マツエクの上からマスカラを塗るときの注意点・上手に塗るポイントとは
マツエクをしていても、専用のものを使えばマスカラをすることができます。とはいえ、通常の自まつげにするマスカラと同じようにやってしまっては、エクステがアプリケーターに引っかかって抜け落ちたり、ダマになったり、エクステ同士が絡み合ったりすることも…。そして、エクステの上に塗るマスカラの困った点はもうひとつ挙げられます。それが、「リペア直前のマツエクの上から塗ると、自まつげとエクステに差が出る」というもの。今回は、これらのマスカラに関する疑問・懸念点を、解消していきましょう。
マスカラの塗り方について質問!「エクステの上にキレイに塗る方法は?」
マツエク施術後のメイク法について、アイリストから質問がありました。
この質問を直接お客様からいただいたことのあるアイリストは、実は多いのではないでしょうか。自まつげに施すマスカラと違って、マツエクの上からマスカラを塗るときには工夫が必要。注意しておかないと、
◆エクステと自まつげの接着点にマスカラのアプリケーターが引っかかる
◆エクステ同士がマスカラによってくっつく
などの問題点が生じます。また、マツエクの上にマスカラを塗るシーンとして考えられるのは、①エクステだけでは叶わなかったボリュームを出したいときや、②リペア前、薄くなったマツエクをマスカラでカバーしたいときなど。この②のパターンでは、マスカラを塗ることによって自まつげとエクステの差が際立ってしまい、仕上がりが不自然になることもあるのです。
このように、なかなか難しいとされるマツエクの上から塗るマスカラ。今回は、キレイにマツエクの上にマスカラを塗る方法に注目してみましょう。
マツエクの上から施す、「マスカラの塗り方」とは?
では、マツエクの上にマスカラを塗るときの方法を解説します。まず、「マツエクの上からマスカラを塗る」際に起こってしまう点をまとめると、
◆マスカラがダマになる
◆マスカラのアプリケーターが引っかかる
などが挙げられました。これらを解消するために、以下の手順でマスカラを塗っていきましょう。
②正面から見える部分にだけ、マスカラを塗る
③再度、ブラシで整える
※マスカラがついていないブラシ
ひとつずつ、手順を確認していきます。
①スクリューブラシでまつげとエクステを整える
出典:Amazon
ますは、スクリューブラシを使ってまつげとエクステを整えましょう。このとき、スクリューブラシを使う理由は、コームタイプと違って、マツエクと自まつげの接着点に引っ掛かりにくいからです。ブラシを使用するときは、エクステにダメージを与えないよう、ゆっくり慎重に行いましょう。また、接着点である根元付近を強く梳かしてはいけません。
スクリューブラシで整えることによって、まつげに付着した埃・汚れを落としたり、エクステ同士が絡み合うのを防いだりできます。ブラシを使って一本一本を独立させた状態にし、マスカラを塗るよう心がけましょう。すると、マスカラを塗ったときにエクステがくっついたり、絡まったり、ダマになるといった事態を防げます。
②正面から見える部分にだけ、マスカラを塗る
マツエクの上からマスカラを塗るには「マスカラでカラーを足す」「ボリュームを加える」といった具合に、“ちょっと足す”ニュアンスで行いましょう。自まつげにマスカラを塗る目的は、「根元からしっかりと」「カール・長さを出す」などになりますが、エクステを装着したまつげには、元よりボリュームとカール、そして長さがあるため、そこまでマスカラをしっかりと付ける必要はありません。
特に気を付けておきたいのが、マスカラを塗る際に、まつげの根元にアプリケーターを当て、左右にギザギザと動かす塗り方。これは、マスカラを装着したまつげに対しては、絶対NGです。アプリケーターがエクステの根元に引っかかってしまう原因となります。よって、正面から見える部分にだけ、ちょっと足す感覚でマスカラを塗るのがおすすめ。根元にマスカラを付けるときは決して左右に揺らしたりなどせず、すっと上に引き抜くように塗りましょう。
③再度、ブラシで整える
この手順は、必要でなければ行うことはありません。しかし、マスカラをするとダマになる原因には、「マスカラ液の劣化」と「マスカラの付け過ぎ」が考えられます。付け過ぎてしまったときは、マスカラが乾ききる前にブラシを使って、余分なマスカラを取り除きましょう。自然な仕上がりになるはずです。
以上がマツエクの上にマスカラを塗る方法です。基本的なことですが、この手順に加えて、
◆ビューラーは使用しない
これらも徹底して守るようにしましょう。特にマツエク専用のマスカラを使うことは、大前提。専用マスカラはお湯で簡単にオフできたり速乾性があったりするため、キレイな仕上がりでいて、エクステに負担をかけません。お客様にマスカラの塗り方をレクチャーするときは、併せて専用のマスカラを使用するようにアドバイスしてくださいね。
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エクステと自まつげに差が出る…。その原因は?
マスカラを塗ると、エクステ・自まつげ両方がマスカラ液でコーティングされ、太さが出ます。すると、エクステを付けているまつげと、そうでないものの差が目立つようになるのです。
特に、マツエク施術から時間がたち、リペア前の状態だと残っているエクステが少なくなっており、反対に自まつげが伸びていたりとその差は顕著になるでしょう。同時に、リペア前はマツエクが抜け落ちたりしてボリューム感も減少しているため、マスカラを塗ってボリュームアップしたいと考える人は多いのです。
マスカラをすると、エクステと自まつげに差が出る…。この原因とは何でしょうか。
原因はエクステのデザイン
大きな原因は、エクステのデザイン自体にあります。例えば、
◆自まつげよりも強いカーブのエクステを付けている人
以上に当てはまる人は、エクステ施術から時間が経つと自まつげとエクステの差が大きくなり、マスカラによってさらに差が強調されてしまうのです。つまり、自まつげになじまないエクステのデザインに原因があると考えられます。
そもそも、エクステを付ける目的は「マスカラをしなくても良いぐらいのボリューム・長さが欲しい」のか「マスカラを付ける前提で自まつげよりも少しだけボリュームを足しておきたい」のかをはっきりさせておきましょう。
自まつげになじまない長さ・カールのエクステを希望のお客様には、このようにマスカラをすると、エクステと自まつげに差が出てしまうことを説明しましょう。そして、普段マスカラをしなくても良いぐらいのボリュームや長さのデザインにするべきです。
また、マツエクの上からマスカラをする前提のお客様には、自まつげに合わせたエクステ選びが必要です。リペア前の状態になっても、自まつげに合わせたエクステであれば、マスカラを塗っても差はさほど気にならないはず。カウンセリングでお客様の今後の要望や、メイク方法などを詳細に聞き取り、理想と現実のギャップを作らないようにしておきましょう。
まとめ
エクステの上から付けるマスカラの塗り方をご紹介しました。マツエク専用マスカラ自体の選出にも工夫が必要ですが、付けるときも同じように工夫が必要です。お客様にマスカラの付け方を尋ねられた際は、分かりやすく説明できるようにしておきましょう。そして、エクステと自まつげの差が気になるといった声があれば、カウンセリングやデザインの説明が足りていない証拠かもしれません。今一度、適切な提案ができているかを見直すことが大切です。181025E3s