【マツエクの長さの基礎知識】種類別の印象やお客様に提案する際のポイントは?最新デザイン5選も紹介!
マツエクは、自まつげとのバランスを見ながら長さを選ぶことが大切です。
マツエクの長さにもさまざまな種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
今回は、マツエクの長さの種類や印象を徹底比較!
また、マツエクの長さについてお客様におすすめする際のポイントや、提案の参考になる最新デザインも紹介します。
マツエクの長さの種類は?
過去記事でも紹介していますが、マツエクの長さは、1mm単位で6~15mmまでのものが主流です。中でも、主に8~12mmを使用しているというサロンが多いのではないでしょうか。
マツエクの長さを選ぶ際には、自まつげの長さ+2mmが自然に仕上がると言われています。
日本人のまつげの長さは平均約7mm。
そのため、9mmほどの長さを使用すると、違和感のない仕上がりが叶います。
しかし、お客様のなりたいイメージはさまざまです。
お客様の希望に合わせて、さまざまな長さを提案できるようになることが重要です。
お客様の目元の特徴に合わせたマツエクの長さ別の見え方などは、以下の過去記事も参考にしてみてくださいね。
マツエクの長さ別の印象は?
お客様に合った提案ができるよう、まずはそれぞれのマツエクの長さ別の印象をおさらいしましょう。
長さごとの印象をおさえたうえで、さまざまなデザインの想像をふくらませてくださいね。
【6~8mm】下まつげや目頭におすすめ
短めの6~8mmは主に下まつげや目頭に使用されることが多いです。
出典:@suu.zuさん
こちらは、下まつげに6mmと7mmのマツエクを使用しています。
上まつげに装着すると短く感じる長さですが、下まつげには自然に馴染んでいますね。
【9~10mm】自然な仕上がりに
自まつげに負担をかけることなく自然な仕上がりにするのなら、「自まつげの長さ+2mm」までの長さがベスト。
日本人のまつげの長さの平均から考えて9~10mmを選べば、よりナチュラルに仕上がります。
こちらは、9mmと10mmのマツエクを使用したデザイン。
目尻に10mmを使い、長さを強調しています。
「9mmではもの足りない」一方で「オフィスではバレたくない」という方にはぴったりです。
【11mm】ほどよい長さがほしい方に
「まつげに長さがほしい」という方には、11mmをおすすめすると◎。
周囲から「まつげが長い!」と思われる長さです。
こちらは、9mm~11mmの長さで施術した実例です。
目尻に11mmを使用することで、タレ目を演出させています。
【12~13mm】つけまつげのような華やかさに
12mmや13mmは、マツエクをつけたことが確実に周囲に気づかれる長さ。
「メイクなしでも目元をぱっちりさせたい」という方におすすめです。
つけまつげをつけたときのような華やかさがあり、目力がアップして、存在感のある印象が叶います。
こちらは、10-11-12-13mmの長さで仕上げた、キュートなデザイン。
しっかりと目力がアップしており、伏し目にしたときの印象も抜群ですね。
【14~15mm】たれ目デザインの目尻に
14mmや15mmは平均的な自まつげの倍の長さになります。
そのため、全体に使用するのではなく、タレ目やセクシーデザインにするために14mmを目尻だけに使用する使い方がおすすめです。
15mmは重さもでるため、自まつげにとくに負担がかかりやすい長さです。
日本人女性にはあまりおすすめできません。
しかし、自まつげがとても長いという場合は、目尻や中央に使用する場合もあります。
マツエクは長さだけでなく、太さやカールもあわせて考えると◎
お客様にマツエクの長さを提案する際のポイントは、太さやカールもあわせて考えることです。
マツエク知識の少ないお客様にとっては、短い=控えめ、長い=派手、といったシンプルなイメージしかないことが多いもの。
長さを選ぶ際には、組み合わせる太さやカールによってもさまざまなデザインが叶うことをあわせてお伝えしましょう。
お客様の中で長さのイメージが広がるだけでなく、アイリストとしてもより理想に近づけるための細かいアプローチができるようになります。
ここからは、なりたい目元に合わせた長さ+太さ・カールの提案例を紹介します。
ナチュラルなマツエクを希望する方に!|短め×弱めカールで提案
自然な仕上がりを希望するお客様には、自まつげに馴染む9mm~10mmの長さのマツエクを提案すると◎。
また、カールの種類についてもナチュラルに分類されるJカールを選ぶことをおすすめします。
“伏し目もかわいいナチュラルマツエク”と紹介されているこちらは、自然に馴染む9mm・Jカールを使用。
Jカールは、自まつげのようにほぼストレートなので、ノーメイクでも違和感のない仕上がりになります。
長さもナチュラルさもほしい方に!|自然な長さ×ぱっちりカールで提案
「せっかくマツエクをするなら、長さを出したい」と13mm以上のエクステを選択し、思った仕上がりとは違ったと感じるお客様も多いもの。
「ちょっと派手になりすぎた」「もっとナチュラルに仕上がると思っていた」という感想をいただくことも…。
そんな長さとナチュラルさの両方を叶えたいお客様には、長さを抑え、カールでマツエク感を出すのがおすすめです。
長さを10mm~11mmに抑えたとしても、CカールやCCカールをミックスすることでマツエクをしている感はしっかり得られ、かつナチュラルな印象が叶います。
こちらは、長さ:10-11mm・太さ:0.15-0.1mmミックス・CC-Cカールで仕上げたデザイン。ボリュームもありながら、自然でやさしい印象に仕上がっていますね。
モチを重視したい方に!|短め×軽いマツエクを提案
マツエクは長いほど重さがあるため、接着面にかかる負担も大きくなります。
そのため、持続性を重視しているお客さまの場合は、短めで軽さのあるマツエクを提案しましょう。
長さの目安は自まつげに対して、1.2~1.3倍程度がベストです。
こちらは、長さ8-9-11-10mmを使用したキュートデザイン。
1番長いもので11mmなのでの比較的短めのエクステを使用したデザインですが、ボリュームもしっかり出ていますね。
「モチを重視したい」というお客様には、短めで軽いエクステでも装着方法やデザイン次第でしっかりとボリュームのある目元を演出できることをお伝えしましょう。
ちなみに上記の画像は、関東や広島で展開しているマツエクサロン「eye+(アイプラス)」が独自開発した技法「GreedyLash(グリーディラッシュ)」を用いたデザイン。
モチの良さや軽さなどが魅力の新技法です。
詳しくは以下の過去記事をチェックしてみてくださいね!
マツエクの長さの提案の参考になるおすすめデザイン5選
ここからは、マツエクの長さについて提案する際の参考になるおすすめの最新デザインを、パターン別に紹介します。
おすすめデザイン①全体に同じ長さを使用したナチュラルデザイン
出典:@ri____98sさん
こちらは全てCカール・10mmのマツエクで仕上げたデザイン。
ふわっとした印象で、目を閉じたときもほどよい華やかさがありますね。
おすすめデザイン②中央長めのキュートデザイン
こちらは中央に長さを出したキュートなデザイン。
全てCカールで、目頭から11-12-13-12-11mmを使用しています。
おうぎ形に広がったまつげが、ぱっちりとした可愛らしい目元を演出していますね。
おすすめデザイン③中央・目尻長めのドールアイデザイン
出典:@suu.zuさん
こちらは11mmと12mmのマツエクを使用し、中央と目尻を長めにしたデザインです。
下まつげにも7mmと8mmのマツエクを使い、全体的に目の縦幅が強調されています。
カールの種類をMIXすることで、お人形のようにくりっとした目元になっていますね。
おすすめデザイン④目尻にかけて長くしたセクシーデザイン
こちらは9~12mmのマツエクを使用し、目尻にかけて長さを出したデザイン。
縦幅はもちろんのこと、目の横幅も強調され、セクシーな雰囲気を感じる仕上がりです。
おすすめデザイン⑤目尻長めのワンホンデザイン
こちらは今話題のワンホンデザイン。
上下ともに、メインとなる長いマツエクと短めのマツエクを交互に使用しています。
ワンホンデザインはトレンド感抜群で、目元をしっかりと印象付けられますね。
マツエクの長さは、お客様に合わせたデザインで考えることが大事!
マツエクの長さによって印象が大きく変わることが分かりましたね。
しかし、重要なのはお客様の自まつげとのバランスです。
自然に仕上がるのは、自まつげ+2mmと言われていますが、太さやカールの種類の組み合わせによっても仕上がりの印象は調整可能。
お客様に満足していただけるデザインを提案できるか、アイリストの腕が試されますね。
カウンセリングの際は、黒目を強調したいのか、ナチュラル希望なのか、モチ重視なのかなど、しっかりとお客様のご希望を確認することが大切です。
お客様の自まつげの特徴と、理想のイメージをくみ取りながらベストな長さを提案できるよう努めましょう。