マツエクはナチュラルな自まつげ風がトレンド【真似したいデザイン実例集】

ラッシュリフトの人気が高まる中、マツエクでもトレンドなのが、ナチュラルな自まつげ風デザインです。ナチュラルだけど盛れる上に、おしゃれに演出できるという特徴が更なる人気を集めています。とはいえ、一口にナチュラル系といっても、さまざまなマツエクデザインがありますよね。そこで今回は、カール・長さ・太さ別のナチュラル系デザインの実例を紹介します。
マツエクをナチュラルに仕上げるには?
マツエクを自然に仕上げるポイントは、お客様の自まつげに近いエクステを選ぶことです。しかし、日ごろのメイクや好みにギャップがでてしまうと満足していただけないかもしれません。また、マツエクの仕上がりがナチュラルすぎた場合、物足りなく感じさせてしまうケースもあります。そこで、エクステを選定するポイントを紹介します。
マツエクを自然に仕上げるカール
マツエクで自まつげ風のナチュラルデザインに仕上げるには、マツエクのカールを強くしすぎないことがポイントです。毛先に向かって緩やかにカールするJカールは、自まつげと馴染みやすいのが特徴。伏し目にすると美しさがより際立ち、自然な目力が出せるのでナチュラルデザインに欠かせません。
また、Jカールよりも角度が上向きなCカールは、まつげをビューラーであげたようなカール感が特徴。Jカールよりもカール感が欲しいけれど、不自然に強調したくない方、普段からビューラーを使用している方におすすめです。
一重の方でナチュラルに目力アップさせたいときにも、Cカールがぴったり。やりすぎ感のない可愛いデザインは、クールに見られがちな一重の方にも喜んでいただけるかもしれません。本数や毛質、カラー次第ではナチュラルに仕上げられるので、デザインの幅がひろがります。
ナチュラルデザインのマツエクの長さ
ナチュラルに仕上げるには、自まつげに近い長さのエクステでデザインするのがポイントです。
ナチュラルに見せたいときにおすすめの長さは、自まつげの長さプラス1~2mm程度。日本人の自まつげの長さは平均6.8mmといわれているため、長くても9mm程度にするのがおすすめです。まつげの長さやまぶたの特徴には個人差がありますので、お客様のまつげの長さに合わせましょう。
たとえば、一重でまぶたが薄い方には、長いエクステを使うとカールがまぶたにかかり、かえって一重を強調してしまう可能性があります。
マツエクのナチュラル仕上げにおすすめの太さ
日本人の平均的な自まつげの太さは0.1~0.15mmといわれています。存在感のある太めのエクステがお好みのお客様もいらっしゃるでしょう。しかし、ナチュラルに見せるなら、自まつげの太さに近い細めのエクステをチョイスすると違和感なく印象的な目元に仕上げられますよ。
メーカーによっても異なりますが、シングルラッシュ向けのエクステの太さは0.1~0.2mmが一般的です。
よりナチュラルな印象を目指すならカラエクを使うのもアリ
肌の色やヘアカラーとの組み合わせも楽しめるカラーエクステ(以下、カラエク)。マツエクをナチュラルに仕上げたいなら、定番の黒だけでなくブラウン系など落ち着いた色味のカラエクもおすすめです。派手になりすぎることなくナチュラルに仕上げられるため、カラエク初心者の方も取り入れやすいでしょう。
ナチュラルなデザインに透明感をプラスするなら、グレージュなどのグレー系もおすすめ。とくにアッシュやベージュのヘアカラーのお客様に馴染みやすいでしょう。
ナチュラルだけど盛れるマツエクの種類と本数
マツエクをナチュラルな仕上がりにするためには、エクステの種類、本数選びも大切です。光沢感が強すぎたり、本数が多すぎたりすると自然な仕上がりから遠ざかってしまいます。
マツエクの種類は?
エクステの毛質によっても、仕上がりの印象がおおきく変わります。
自然なツヤで程良い柔らかさがあるミンクエクステや、軽量で柔らかく自まつげに馴染みやすいセーブルエクステがおすすめです。
また、自まつげに近い柔らかさで自然に馴染みやすいフラットラッシュは、自まつげとエクステが密着するのでモチの良さからも人気があります。
おすすめの本数は?
日本人の平均的なまつげの本数は、片目で100本~150本といわれています。マツエクでつけるエクステが100本以内であれば、周りに気づかれないほど、ナチュラルな仕上がりに。マツエクが初めてで何本か迷ったら、まずは80本からスタートしてみましょう。
以下では、エクステを80本、100本、120本つけた際の、仕上がりの印象を紹介します。
- シングルラッシュ80本(両目)
自然で、エクステをつけていることが周りにバレにくく、ノーメイクになった際にも目元に違和感がでにくい
- シングルラッシュ100本(両目)
自然なのに、目のキワにうっすらとアイラインを引いたような仕上がり
- シングルラッシュ120本(両目)
アイライン効果がでて人気の本数。長さや太さの選び方次第で、好みのデザインを作りやすい
一重のお客様は、120本前後のマツエクでナチュラルデザインに仕上げられますよ。
盛りつつも自然に仕上げるデザインは、技術が必要です。お客様がイメージしているナチュラル感とアイデザイナーの仕上がりイメージを合わせておくことが重要なポイントとなります。
また、お客様の目元の特徴やまつげの長さ、本数に合わせてバランスを調整しましょう。
JカールやCカールでナチュラルに見せるデザイン5選
まずはナチュラル系のJカールやCカールのデザイン実例を見ていきましょう。自まつげに馴染みやすいナチュラル系の定番であるJカール、Cカールを使用したナチュラルデザインです。
【オールJカール】さり気なくマツエクをアピールできる!
出典:@eyeplus.designさん
全て9mmのJカールでナチュラルデザインに仕上げています。正面から見ると自然な印象のJカールですが、伏し目になったときに、まつげの長さが際立つため、さり気なく盛れるのが魅力。マツエク初心者さんにおすすめしたいデザインです。
【上下Jカール+目尻にカラエク】やりすぎ感なく自然におしゃれ度アップ
出典:@emimimuuuさん
「上下にエクステをつけると派手に仕上がるのでは?」と、思っているお客様も多いかもしれません。 しかし、ナチュラルなJカールを使用すれば画像のように自然な仕上がりになるのでおすすめです。
@emimimuuuさんは、上下に定番ブラックカラーのJカールを使用し、目尻にはレッドブラウンのカラエクをプラスしておしゃれ感もアップさせています。さらに、下まつげは、エクステの太さを通常より細めの0.12mmにしているそうです。こちらは、ナチュラルなマツエクが希望だけどおしゃれさも欲しい方におすすめ。
【オールJカール】ダークブラウンで透明感のある涼しげな目元へ
出典:@tienie_eyelashさん
柔らかく涼やかな雰囲気にするには、Jカールのカラエクもおすすめ。@tienie_eyelashさんは、ダークブラウンのフラットラッシュを120本使い、ナチュラルで涼しげな目元に仕上げています。自まつげに馴染みやすいカールのため毛量が増えたように見え、アイライン効果もばっちり出しつつナチュラルな印象に。大人な女性らしさを演出したいお客様におすすめのデザインです。
【オールCカール】二重ラインとのバランスがナチュラル仕上げのカギ!
出典:@tienie_eyelashさん
Jカールと比べて角度のあるCカールですが、適した本数やエクステの種類、長さなどを調整すると自然に仕上がります。
こちらのデザインは、Cカールのフラットラッシュを100本使用。二重のラインを少し超える長さのエクステを装着することで、派手になりすぎず自まつげ感を残しています。
自然な仕上がりにしたいけれど、ナチュラルすぎてもの足りないお客様に提案したいデザインです。
【オールCカール】カラエクミックスで150本でも自然に
出典:@sante.tadaさん
ナチュラルに仕上げたいけれど、本数をしっかりつけてボリュームを出したいお客様にはCカールのカラエクミックスがぴったり。@sante.tadaさんは、ディープオリーブとダークモカのフラットラッシュ150本を使用して、抜け感あるナチュラルデザインを完成させています。長さは9・10・11mmの3種類。オールブラックにするとキツい印象になってしまうため、ディープオリーブやダークモカを採用することで重くなりすぎずナチュラルに仕上げました。
カラーエクステのカウンセリングや提案などについては、下記の記事で分かりやすく動画で解説しています。
自然な長さでナチュラルに仕上げたマツエクデザイン5選
エクステの長さは7~8mmくらいが、一番ナチュラルな仕上がりになります。
しかし、デザインによっては長さを変えたほうが、お客様の目に合わせながら希望イメージに近づけやすいでしょう。
以下では本数や長さのバランスを変え、自然な印象を出しつつ盛れるデザインを紹介します。
- 【7~10mm×ハーフカラー】短めエクステで限りなく自まつげ風に
- 【8~9mm】短めエクステでナチュラルにプチ盛り
- 【9~10mm×オールカラエク】上品で透明感抜群のナチュラルマツエク
- 【9~10mm】短めでも上下につけるから自然なぱっちり目元へ
- 【8~11mm】長さを刻んでナチュラルに目尻を強調!
【7~10mm×ハーフカラー】短めエクステで限りなく自まつげ風に
出典:@emimimuuuさん
こちらのナチュラルデザインは、長さ7~10mm×120本のマツエク実例。日本人の平均的な自まつげの長さとほぼ同じくらいの7mmを目頭部分、目尻に向けては10mmを使用しています。
ブラックとブラウンのハーフカラーで仕上げているのもポイント。目尻部分にブラックを多めにすることで、目の輪郭を強調しています。
マツエクを目立たせたくない方におすすめのデザインです。
【8~9mm】短めエクステでナチュラルなプチ盛り
出典:@yuyumei125さん
目頭8mm・中央9mm・目尻9mmのエクステ×180本で仕上げた実例です。柔らかで軽いプラチナセーブルを使用することで、自まつげへの負担も軽減されています。
軽く短いエクステでナチュラルに仕上げていますが、地味に見えないのは本数でボリュームを出しているから!
ナチュラルなデザインを長く続けたい方におすすめです。
【9~10mm×オールカラエク】上品で透明感抜群のナチュラルマツエク
出典:@yuyumei125さん
自まつげに近い長さの9mmを目頭部分に使用し、中央と目尻には10mmのエクステを使用したナチュラルデザインです。暗髪に合わせてチョコレートブラウン&ダークモカのカラエクをチョイスしたことで、透明感のある上品な仕上がりになっています。
ナチュラルで品良くしたい方におすすめのデザインです。
【9~10mm】短めでも上下につけるから自然なぱっちり目元へ
出典:@sante.tadaさん
目頭側に9mm、目尻側に10mmの長さのエクステを、さらに下まつげに6mmのエクステを装着したアイライン効果抜群のナチュラルデザインです。目尻を柔らかくふちどることで、黒目を大きく見せる効果があります。
メイクにじみが気になるお客様におすすめの目元ぱっちりデザインです。
【8~11mm】長さを刻んでナチュラルに目尻を強調!
出典:@rina_eyelash30さん
ナチュラルだけど印象に残る目元にするなら、細かく長さを刻むデザインがおすすめです。
@rina_eyelash30さんは、目頭から黒目までは長さ8mm、黒目から目尻にかけては9・10・11mmと徐々に長くなるようにエクステを装着しています。ツヤのある雰囲気を自然に出したいお客様に提案したいデザインです。
エクステの長さで大きく印象が変わるため、お客様への仕上がりイメージの伝え方も重要なポイント。以下の記事では、エクステの長さについて分かりやすく解説しています。
細いエクステでナチュラルに!0.1mm以下の細めマツエクデザイン3選
マツエクをナチュラルに仕上げるためには、何ミリの太さを選ぶかも重要。0.1mmの太さは自まつげに馴染みやすく、ナチュラルデザインにピッタリです。
ここでは、0.1mm以下のエクステを使用したデザインを紹介します。
- 【オール0.1mm】自まつげに近い太さでナチュラル感を演出
- 【0.1×0.12mmのミックス】少し太めも混ぜてよりナチュラルに
- 【0.07mm】自まつげ1本に細いシングルエクステを2本装着する技術もある!
【オール0.1mm】自まつげに近い太さでナチュラル感を演出
出典:@eyeplus.designさん
シングルエクステの中でも細いタイプの0.1mmなら、自まつげに近い太さなので自然に馴染みます。
画像は、全て太さ0.1mm・長さ9mmで仕上げたナチュラルデザイン。このデザインは、自まつげが元々細い方や、自まつげが弱っていてまつげへの負担を軽減したい方にもおすすめです。
【0.1×0.12mmのミックス】少し太めも混ぜてよりナチュラルに
出典:@eyeplus.designさん
そもそも自まつげは、太めの健康毛や細めの毛がランダムに生えているもの。そのため、0.1mmの細いエクステだけでなく、少し太めのエクステをミックスするのもおすすめです。
画像は、太さ0.1mmと0.12mmをミックスした目尻長めのデザイン。「自まつげが増えたように見せたい!」「ナチュラルだけど地味にしたくない」などの希望の方にもおすすめしたいデザインです。
【0.07mm】自まつげ1本に細いシングルエクステを2本装着する技術もある!
出典:@eyeplus.designさん
ナチュラルなのに盛れると大人気の施術技法をご存知ですか。0.07mmの極細シングルラッシュを2本ずつ装着していく「Greedy Lash(グリーディラッシュ)」を用いたナチュラルデザインです。マツエクサロン「eye+(アイプラス)」が独自開発した装着技術で、長さ11mm、100束が装着されています。
透明感ある印象なのは、チェリーブラウンとブラウンのカラエクミックスのため。軽くてモチも良く、ナチュラルに盛れるデザインです。
「GreedyLash」体験談について、以下の記事で解説しています。
一重・奥二重の方にぴったりなナチュラルデザイン3選
一重や奥二重の方は、まぶたがまつげの根元を覆うようにかぶさりまつげが短く見えるケースが多数。
エクステの長さは、まぶたの厚みとのバランスを見ながら希望よりも1~2mm長いタイプを選ぶと長さを出せるでしょう。目頭から少し離して装着すると、ナチュラルに仕上がります。
- 【一重×薄いまぶた】目尻にかけて長くなるCカールデザインで縦横を強調
- 【奥二重×薄いまぶた】短めCカールでそろえてナチュラルキュートに
- 【奥二重×厚いまぶた】カールは強めに!長さも選んで自然に大きく見せる
【一重×薄いまぶた】目尻にかけて長くなるCカールデザインで縦横を強調
まぶたは厚くないものの目頭のまつげが隠れている場合、目頭は広めにあけておくとエクステが馴染みやすいでしょう。
画像はボリュームを出すためミンクのCカールを選び、太さ0.15mmを120本装着しています。長さは少し長めの11mmと12mmにすることで、しっかりと長さがでる仕上がりに。目尻にかけて長くなるデザインで自然と縦横どちらも強調されつつも、スッキリとした目元になっています。
【奥二重×薄いまぶた】短めCカールでそろえてナチュラルキュートに
奥二重でもまぶたが薄い方は、あまり長めのエクステを選ばなくてもデザインが映える目元です。
画像のように自然に仕上げるポイントは、長さ10mmのCカール。太さは0.15mmとしっかりありつつも、あまり長さは出さずにアイラインに沿って装着することで、丸みを帯びた自然でキュートな印象になっています。
【奥二重×厚いまぶた】カールは強めに!目尻は長めを選んで自然に大きく見せる
まぶたが厚いとまつげの根元が隠れるだけでなく、カールが強くないとエクステが目立たない場合があります。
画像はセーブルのCカールで、太さは0.15mm。目頭はナチュラルさを出すため10mmと短めにしています。目尻にかけて11mm、12mmを採用することで目の縦横両方の幅を広く見せています。
まとめ
今回は、ナチュラルなデザイン実例を、カール・長さ・太さ別に紹介しました。自まつげ風マツエクの自然なデザインは、JカールやCカールなどを使用する方法が主流となっています。しかし、短めのエクステや細めのエクステを用いるなど、さまざまな手法でナチュラル感を演出することも可能です。お客様のご希望にマッチしたナチュラルデザインを提案できるよう、長さや色など組み合わせに工夫を凝らしましょう。
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