「下まつげエクステ」上手なお薦めの仕方・メリット理解

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あなたのサロンでは、下まつげエクステは導入していますか?上まつげよりさらに高い技術が求められる下まつげエクステですが、「導入はしている けれども、なかなかお客様にうまくオススメできない」という方もいるかもしれません。アイリストが実際に自信をもってすすめられなければ、お客様もメリットを感じることは出来ないもの。今回は下まつげのエクステを付けたときのメリットやご提案の方法についてインプットしておきましょう。

 

大前提!「下まつげエクステ」への抵抗感・苦手意識をなくすこと

上まつげに比べて取れやすく、1~2週間程度でメンテナンスが必要になる場合もある下まつげのエクステ。モチの悪さや自まつげへかかる負担、かかるコストなどを考え、あまり積極的におすすめしていないアイリストも多いのではないでしょうか?一方でお客様からのニーズは高いため、アイリストは上まつげの施術だけではなく下まつげの施術に対してもしっかりと技術を担保しておかなくてはなりません。
下まつげにエクステを装着するのは高度な技術が必要です。テープで目のまわりを固定して施術中のまばたきなどによる上まぶたとの接触を防ぐのですが、加減を間違ってしまうと揮発したグルーが目に入り、しみてしまいます 。下まつげの場合はより繊細な施術が必要になると言えるでしょう。
全体のバランスをとるのも上まつげより難しくなります。下まつげの平均的な本数は片目で30~40本であるため、数本つけすぎただけでもまつげが多すぎて不自然な仕上がりになってしまう場合も。逆に時間が経って取れてしまうと、残っているマツエクが悪目立ちしてしまうこともあります。さらに、下まつげの生え方によってはマツエクをつけられない場合もあるので注意が必要です 。例えば、逆さまつげだった場合は装着したエクステが目に刺さってしまうリスクがあるため、装着することができません。また、まつげとまつげの間が比較的広かったり、まつげがまばらに生えていたりすると、思ったようにマツエクをつけることができません。下まつげエクステには、より繊細で高度な技術が必要になるのです。
これまでもBeautéでは、下まつげエクステの長さの選び方や装着時のコツなど、下まつげエクステに関する情報を掲載してきました。ぜひ下記の記事も参考にしてみてくださいね。

下まつげを付けたときのメリットを正しく伝えるには?正しく伝わる「お薦め方法」とは

下まつげエクステのメリットの伝え方 

下まつげにエクステをつけることでさまざまな美的効果が得られることはわかっていても、「具体的な情報を正しくお客様に伝えられるか」と言われたら懸念があるアイリストも多いのではないでしょうか?下まつげエクステをつけるメリットは大きく分けて4点あります。それぞれのメリットを改めて確認していきましょう。

メリット1:アイメイクなしでもぱっちりと印象的な目元に 

下まつげにマツエクをつけるとまつげが上下にぱっちりと開き、目を大きく見せられるという効果が期待できます。アイライナーやマスカラなどを使ったアイメイクで目を大きく見せることも可能ですが、下まつげにエクステをつけるとより自然な印象に仕上がるのです。メイク時間を短縮したい方にはもちろん、「アイラインを引くのが苦手」「マスカラをきれいにつけられない」など、アイメイクが苦手な方にもおすすめです。アイメイクなしでも目をぱっちりと大きく見せることができるため、メイクオフ時にかかるマツエクへの負担も最小限に抑えられます。

メリット2:小顔効果が得られる 

「小顔効果を得られる」という点も、下まつげエクステのメリットのひとつ。目を大きく見せることができるため顔の中の目の比率が上がり、小顔に見せることができます。また、目と鼻・口との距離が縮まることにより、顔全体が引き締まって見えるという効果も。上まつげのマツエクだけでも目を大きく見せる効果はありますが、下まつげにもエクステをつけることで上下のバランスよく目の縦幅を強調することができ、より小顔に見せることができるのです。

メリット3:顔に立体感が生まれる 

下まつげにエクステをつけると、顔に立体感が生まれます。目元の凹凸がよりはっきりすることにより、鼻を高く見せてくれる効果が期待できます。また、立体感が生まれることにより顔に黒と白のコントラストがうまれ、肌をきれいに見せてくれるというメリットも。日本人の多くが平面的な顔だと言われていますが、下まつげエクステをつけることで自然な立体感を演出することができるのです。

メリット4:若々しく見える 

下まつげのエクステは、上まつげのみにエクステをつけた場合と比べると顔全体における目の位置が下がって見えるのが特徴です。目の位置が下がって見えると、若々しい印象になります。目の縦幅を強調するだけではなく黒目も強調されるため、ベビーフェイスに見せたり、かわいらしさを演出したりすることが可能です。顔のパーツの位置が全体的に下がったような印象になるため、面長をカバーする効果も期待できます。

デメリットも正しく伝えよう 

下まつげエクステを希望するお客様には、メリットはもちろん、下まつげエクステならではの注意点を伝えることも大切です。下まつげのマツエクの最大の注意点は「取れやすいこと」。下まつげエクステはグルーの効果を弱める要素が揃っているため、上まつげのエクステに比べると約半分のモチである場合が多数です。下まつげは上まつげよりも細く短く、毛周期が早い点が特徴。目の下にあるため、涙などの水分に触れやすくなります。さらに皮膚と接触している部分も多いため、皮脂に触れたり摩擦が起こったりします。説明不足のまま施術をして「すぐ取れてしまった!」というようなお客様の不満につながらないよう、上まつげのマツエクとの違いをしっかりと説明するように心がけましょう。また、下まつげエクステが初めてのお客様は、完成のイメージがつきにくく躊躇される方も多くいらっしゃいます。店舗に完成イメージの写真を用意しつつ、お客様一人ひとりの下まつげの状態を見ながらデザイン提案をしていくとよいですね。

下まつげエクステのイメージ共有方法

お客様と下まつげエクステのイメージを共有するには、写真などの画像を用いる方法が最もわかりやすいでしょう。お客様一人ひとりの下まつげの状態と画像を見ながら、お客様の希望をしっかりヒアリングしていきたいですね。


こちらは3Dレイヤーの上まつげエクステに合わせて下まつげエクステを装着したデザイン。下まつげエクステをつけることで目元がさらにぱっちりとし、上まつげのエクステもより自然に馴染んでいますよね!専用のコーティング剤を使うとマスカラを塗ったような束感を出すことも可能です。

 


こちらの下まつげエクステはより自然な仕上がりになっています。下まつげエクステは、基本的には自まつげと同じか自まつげより1mm程度長いエクステをチョイスすると馴染みやすくおすすめです。あまり長すぎると自まつげにかかる負担が大きくなったり、不自然な仕上がりになってしまったりするため、お客様から「もっと長くしたい」という要望があっても、自まつげより+2mm程度までで提案するのがベターでしょう。

まとめ

技術力が試される下まつげのマツエク。高度な技術が必要になるからこそ、しっかりと技術を身につけてお客様に自信を持っておすすめしたいですよね。高い技術と提案力を身につけることができれば、他のアイリストと差をつけることもできるでしょう。より幅広い提案ができるアイリストを目指して、今回の記事や他の下まつげに関する記事を参考にしてみてくださいね。

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