個人の力に注目して施術者の価値を高める!株式会社Nailie浅倉健吾さんにインタビュー

今回インタビューしたのは、『株式会社Nailie(ネイリー)』CEOの浅倉さん。ネイリストと利用者をつなぐ予約アプリ「Nailie」を運営しており、サービス開始から7年目を迎える今、ネイルだけでなくアイラッシュやアイブロウの利用者数も伸びているのだとか。そんな浅倉さんに、立ち上げのエピソードや事業への想い、ブランディングの考え方など詳しく教えていただきました。
経営者プロフィール│浅倉健吾さんとは
株式会社Nailie CEO 浅倉健吾(あさくら けんご)さん
2007年 ネイル&アイサロン『TRU NAIL&EYE(トゥルーネイルアンドアイ)』設立
2015年 ベトナムホーチミンにて総合美容サロン『TRU Nail & Beauty Japan』設立
2016年9月 『株式会社Nailie』設立
2018年 ネイリスト直接予約アプリ「Nailie」サービス開始
2024年10月 「Nailie」にてアイラッシュ・アイブロウの予約受付を開始
「Nailie」は2025年現在、累計アプリダウンロード数250万、ネイリスト登録者数は4万人超え。アイラッシュ・アイブロウの予約もできるようになり、美容業界での市場規模はますます広がりを見せています。
▷株式会社Nailie(ネイリー)の公式ホームページはこちら
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▷TRU Nail & Beauty Japan の公式ホームページはこちら
―――「Nailie」の事業について教えてください。
「Nailie」は、ネイルデザイン・アイデザインから気になるネイリストやアイデザイナーを見つけ、ワンタッチで直接予約できるアプリです。店舗ごとではなくネイリスト単位で予約できるので、SNSのように“それぞれの個性”を発信できます。
アプリの特徴は、地域や時間、ネイリストやアイデザイナーの特徴から探せる検索機能を搭載していること。これまでクーポンサイトなどで探せなかった施術者個人とつながれるようになっています。また、施術者にとってのメリットとなる“キャンセル料保証制度”も特徴のひとつです。キャンセルによる売り上げダウンの防止と、会計業務や売上管理の短縮につながります。
注目したのは“個人の力”!ネイリスト1人1人の価値を高める事業を
―――ネイル業界に入るまでの経緯は?
自分は“就職すること”が向いていないと感じ、「自分でビジネスを起こそう」とメンズアパレルのセレクトショップを立ち上げました。仕事に関しては「やれることは全部やる!」というのが自身のスタンスなんですが、セレクトショップを運営するうちに女性向けにも何かやりたいなと思い始めて。当時は東京で付け放題のネイルサロンが流行するなど、ネイルに波が来ていたことから“ネイル事業”への進出を考えました。
―――『株式会社Nailie』立ち上げのきっかけとなったエピソードを教えてください。
ネイル事業への進出を決めた後、あるビジネス番組から具体的な事業のヒントを得ました。番組で取り上げられていたのは、長く続く業界に個人で参入するという内容。成功するのはなかなか難しい状況の中、個人の力を上手くアピールしたことで大きなシェアを獲得していました。
ネイル業界は9割以上が個人店です。ネイル分野でも同じように、「個人の力を生かすことができれば成功できるのでは?」と考えたのが「Nailie」立ち上げのきっかけですね。
―――浅倉さんの「Nailie」への想いは?
「Nailie」の事業を思いついてからリリースまでに3年かかりました。思いついた翌日には行動に移すほどスタートはスピーディでしたが…アプリ関連の知識がまったくなかったので、開発中に何度もやめようと思うほどでしたね。それでもやめなかったのは、「Nailie」の事業に自信があったからです。
グルメ業界を例にすると、プラットフォームが複数登場したことで各店舗のブランディングが進み、集客できるようになりました。ネイル業界においてもプラットフォーム作りが有効と考えたんですが、ここで注目したのが店舗ではなく個人に目を向けること。今はInstagramで集客する人も増え、SNSが使えないと個人でやっていくのは難しいと言われるほどです。そこで、ネイリスト1人1人の価値が向上していくプラットフォームとして「Nailie」を開発しました。「誰もが個人で活躍できる世界を作りたい」という想いを込めた事業なんです。
―――ブランディングにも注力している「Nailie」。浅倉さんの考えを聞かせてください。
「Nailie」のブランディング例として、人気アイデザイナーICHIGOさんのケースがあります。ICHIGOさんの予約を通常より高めの単価で募集したところ、予約がすぐに埋まりました。 ICHIGOさんのようにブランディングが成功している方だと、他より単価が高くてもお客様は集まります。「Nailie」では単価を上げて個人の価値をブランディングしていく、という方法を実施しており、今後もプラットフォームを活用しながら1人1人のブランディングを図っていく方針です。
また、ブランディングにおいてはSNSの活用にも注目しています。「Nailie」は、クーポンメニューがなくリアルなランキングも出るので、単価を上げやすい構造なんです。実際の口コミを軸に予約できる「Nailie」ならではの特徴を生かし、発信の場であるSNSとも連携。利用者と施術者の両方にとってメリットがあり、ブランディングにもつながると思います。
▷アイデザイナーICHIGOさんについて詳しくはこちら
個性を発見・発揮できる環境作りに尽力。「Nailie」を通じて美容業界の発展を目指す
―――美容業界に携わるにあたり、一番大切にしていることは?
美容業界で“1人1人の価値”をどんどん高めていくこと。そのために、個性を発見・発揮できる環境作りを大切にしています。美容業界で働く方々は、人のためになるようにと自分の技術で勝負しています。そのため、“みんなと同じこと”ではなく“自分はこうしたい”という想いがきっとあるはず。「Nailie」が目指すのは、そんな想いを最適化するプラットフォームです。
―――さまざまな商材があふれていることから、サロンに行かずセルフネイル派の人も多い昨今。浅倉さんはどのように考えているのでしょうか。
自分はネイルマシンや100均のネイルアイテムなども肯定派です。サロン自体に行かない人が約9割と言われているので、そういったセルフ商材も使ってもらって、“ネイルをやる人の母数”が増えたら良いなと。
回転寿司を例にすると、一般層が子どもの頃から寿司に親しむことで「高級な寿司も食べてみたい」と思うようになります。ネイルも同じで、まずはネイル自体に親しむことが大切。いきなりサロンへ行くのはハードルが高くても、セルフネイルからスタートすれば「セルフでこのクオリティなら、サロンだともっと素敵に仕上がるのでは?」とサロンへの興味につながります。ネイルに興味を持ってもらうための“入口”として、セルフ商材の発展も欠かせません。そうやってネイルの魅力を感じた方が「サロンにも行ってみたい」となったときに、「Nailie」を活用してもらえたらと思います!
―――最後に、サロンオーナー・アイデザイナーへメッセージをお願いします。
ネイルやアイは自身の手一つで仕事ができる業界なので、個人の価値を大切にしつつプラットフォームも活用してもらい、美容業界全体の価値向上と可能性の広がりにつながればと。「Nailie」はそのサポートをしていきます。
現在、施術者1人1人が自身の技術やサロンワークに“より専念できる環境”を作るため、業務効率化AIを作成中です。地域ごとに流行っているメニューの提案や売り上げの計算、確定申告などが「Nailie」でできるようになります。「Nailie」を利用することで、施術者たちと二人三脚で価値を高めて行けたら!
まとめ
『株式会社Nailie』は、最初に浅倉さんが描いた設計図をどんどん遂行している最中。ネイルで成功体験を積み、その後アイやアイブロウを展開するなど、事業に広がりを持たせて発展を続けています。今後は、他の美容分野への進出や、ネイリストやフリーランスの方が施術だけに専念出来るようバックオフィスやマーケティングなどの業務を自動で行う機能も展開していくそう。ますます事業の規模が広がっていく『株式会社Nailie』の活躍に、これからも編集部一同注目していきます。
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