「目幅を出したくない!」というお客様の希望を叶えるデザイン提案を解説!

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マツエクのデザイン提案の際、チェックすべきはお客様の目の黄金比。お客様それぞれの目元を黄金比に近づけることが、目元の美の追求に繋がることは、これまでのBeauté記事でも取り上げられてきました。今回ピックアップするのは、目の幅について。マツエク施術の際は「目を印象づけられるように目幅をしっかりと出したい!」とオーダーされるお客様が多い印象ですが、「これ以上目幅は欲しくない」と希望されるお客様もいるでしょう。目幅を出したくないお客様へのデザイン提案にはどう対応するといいのでしょうか。画像を参考に解説してきます。

「目幅を出したくない」というマツエクオーダーとは?

目幅を出したくないお客様のオーダーについて確認していきましょう。

目幅を出したくないオーダーとは?

目の形の印象を変えたい!とサロンに来店されるお客様もいます。目幅を出したくないお客様のオーダーとしては、
目の横幅よりも縦幅を強調して欲しい
これ以上横幅は欲しくない
かわいい目元にして欲しい

といったものがあるでしょう。

具体的には

もともとの目幅が広い

スッとした切れ長の目

のお客様。元々の目幅が広いお客様にさらに横幅を強調したデザインで装着してしまうと、目元が悪目立ちしてしまう可能性が。スッとした切れ長の目を気にしているお客様は、目の形が目立たないよう横幅を出さないデザインを希望するかもしれません。

また、クールやセクシーといったイメージよりもかわいいイメージを求めるお客様は、目幅よりも縦幅を優先する傾向にあるでしょう。目をより大きくかわいく見せるデザインが求められます。

目の黄金比率に近づけるデザイン提案を!

日本人の平均目幅はおよそ3cm。目の横幅と目と目の間の距離が、大体1:1:1であることが、目元美人の条件です。この黄金比を踏まえて、お客様の元々の目幅を目の黄金比により近づけることが、マツエクで美人に見せる方法となります。すでに目幅が広いお客様に目幅を出したデザインで装着してしまうと、目元のバランスが悪くなってしまい、エクステの効果が半減してしまう可能性もあるでしょう。

お客様の希望にしっかりと耳を傾けつつ、目の黄金比とのすり合わせを行うことが、満足いただけるデザイン提案のカギ。お客様の目元だけに注目するのではなく、顔全体の雰囲気やバランスを見ることも重要です。お客様の目元をよりランクアップさせるデザイン提案を目指しましょう。

メイクのコツをお伝えするのもあり!

目幅を出さないためには、マツエクデザインに加えてメイクのテクニックで改善できる場合もあります。一例を挙げると、

離れ目…目頭に赤やピンクのアイラインを入れる

切れ長目…アイラインを目からはみ出して引かない、ブラックではなくブラウンなどの優しい色味のアイラインを使う

といった方法が考えられます。

カウンセリングの際に、お客様の悩みに沿ったアイメイクのコツを小ネタとしてお伝えするのもいいでしょう。目元の美を追求するアイリストという立場からお客様の目元の悩みに寄り添うことで、もっと距離を縮められるかもしれません。

目幅を出さない装着のコツとは?

続いて、施術についてです。目幅を出さないマツエク装着のコツを確認していきましょう。

目幅を出さない装着のコツは

目幅を出さないマツエク装着のためには、

目尻に長さを出さない

上にカールが上がるようにつける

目尻を少し開けてつける

という点を意識することが大切です。

目尻に長さを出すセクシーデザインは、目幅を強調してしまいます。具体的には、目の形を生かしたナチュラルデザイン、もしくは目の縦幅を強調するキュートデザインがいいでしょう。

目の外側に流れるようにつけてしまうと、ナチュラルデザインやキュートデザインでも場合によっては目尻を強調したデザインになってしまうこともあります。流れるように装着するのではなく、カールが上を向くように意識して装着することも大切です。

目尻を少し開けるのもひとつの方法。一重や奥二重のお客様に目頭を開けて装着をすることがあるように、目尻側を少し開けて装着すると、目尻の長さが目立ちません。しかし、場合によっては不自然に見えてしまうので要注意!どれだけ自然に見せられるかが、アイリストの腕の見せ所になります。

エクステの長さの差で目の縦幅を強調する

目幅よりも目の縦幅を重視するお客様には、使用するエクステの長さも重要です。目尻は控えめにして目の中央を強調することで、目をより大きくかわいい印象にすることができるのは、アイリストの周知の事実ですよね。

さらに、エクステの長さの差を大きくすることで、より目の縦幅を強調することもできます。例えば、黒目の上部分には長めに12mmのエクステを装着し、目尻は10mmと差を大きくするといった方法。長さの差でより目の中央部分を強調することができ、目を大きく見せることができます。

目幅を出さないマツエクオーダーの画像解説

目幅を出さないデザイン例を画像解説していきます。

目尻に長さを出さないキュートデザイン

画像元:eyeplus.design

こちらはCカールのミンク80本を装着したデザイン。使用している長さは10mmと11mmの、縦幅を強調したキュートデザインです。0.15mmの太さで、カラーはすべてカーキブラウンで、優しい印象に仕上げています。アーモンド形の目をしっかりと強調し、目尻のエクステは最小限に抑えていますね。

しっかりと上にカールを出したナチュラルデザイン

画像元:aya1030mi

こちらはCCカールを装着したナチュラルデザイン。CCカールをしっかりと上に向かって装着していることがわかりますね。目尻にもカール感の強いCCカールを装着することで、目尻の長さを抑えることができます。

画像元:eyeplus.design

続いてはプロケアアイラッシュを120本装着したナチュラルデザインです。横に流れないよう装着されているため、カールがしっかりと上を向いていますね。
また、こちらはカラコンの色を同系のカーキブラウン×ブルーグリーンのミックスカラーに、差し色としてアクアマリンをプラスしたカラーエクステを装着。爽やかさを感じる目元デザインになっています。目尻に淡いカラーマツエクをもってくることで、目尻の印象を抑えることもできますよ。目尻を強調せずアクセントにもなる一石二鳥の方法です。

長さの差を出して目の縦幅をより強調したデザイン

画像元:eyeplus.design

Cカールのトランプセーブルを120本装着し、目の縦幅を強調したキュートデザインです。目の両端に10mm→11mm→真ん中部分12mmと、装着するエクステの長さの差をしっかりと強調。目尻に短めのエクステを装着することで、目幅よりも縦幅を印象付けることができます。丸みのある目をより生かしたデザインとなっていますね。

まとめ

目元は印象を大きく左右する重要なパーツ。「あと少し目が大きければ…」、「目の幅が気になる」など、周りから見れば大したことはなくても、お客様にとっては大問題かもしれません。そこに寄り添えるのが、目元の美を追求するアイリストの存在。目幅や縦幅といった細かな希望をしっかりと聞き出すことで、より精度の高いカウンセリングになるのではないでしょうか。本記事でお伝えした目幅を出さない施術のコツや目元の黄金比を参考に、お客様の目元を美しく仕上げましょう。

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