いでしょう。
なお、眉毛1本1本の長さは、男性の場合3mmや4mm程度にすると、自然で清潔感がある印象になります。個性的なイメージや男らしさを強調したい方は、5mmや6mm程度にしても良いでしょう。

眉毛の長さや形を整えるテクニック

眉毛長さ

ここからは、眉毛の長さや形を整える際のコツを紹介していきます。

カットの基本手順と注意点

基本のカット手順は以下のとおりです。

女性は眉頭・眉山・眉尻の配置を意識して眉メイクをする。男性は、それぞれの配置に注意して眉毛のアウトラインを描く
メイクやラインからはみ出した部分をカットする
眉毛1本1本の長さを整える際は、コームを使用して眉毛を持ち上げ、コームの背と眉毛の上の輪郭を合わせ、はみ出したところをハサミでカット
その後、ステップ2でカットした毛をカミソリで整える

残った毛が気になるときには、毛抜きで抜いてください。ただし、肌へ負担がかかるため、毛抜きは広範囲では使用せず、気になる部分だけにとどめておくようにしましょう。また、眉メイクを落とした状態だと、眉毛を短く切りすぎたりバランスが悪くになったりしてしまうため、必ず眉メイクをした状態でスタートしてください。

シェーバーやバリカンを使用した整え方

より手軽に整えたい場合は、シェーバーやバリカンを使用する方法もあります。特に初めて眉毛の長さを整える方は、まずシェーバーなどを使用し、そのあとハサミでカットしても良いでしょう。また、シェーバーはカミソリより肌への負担が少ない点でもおすすめです。シェーバーを使用する際は、以下の手順で行います。

始めに理想の眉毛の形を決め、眉メイクやマーキングをしておく
コーム型のアタッチメントを付け、眉尻から眉頭に向かって何度かシェーバーを動かし、好みの長さに整える
コームを外し、眉毛の上下にある産毛をカット
眉毛と眉毛の間の産毛も処理。剃りすぎないようにするため、眉頭の位置を目頭の真上もしくは少し内側になるように意識する

なお、シェーバーやバリカンを使用する場合は、2～3日に1回程度の頻度で行うと理想の眉の形をキープしやすいでしょう。

眉毛の形を整えるためのトリミング方法

眉毛の形を整える際は、不要な部分のみをカットすることがポイントです。特に眉の上の部分は、カットしすぎてしまうと違和感が生じてしまうため、産毛のみをカットするように意識しましょう。また、骨格に沿った眉毛の部分をカットしてしまうと、眉毛を動かしたときに不自然になってしまうので、自分の骨格を意識した形にすることも重要です。

眉毛の長さを活かしたメイクテクニック

眉毛長さ

続いて、眉毛の長さを活かしたメイクテクニックについて解説します。

自然な印象を与える眉毛メイクの方法

自然な印象にするためには、前述した顔の輪郭に合う眉毛の形にすることが大切です。カラーは、髪の色よりもやや明るめにすると良いでしょう。描くときはペンシルやパウダーを使用し、力を入れすぎないようにすることがポイント。ラインが鮮明に出すぎてしまったときは、眉ブラシで軽くぼかすとナチュラルに仕上がります。

眉毛の長さを活かしたアイメイクのコツ

眉毛の長さが足りないところや欠けているところがある場合は、細かい毛を描き足して形を整えていくと良いでしょう。眉毛を縁取りしたり一気に長く書き足したりすると、不自然になってしまいます。抜け感があるやさしい印象にしたい場合は、チャコール系のカラーのペンシルを使うこともポイントです。
また、眉毛がもともとしっかりと生えている方は、眉毛を描き足す必要はなく、クリアタイプのマスカラで毛流れを整えるだけで良いでしょう。眉尻から眉頭に向かって眉マスカラを塗り、その後眉頭から眉尻に向かってとかすと、自眉を活かしつつ整った眉毛が完成します。

眉毛の長さによる顔の印象の変化

横幅が短い眉毛はラフなイメージやかわいらしい印象になり、反対に長めの眉毛は上品で美人系の印象になります。特に目が大きい方は、眉毛を長くするとそれぞれのパーツが際立ち、きりっとした強さが加わり美人度がアップするでしょう。反対に目が小さい方は、眉毛を長くしてしまうとより小さく見えてしまうため、やや短めにするとバランスを取りやすくなります。

眉毛の長さに関する悩みとその解決策

眉毛長さ

ここでは、眉毛の長さにまつわる悩みと、その解決策を紹介していきます。

眉毛が濃すぎる・長すぎる場合の対処法

眉毛が濃すぎたり1本1本が長すぎたりする場合は、コームで眉毛を軽く抑えたら、輪郭からはみ出した毛をカットします。カットしすぎると全体的に薄くなり、かえって眉毛を描きにくくなるため注意してください。描き足す際は、芯が柔らかくて太めの鉛筆タイプだと、ぼかしやすくて使いやすいでしょう。眉マスカラを選ぶときは、髪色よりもやや明るめのカラーを選ぶとなじみやすくなります。

眉毛が薄い・短い場合の対策

眉毛が薄かったり短かったりする方は、メイクをする前にあらかじめ眉尻の位置を決めてアイブロウペンシルなどで描いておきましょう。描くときは、初めに眉尻の下のラインを引き、次に眉山から引いたラインに向かって線を延ばします。最後に描いた眉尻の輪郭の中に色を乗せていくと、自然な仕上がりになるでしょう。全体的に髪の色よりもやや明るめの色で描き足すと、きれいにカバーできます。

眉毛の左右差を修正する方法

眉毛の左右差を修正するときは、まずは眉頭・眉山・眉尻のバランスを整えましょう。眉毛の高さに違いがある場合は、理想に近い方の眉毛に合わせて整えることがおすすめです。特に眉頭の位置を揃えるように意識すると、左右のバランスが整って見えやすくなります。

眉毛サロンを活用するとより自分に合った長さ・デザインに

眉毛長さ

自分に合う眉毛のデザインがなかなか見つからない方や長さを整えることが難しい方は、眉毛サロンを活用することもおすすめです。

サロンでの眉毛カットをするメリット

眉毛サロンは、自分で理想の眉毛に仕上げられない方でも、ぴったりの眉毛に仕上げられることがメリットです。また、眉毛周辺の産毛処理もしてもらえるため、眉毛の輪郭が整いメイクしやすい状態になります。毎日の眉メイクに悩んだり苦労したりしている方は、一度挑戦してみると良いかもしれません。

アイデザイナーによる眉毛デザインの提案

アイデザイナーが、理想的な眉毛をデザインしカットをしてくれることも眉毛サロンの特徴です。自己処理で過度にカットしたりシェービングしたりしてしまった場合でも、プロの施術により改善できるでしょう。さらに、定期的に施術を受けることで、きれいな眉毛の形をキープできることも魅力です。

プロの施術を受ける際の注意点

眉毛サロンへ行く際には、細かな調整をしやすいように、ある程度眉毛を伸ばしてから行くことがポイントです。施術前2週間程度は何も触らずに放置しておくほうが、デザインの幅が広がり、理想の眉毛に仕上がりやすくなります。
また、いつも通りのメイクをしていくことで、普段のメイクを活かした眉毛の描き方も教えてもらえるでしょう。事前に理想の眉毛のイメージを十分に考え、可能であれば写真などを準備しておくこともおすすめです。

まとめ

眉頭・眉山・眉尻の黄金比を取り入れたり、輪郭に合わせたおすすめの眉毛の長さを意識したりすることで、自分に合う理想の眉毛を見つけやすくなります。しかし、自分に似合う眉毛の長さは、骨格や目の大きさ、なりたいイメージでも変わるものです。なかなか理想の眉毛に仕上がらない場合は、眉毛サロンを検討してみても良いでしょう。