下まつ毛エクステのメリット・デメリットは?デザイン実例も紹介|下まぶたが分厚い方にも提案OK

下まつ毛エクステを導入するサロンは増えていますが、モチの悪さや技術力を懸念するアイデザイナーも多いのではないでしょうか。しかし下まつ毛エクステは、デメリットを上回るメリットがたくさんあります。そこで今回は、下まつ毛エクステの魅力を解説するとともに、実例を交えながらおすすめデザインをご紹介。また、難易度が高いとされる「下まぶたが厚い方」への上手な提案方法もお届けします。
下まつ毛のマツエクとは?
下まつ毛のマツエクは、上まつ毛とセットで施術することで、より目を大きく華やかに見せられます。下まつ毛に装着するエクステの本数は両目20本~40本と少なめで、長さも6~8ミリと短いことが特徴。また、下まつ毛のエクステは存在感が出やすいため、上まつ毛と合わせてバランスの良いデザインを作ることが求められます。
中にはセルフで下まつ毛エクステを装着するお客様もいますが、「失敗した」という声も。何より、クオリティ・モチ・デザイン性の高さを考慮した施術は、アイデザイナーだからこそ発揮できる技です。いつもの施術に下まつ毛エクステを積極的に提案して、お客様の満足度を高めていきましょう。
下まつ毛エクステのメリット・デメリット
下まつ毛エクステには、メリットとデメリットそれぞれ存在します。お客様に納得して施術を受けていただくためにも、両方理解しておきましょう。
下まつ毛エクステのメリット
下まつ毛エクステのメリットは、
- アイライン効果がある
- 小顔効果も引き出せる
- 小顔効果も引き出せる
- 好みの目元を演出できる
などが挙げられます。
下まつ毛の隙間をエクステで埋めることで、アイラインやマスカラをしなくても目を上下に大きく見せられることが大きなメリット。アイメイクが不要になれば、マスカラが滲む、アイラインがよれるなどの心配もなくなります。
また、目が大きく見える影響で顔のパーツの位置が補正され、顔を小さく見せてくれるといったメリットも。結婚式など特別な日にぴったりな施術ですが、本数や長さによってお好みの目元を演出できるため、デザイン次第で幅広いご要望に応えられることも魅力です。
下まつ毛エクステのデメリット
続いて下まつ毛エクステのデメリットは、
-
上まつ毛エクステに比べモチが悪い
-
自まつげの状態によっては装着できない
-
まつ毛が抜けたところが目立ちやすい
-
アイデザイナーの技術力が必要
などが考えられます。
基本的に、上まつ毛に比べて下まつ毛は細く短く、毛周期も短いことが特徴です。さらに汗や涙にも触れる部分のため、エクステが取れやすい点がデメリット。事前にお客様に説明をする他、モチの良いLEDマツエクで対応するのも良いでしょう。
また、逆さまつ毛など、お客様のまつ毛の状態によってはエクステを付けることができません。いずれにしても下まつ毛マツエクは、産毛との見極めや、粘膜に触れないよう施術する繊細な技術が求められるため、日ごろから練習を重ねることが大切です。
▼LEDマツエクのメリットと下まつ毛への装着方法はこちら
【実例あり】下まつ毛のおすすめデザインと本数
下まつ毛エクステは、付け方次第でさまざまなデザインを作れます。今回はデザインが異なる実例を5つピックアップしました。「長さや太さは何ミリが良い?」「カールの種類は?」と悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。
両目40本|自然な束感で華やかな目元に
Jカール7ミリのエクステをバランス良く装着し、束感仕上げを施したデザイン。片目約20本でも目元がぐっと華やかになることが分かりますね。アッシュブラウンのカラーエクステを採用しており、目力は盛りつつも、マツエクの主張は抑えた自然さが魅力です。
両目60本|束感×目尻長めが大人かわいい
出典:@_kneyeさん
Jカール7ミリのエクステを 目頭~中央に、8ミリのエクステを目尻に装着した目尻長めデザイン。片目約30本でしっかりと目力を出し、目尻を長めにしたことでたれ目効果も抜群です。束感仕上げでドール感がありつつも、大人っぽい印象に。
両目30本|さりげなく仕込んでナチュラル盛れ
片目約15本で、まるで生まれつき長いまつ毛のようなナチュラルデザイン。グレーブラウンのカラーエクステがより自まつ毛に馴染み、自然でありながら、さりげなく目力をアピールしています。Jカール7ミリのエクステをベースに、目頭のみCカールを選定しているのもポイントです。
両目54本|ミックスデザインで印象的な目元に
Jカール5ミリを目頭と目尻に、6ミリを中央に装着した片目27本のデザイン。中央長めで瞳がぱっちりして見え、上まつ毛のワンホンマツエクデザインとのバランスもばっちりです。カーキブラウン×バーガンディのカラーミックスが個性的でおしゃれな目元に。
下まつ毛のワンホンマツエク風デザインもアリ
出典:@reina08さん
長さが異なるワンホンマツエクの要素を、下まつ毛エクステにも取り入れたデザイン。長さ6ミリ・7ミリ・8ミリのエクステを、交互にバランス良く装着しています。あえて束にしないことで、儚い印象を残しつつも、上まつ毛エクステの存在感に負けない仕上がりになっています。
下まぶたが厚い方にはどう提案したら良い?
下まつ毛マツエクは、下まぶたが厚い方ほど難易度が高いとされます。そのようなお客様に下まつ毛への施術をオーダーされた場合、どのように対処したら良いのでしょうか。注意点や対策を解説します。
「下まぶたが厚い」ってどういう状態?
下まぶたが厚い状態は、一般的に以下のような要素があります。
- まつ毛の根元が下まぶたの奥に入り込んでいる
- 涙袋や下まぶたがぷっくり盛り上がっている
このような状態の方は、下まぶたと自まつ毛の根元の距離が近く、下まつ毛エクステを付けにくい、また付けることができても取れやすいといった課題があります。
下まつ毛エクステが装着できないケース
下まぶたが厚いといっても、さまざまなタイプがあります。以下に当てはまる方は、エクステを装着できません。
- 下まつ毛が下まぶたに当たっている
- 逆さまつ毛
下まつ毛が下まぶたにぴったりと当たっているケースは、装着する際にグルーが皮膚に付着してしまうため施術不可。また、逆さまつ毛で自まつ毛が上向きになっている方も、エクステが目に刺さる危険性があるため施術は避けましょう。
下まぶたが厚い人への提案例と施術のコツ
最後に、下まぶたが厚くてもエクステが装着できる方への提案例や施術のコツをご紹介します。
【ケース①】下まぶたでまつ毛の根元が埋まっている人
下まぶたに下まつ毛が埋まり、短く見える方には、長めのエクステを選定するのがおすすめです。お客様にはエクステが見えにくくなることをご説明し、少し長いエクステを装着しても良いか伺うと良いでしょう。
▼下まつ毛エクステの選定についてはこちらの記事をチェック
【ケース②】下まぶたとまつ毛の距離が近い人
下まぶたが厚く、まつ毛が下がって皮膚に当たりそうな方には、ゆるやかなカールのエクステがおすすめです。しかし、笑うなど表情の動きでエクステと皮膚が擦れ、取れやすくなることが予測されます。
いずれの場合も、お客様にはモチが悪くなる可能性があることを説明し、納得していただくことが大切です。施術の際は下まぶたをテープでしっかり引き下げ、まつ毛の根元を露出させてからエクステを装着しましょう。いつもより目に沁みやすい状態のため、施術には細心の注意を払ってくださいね。
下まつ毛エクステのテープワークについては、以下の記事でくわしく解説しています。
まとめ
下まつ毛エクステは、より目を大きく華やかに見せられるだけでなく、アイメイクが時短になる、小顔効果が期待できるなどメリットが多い施術です。上まつ毛エクステに比べてモチが悪いことがデメリットですが、下まつ毛エクステでしか得られない満足感やデザインは、値段がプラスになっても試してみる価値があると言えます。ぜひご紹介したデザインを参考に、ご自身のサロンにも下まつ毛エクステのメニューを取り入れてみてくださいね。
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