ボリュームラッシュとシングルラッシュを混ぜるマツエクのメリットとは?

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商材や技術などめまぐるしい進化を遂げているマツエク業界。かつてはボリュームラッシュやシングルラッシュなどそれぞれ個別で使用する方法が主流でしたが、現在ではこの2つをミックスさせるデザインを提案するサロンも増えてきています。ボリュームラッシュとシングルラッシュを混ぜることで、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。ボリュームラッシュ・シングルラッシュの特徴やメリデメもおさらいしながら、詳しく検証していきましょう。

 

シングルラッシュのメリデメおさらい

まずは、シングルラッシュの特徴やメリデメから今一度おさらいしていきましょう。

シングルラッシュの特徴

画像元:@eyeplus.designさん

エクステのなかでも最もオーソドックスな技法であるシングルラッシュは、自まつげ1本に対して、0.1mm~0.2mm程度の太さのエクステを1本ずつ装着していくのが特徴です。マツエクが浸透し始めた当時は、このシングルラッシュで施術する方法が主流でした。

シングルラッシュのメリット

シングルラッシュのメリットには、

太さを調節することで濃さを表現できる

1本ずつ装着しているため、仕上がりがナチュラル

エクステが取れてしまった場合も目立ちにくい

自まつげの癖に対応して装着できる

短時間で装着できる

自まつげが太い人はモチが良い

 

などが挙げられます。
シングルラッシュは、0.1mm~0.2mm程度までの太さがあり、毛先までしっかり濃さがあるため、少ない本数でも存在感ある目元を演出することが可能です。また、自まつげに1本ずつ装着していくことから、自まつげの癖に対して毛流れの向きを調節しやすいのもメリット。部分的に癖のある人でもエクステの毛先の向きをコントロールしながら装着できるため、癖のあるまつげの方でも美しい放射状の仕上がりに近づけることができます。
癖ありまつげの方への施術対策のひとつ、「絡め付け」もシングルラッシュならではの技法です。詳しくはこちらをチェックしてみてください。

シングルラッシュのデメリット

一方、シングルラッシュにはデメリットも存在します。

自まつげの本数以上のエクステは装着できない

自まつげが短い人や細い人は、デザインやボリュームが限られる

 

シングルラッシュは「自まつげの本数=エクステの装着本数」であることから、自まつげの本数が少ない人の場合、希望通りのボリューム感を再現できないことも。また、自まつが細い場合も、太さのあるエクステはその分重さがあるため負担の面を考えると装着することはおすすめできません。お客様の目元の状態によっては、装着できないこともあるのがデメリットと言えるでしょう。

ボリュームラッシュのメリデメおさらい

つぎに、ボリュームラッシュの特徴とメリデメについて確認していきましょう。

ボリュームラッシュの特徴

画像元:@impression.eyelashさん

ボリュームラッシュは、自まつげ1本に対して2~8本の人工毛が束となったものを装着する技法のこと。0.05mm~0.07mmほどの極細毛を、アイリストがお客様に合わせてその場で束ねてファンにして、まつげに装着していきます。

ボリュームラッシュメリット

ボリュームラッシュのメリットには、

シングルラッシュよりも軽量
バラつきが気になりにくい
自まつげの本数以上のエクステが装着できる
ふわふわ・フサフサとしたナチュラルな仕上がり

 

などが挙げられます。
ボリュームラッシュはシングルラッシュのエクステと比較すると、非常に極細軽量なのが特徴です。「シングルラッシュ50本分の重さ=ボリュームラッシュ200本分」とも言われているほど重さには違いがあり、自まつげにかかる負担を最小限に抑えることが可能に。それでいながら自まつげ以上の本数を装着できるため、ボリュームもしっかりアップしてくれるのが魅力です。また、たくさん装着しても1本1本が極細のためフサフサとした仕上がりになることから、ナチュラルな見た目を叶えてくれます。

ボリュームラッシュのデメリット

ボリュームラッシュのデメリットについても確認してみましょう。

エクステが取れるとすき間が目立ってしまう
値段が高い
施術に時間がかかる
装着にテクニックが必要なため、アイリストの技量によってクオリティが左右される

 

数本の人工毛を束にして自まつげに装着するボリュームラッシュは、1つの束に幅があることから、1本エクステが取れてしまうと、その部分がぽっかりと穴が開いたように見えてしまうことも。シングルラッシュでは1本取れてしまってもそれほど目立ちませんが、ボリュームラッシュではその部分が目立ってまばらな印象になってしまうことがあるため、こまめなメンテナンスが必要です。
また、施術に時間がかかってしまうのもデメリットのひとつ。アイリストの技術力にもよりますが、ボリュームラッシュはファンを作りながら施術を進めていくことから、通常の施術時間よりも30分ほど長くなってしまうことも少なくありません。そのため、「短時間で施術してほしい」というお急ぎのお客様には不向きと言えるでしょう。

混ぜることで生まれるメリットとは?

画像元:@teo.mobaraさん

すっきりと濃さを出せるシングルラッシュと、フサフサとした仕上がりになるボリュームラッシュ。この2種類をミックスして装着することで生まれるメリットとは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。考察していきましょう。

①シングルラッシュでは埋められないまつげの隙間を、ボリュームラッシュでカバー
②エクステが取れてしまったときでも目立ちにくいようにする
③ボリュームアップ重視の人でも、よりナチュラルな仕上がりが叶えられる
④部分的なボリュームアップも可能に

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

①シングルラッシュでは埋められないまつげの隙間を、ボリュームラッシュでカバー

自まつげにエクステを1本ずつ装着していくシングルラッシュでは、自まつげが抜けてすき間ができてしまっている場合、その部分が目立ってしまうことも。しかし、ボリュームラッシュをミックスさせると、そんなすき間を埋めることができます。
ボリュームラッシュは、ファンを作るときに扇状になるように広げて装着していく技術。その特性を活かしてすき間のある付近の自まつげにボリュームラッシュを装着することで、気になるすき間をカバーできるというわけです。
濃さのある仕上がりをご希望のお客様で、部分的にすき間がある。そんなお客様にシングルラッシュとボリュームラッシュをミックスさせる方法は有効なアプローチ法と言えるでしょう。

②エクステが取れてしまったときでも目立ちにくいようにする

先程紹介した①のメリットは、シングルラッシュをベースとした場合に享受できるメリット。この②については、ボリュームラッシュをベースとしたときに享受できるメリットです。ボリュームラッシュのデメリットの部分でも紹介しましたが、ボリュームラッシュのみで施術した場合、束に幅があることから、時間経過とともにエクステが取れてしまったとき、その束分が、ぽっかり穴が開いたように見えてしまうことがあります。そのため、こまめなメンテナンスが必要となるでしょう。
しかし、ボリュームラッシュの間にシングルラッシュを挟むことで、エクステが取れてしまったときでも目立ちにくいようにカモフラージュすることができます。メンテナンス頻度が高い人ならボリュームラッシュのみでも対応できますが、サロンに来られるのが1カ月以上のサイクルという方にはおすすめです。

③ボリュームアップ重視の人でも、よりナチュラルな仕上がりが叶えられる

フサフサとした仕上がりでナチュラルにボリュームアップできるのがボリュームラッシュの魅力ですが、本数が多すぎる場合には人工的な印象を与えてしまうことも。
そんなときにシングルラッシュを混ぜると、濃淡にメリハリが出るため、自まつげのようなナチュラル感を演出することができます。

④部分的なボリュームアップも可能に

「目尻だけボリュームをたくさん出したい」そんなお客様の要望も、ボリュームラッシュの束数を集中させて目尻に装着すれば、部分的なボリュームアップが叶えられます
また、「部分的に濃さを出したい」というときは、ベースはボリュームラッシュで濃さを出したい部分にはシングルラッシュという応用もできるでしょう。

まとめ

シングルラッシュ・ボリュームラッシュともにそれぞれメリデメがありますが、ミックスさせることでデメリットをカバーできるのが魅力です。「お客様のなりたい目元を叶えてあげたい」このような思いは、アイリストの誰しもが抱いているものですが、日々多様化しているお客様の要望やニーズを叶えるためには、提案できるデザインの幅を広げることが求められます。シングルラッシュ×ボリュームラッシュの2つの技法をミックスしたテクニックをマスターしておくと、提案力アップにつながるはず。あなたもアイリストとしてレベルアップするためにマスターしてみてはいかがでしょうか。Emm190531

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