話題の『パーフェクトラッシュ』は、なぜ毛が抜けるまで取れないのか?
お客様のなりたい目元を忠実に再現させるため、マツエク業界における技術や商材は日々進化しています。そんななか、いま注目を集めているのが最先端技術の「パーフェクトラッシュ」というもの。このパーフェクトラッシュは特許技術であることから、詳しいことは公表されておらず、深くはお伝えすることができませんが、“モチ”や“ボリューム”に特化しているのが特徴です。今回は、「パーフェクトラッシュがどんな特徴を持った特許技術であるのか」、「どういったお客様のニーズをカバーできるのか」といった点に焦点をあてて紐解いていきましょう。
特許技術!パーフェクトラッシュとは?
新たな技術やアイテムが絶えることなく生み出され、日々めまぐるしく進化をし続けているマツエク業界。ほかのサロンとの差別化を図るためにも、最先端の技術や商材はいち早くチェックしておきたいものですよね。
そこで今回紹介するのが、新技術であるパーフェクトラッシュです。このパーフェクトラッシュは、特許を取得している技術であるため、詳細についてはネットでも公表されていません。しかし、インスタを見てみると、「#パーフェクトラッシュ」でタグ付けされているポストの数は約4,000件にものぼり、その注目度の高さを伺うことができます。
今回は、導入しているサロンのHPやインスタなどから、公表されている情報を拾ってパーフェクトラッシュがどのような新技術であるのかについて探ってみました。
パーフェクトラッシュの特徴は?
確認できた情報によると、パーフェクトラッシュの特徴は以下の通り。
◆毛が極上の柔らかさ
◆ボリュームラッシュよりも軽量
◆接着部分がフラット状になっている
◆毛先までしっかり濃い
◆1本の毛に特許技術でエクステを複数本付ける
◆特許専用最高品質のエクステと接着剤を使用している
これらを見てみると、パーフェクトラッシュは、持続性とボリュームに特化している新技術であることが分かりますね。
まずはどれぐらいモチがよいのかという点について見ていきましょう。手技については特許技術であるため確認することはできませんが、接着部分は平たい断面状になっているようです。モチ具合に対しては、多くの情報に、「自まつげが抜けるまで取れない」というような表現方法が用いられていました。自まつげの毛周期には個人差がありますが、だいたい1~3ヶ月ほどです。一般的なグルーの持続力は3~4週間と言われているため、お客様の自まつげの状態にはよるものの、1ヶ月以上持続するほどの接着力という点は、パーフェクトラッシュにおける最大の特徴と言えるのではないでしょうか。
また、エクステの毛先までしっかりと濃いという点も特徴的。それでいながら、エクステはボリュームラッシュよりも軽量とのこと。つまり、自まつげにかかる負担を最小限に抑えながら、根元だけでなくまつげ全体をボリュームアップして見せる効果が期待できるのです。
ボリュームラッシュと比較
先ほど、パーフェクトラッシュはボリュームラッシュより軽量であるとお伝えしましたが、ほかにも異なる点があります。
下の写真はパーフェクトラッシュの販売元である「Perfect Lash Japan」の公式HPで紹介されているものです。
こちらから見て左の目が従来のボリュームラッシュを施術したもの。右側の目はパーフェクトラッシュを施術したものです。左の目は約1時間かけて施術しているのに対し、右の目は半分の約30分でこのボリューム感に仕上げています。
手技や商材がキーポイントとしかお伝えすることはできませんが、施術時間を半分に短縮できるという観点から見れば、一日に対応できる施術人数も増やすことができ、結果売上アップも見込めるケースもあるでしょう。
また、この写真からも分かるように、ボリュームラッシュはふわっとしたソフトな印象に見えるのに対して、パーフェクトラッシュは毛先までくっきりとしていて凛とした黒さがあります。リッチ感や目力を演出できるという点はパーフェクトラッシュの持ち味と言えるでしょう。
パーフェクトラッシュのデメリットとは
ここまでパーフェクトラッシュの魅力について紹介してきました。しかし、パーフェクトラッシュの持ち味のひとつである“モチのよさ”が、すべてのお客様にとってプラスになるとは言い切れません。たとえば、以下のようなことがデメリットとして考えられます。
<お客様目線>
◆全オフまでの期間があくことによる衛生面の心配
◆デザインに飽きてしまう
<サロン目線>
◆来店周期が伸びる
◆技術習得に時間と費用がかかる
<お客様目線のデメリット>
まず、デメリットのひとつとして考えられるのが、全オフまでの期間があくことによる衛生面の心配です。これまでエクステのモチについて悩まれていた人にとって、パーフェクトラッシュは画期的な技術。しかし、その一方で全オフまでの期間があくということは、自身でケアしなければならない時間が長くなるということ。マツエクをしている期間中は、エクステのモチや負担を考えてどうしても目元のクレンジングが不十分になりがちですが、入念にケアしないと汚れが蓄積してしまい、目もとトラブルを引き起こしてしまうこともあるかもしれません。そのため、セルフケアをするために十分な時間を取れない人には、パーフェクトラッシュの施術は避けたほうがよい言えるでしょう。
また、モチのよさからお客様がデザインに飽きてしまうかもしれないというのも懸念点のひとつ。頻回にデザインを変えることを楽しみとされているお客様にとっては、モチがよすぎるというのは必ずしもプラスには働かないでしょう。
<サロン目線のデメリット>
サロン側のデメリットとして挙げられるのが、技術習得までに時間や費用が必要となることです。お伝えしているように、パーフェクトラッシュは特許技術であり、お客様に施術するためには専用のセミナーを受講し、実施許諾契約書を入手しなければなりません。サロンの在籍人数によっては安い費用ではないため、売上アップを目的として導入を検討するのであれば、ある程度の見込みがあることが前提となるでしょう。
また、モチのよさからお客様の来店周期が伸びてしまうのもデメリットのひとつに挙げられます。売り上げを低迷させないためには、お客様に自身でのケアが重要となることをお伝えし、店販しているアイシャンプーやクレンジング剤などをいっしょにおすすめすることもひとつの対策法と言えるかもしれません。
どんな人におすすめ?
パーフェクトラッシュは、どのようなニーズを持ったお客様に提案するとよいのか、詳しく検証していきましょう。
まず、見た目において以下のような仕上がりを求めている人にはパーフェクトラッシュをおすすめしてみるとよいかもしれません。
◆リッチ感が欲しい人
◆アイライン効果を求める人
◆ボリュームラッシュでは物足りないと感じている人
ボリュームラッシュもパーフェクトラッシュと同じように持続性に優れ、まつげへの負担が少ないという点がメリットに挙げられます。しかし、本数を増やしすぎてしまうと、その分自まつげへの負担は比例して大きなものに。
目元に”印象の強さ”を求めるお客様であれば、パーフェクトラッシュの仕上がりに満足していただけるのではないでしょうか。
導入サロンの口コミは?
パーフェクトラッシュを実際に導入しているサロンは、実際にどのような感想を抱いているのでしょうか。口コミをいくつかご紹介しましょう。
導入しているサロンでは、メニュー化してよかったという声も多いようです。技術を習得するためには、専用のレッスンを受けなければならず、時間や費用を捻出する必要があります。しかし、サロンに導入することによって、話題性の発信やお客様への提案幅を広げることとなり、集客力アップも見込めるかもしれませんね
まとめ
パーフェクトラッシュは“モチ”と“ボリューム”に優れた革命的な新技術。これまでにマツエク業界では数多くの商材や技術が生み出されてきていますが、“自まつげが抜けるまでエクステが取れない”というのは、従来のマツエクでは成しえなかったことです。そのため、お客様にとっても話題性は十分。とはいえ、本記事内でも紹介したようにパーフェクトラッシュにはデメリットもあり、モチのよさにおいてもすべてのお客様にとってプラスと働くわけではありません。しっかりその点も踏まえたうえで、サロンへの導入を検討するようにしましょう。190319Emm
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