「メガネのお客様」へのデザイン提案、どうしてる?コツや具体的な提案方法を伝授します
「マツエクをしたいけれど、メガネのレンズにマツエクが当たってしまうのではないか?」とメガネユーザーのお客様から相談されたことはありますか?メガネユーザーの女性の中には、メガネにマツエクが当たってしまうことが気がかりでマツエクをつけることに躊躇している方も多いようです。今回はメガネユーザーのお客様に安心してマツエクを楽しんでもらえる施術のコツやおすすめデザイン、具体的な提案方法をチェックしてみましょう。
メガネのお客様の特徴とは?施術時にかけていなくても使用している人も!
一言に「メガネユーザー」と言っても、1日中ずっとメガネをかけている方・日中はコンタクトだけれど在宅時はメガネをかける方・デスクワークのときだけPC用メガネをかける方・ファッションアイテムとしてメガネをかける方など、メガネを使うシーンは人それぞれ。施術時にメガネをかけていなくても、普段メガネをかける機会のあるお客様は意外と多いものです。
一般的には、マツエクをしている状態でメガネをかけると
- マツエクとメガネが当たってしまい、マツエクがとれやすい
- まばたきする度に不快感がある
- マツエクとメガネが陰になり、視界が悪くなる
といった問題点が起こりやすいと言われています。そのため、メガネユーザーの女性の中にはマツエクをつけることに躊躇している方やマツエクをつけたくても諦めてしまっている方もちらほら。
しかし、デザインに気をつけさえすればメガネに当たらず快適にマツエクを楽しむことも可能です。カウンセリングの際に「普段メガネを使う機会があるかどうか」をしっかりヒアリングし、お客様が普段メガネを使う機会のある方だった場合にはメガネをしても快適に過ごせるマツエクデザインを提案できるようにしましょう。
眼鏡の人におすすめのデザイン・カールとは?
メガネユーザーの方にマツエクをつける場合、目頭から黒目の上までの部分につけるエクステの長さは自まつげと同じか1~2mm程度に短めにするのがベター。目頭から黒目の上までの部分に長さのあるマツエクをつけるとレンズに当たりやすくなり、不快感の原因になりやすいのです。普段メガネをかける機会が頻繁にあり、なおかつマツエク初心者のお客様の場合は、目尻のみにエクステを装着するのもよいでしょう。
カールの種類は、Cカール以上のものがおすすめ。ビューラーをしたようなしっかりとしたCカールをチョイスすることで、メガネのレンズに当たりにくくなるのはもちろん、長さが控えめでもぱっちりとした目元に仕上がります。
また、目尻以外のエクステはLカールを提案してもよいでしょう。JカールやCカールのマツエクに比べて装着に技術が必要となるLカールのマツエクはサロンによっては用意していない場合もありますが、まつげの根元から垂直に立ち上がるため、メガネのレンズに干渉する心配がほとんどありません。
実際に、メガネユーザーのお客様におすすめできそうなデザインをピックアップしてみました。ナチュラル系・キュート系・セクシー系に加え、Lカールを取り入れたデザインをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
メガネユーザーのお客様の場合、長さよりも密度を重視したデザインもおすすめです。短めのマツエクを多めに装着することで、自まつげがそのまま濃くなったような自然な仕上がりになります。ナチュラルなデザインを希望するメガネユーザーのお客様がいらっしゃった際には、提案するデザインのひとつとして取り入れてみるのもよさそうです。
短めのマツエクでも、Cカール以上のカールが強めのものをチョイスすれば、くりんっとしたまつげでぱっちりとした目元を演出することが可能です。「普段からメガネをかける機会が多いけれど、目元をぱっちりさせたい」というお客様には、長さは控えめでカールが強めのマツエクを取り入れたキュートなデザインを提案してみてはいかがでしょうか?
メガネユーザーのお客様にはCカール以上がおすすめと記述しましたが、メガネのレンズが触れにくい目尻であればJカールをプラスしてもよいでしょう。目尻にJカールを装着することでナチュラルな目元を演出することが可能です。たれ目風のデザインやセクシー系のデザインを希望するメガネユーザーのお客様には、目尻のみJカールを装着するデザインがおすすめしやすいでしょう。
まつげの根元から垂直にぐっと持ち上がるようなデザインになるLカールのマツエクなら、メガネのレンズにマツエクが当たってしまう心配がほとんどありません。マツエクの存在感もしっかりと感じられるため、目元をより華やかにしたいお客様にぴったりのデザインと言えるでしょう。Lカールは取り扱っていないサロンも多いようですが、顧客にメガネユーザーが多いな…と感じるサロンは、この機会に取り入れてみてはいかがでしょうか?
具体的なご提案方法のご紹介
メガネユーザーのお客様に施術を行う際には、通常の場合と比べてより詳細なカウンセリングが必要になるでしょう。お客様の希望はもちろん、「メガネは1日中かけているのか」「どんなメガネをかけているのか」など、メガネユーザーのお客様ならではのヒアリングを行うことが大切です。「日中はコンタクトだけれど、在宅時はメガネをかける」というお客様や、「デスクワークのときだけPC用メガネをかける」「ファッションアイテムとしてメガネをかけることがある」というお客様には、「メガネをかけた状態に合わせたデザインにするのか、メガネをしていないときに合わせつつ、メガネをかけたときにできるだけ邪魔にならないようなデザインにするのか」という切り口もポイントになりそうです。可能であるならば、施術時に普段使うメガネを持ってきてもらうのが一番。メガネをかけた状態を見せてもらい、お客様と確認しながらデザインを決められるとよいですね。
「どうしても長さのあるマツエクを装着したい」「Jカールのマツエクを取り入れたデザインにしたい」という希望がある場合は、マツエクに合わせてメガネを調整するという手もあります。メガネに鼻パッドがついているタイプであれば、メガネの専門店に持ってくことでマツエクが触れないように調整できる場合も。鼻パッドがついていない場合でもパッドをつける加工をしてもらえる可能性があるため、お客様自身に確認してもらうとよいでしょう。また、自分で装着して調整できるシールタイプの調整パッドも市販されています。さまざまな種類の調整パッドがあるため、自分のメガネにあったものを装着することが可能。知識として頭に入れておけば、案のひとつとして「こういう商品もあるそうですよ」とお話することもできそうですね。知識を持ってカウンセリングを行うことで、お客様からの信頼も得やすくなるでしょう。
まとめ
メガネユーザーのお客様に安心してマツエクを楽しんでいただくための施術のコツやおすすめデザイン、具体的な提案方法をご紹介しました。スマホやPCを日常的に使う現代、メガネユーザーは意外と多いものです。「マツエクをしたいけれど、メガネを使うときのことが気になってチャレンジできない」というお客様に快適にマツエクを楽しんでもらえるよう、メガネユーザー向けのデザインやスムーズにヒアリングする方法など、知識を深めていきたいですね。
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