美容専門学生さんからの質問!「不器用な人でもアイリストにはなれますか?」

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Beauté読者の中には、これからの進路に悩んでいる学生さんもたくさんいます。そんな学生さんからBeauté編集部によせられる質問で多いのが「不器用でもアイリストになれますか?」というもの。目元への繊細な施術を行うアイリストは、もちろん器用であるに越したことはないでしょう。しかし、不器用な人=アイリストになれないかというと、そんなことはない、というのがBeautéの見解です。詳しく見ていきましょう。

Beauté読者の学生さんからの質問

Beauté編集部によせられる質問の中でも多いこの質問、詳しく確認していきましょう。

不器用でもアイリストになれる?

アイリストを目指すか悩んでいるという学生さん。その理由を尋ねると、「不器用だから務まるか不安」ということでした。なんでも、美容学校に入学し、美容師に向けての技術を学んでいくうちに「自分は不器用だったんだ!」と気が付いたそう。
こういう人、意外と多いんです。高校までの生活の中では特に不器用と感じることがなくても、美容専門学校で学ぶ多くは繊細な技術を必要とするものがたくさん。「周りよりも習得するまでに時間がかかる…」「手先が思うように動かない…」と、不器用さを実感して自信をなくす人もいるようです。
目元という、特に繊細なところへの施術を行うアイリスト。手元の狂いが重大な事故につながる恐れもある職業です。憧れを抱きつつ、不器用だから無理かな…と悩んでいる美容学生さんもたくさんいます。

不器用ではなれない?

では、不器用な人はアイリストになれないのでしょうか。

不器用でもアイリストになれないことはない!

不器用さは練習を重ねることで解消できる部分。不器用だからといってアイリストになれないということはありません。現に、不器用からのスタートでも、アイリストとしてしっかり活躍している例もたくさん。
ただし、サロンの方針にもよりますが、早い人では2~3ヶ月ほどでデビューできるところを、不器用な人は半年~1年と、1人前のアイリストとして自他共に認められるようになるまでには時間がかかることもあるでしょう。不器用さを自覚している人は、

器用な人の倍以上の努力が必要!

周りと比べすぎず、自分のペースで練習を重ねる

という点を念頭に置いて仕事に臨むのがベストです。厳しい状況にもくさらず、周りにも自分にも負けまいとする強い気持ちがあるなら、アイリストに向いているかもしれません。

器用なアイリストと不器用なアイリストの違い

器用な人と不器用な人の差は、どんなところにあるのでしょうか。

見て習得できるかできないかの差!

マツエクの施術は、テキストを読んで身につけるよりも、先輩アイリストの施術を見たり実践したりすることで身につけていく技術です。例えるなら、体育の授業でお手本を見て、すぐにコツを掴んで上手くできる人と、何度も練習しないとできない人がいますよね。マツエクの技術習得における器用さ、不器用さもそれと同じです。
マツエク施術における器用な人とは、先輩の施術を見てコツを掴み、それを実践できる人のこと。不器用な人の場合、頭できちんと理解しないと進めなかったり、頭ではわかっていても思うように手を動かすことができなかったりするようです。

経験を重ねると不器用さが利点になることも!

器用なアイリストはコツを掴むのがうまく、頭で理解するというよりは感覚で覚えていくタイプ。そのため、アイリストとしての成長は早くなりますが、一方指導をする立場になると、不器用な人が難しいと感じる部分が理解できなかったり、言葉で伝えるのが難しかったりと、苦労するケースもあるようです。
不器用なアイリストほど理論を考えながら練習をしたりいろいろな方法を試したりして試行錯誤して、技術を身につけていくケースが多いよう。そのため、技術習得後にきちんと言葉で教えることができたり、1つ1つの技術をきちんと理解していたりと、長い目で考えるとプラスになっていることもあります。技術を習得できる期間は人によって違うもの。不器用なアイリストの場合、コツを掴むまで時間がかかってしまうかもしれませんが、1度技術をきちんと習得してしまえば、練習時間の多さや悩みの分だけ強みになるのです。

大切なのは自覚と覚悟!

まずは自分を不器用だと自覚することから。不器用と自覚することで、自分の課題の明確化や練習への意欲につながるはずです。
アイリストの適正の向き不向きはもちろんありますが、それよりも重要となるのは、そこを乗り越える覚悟や意欲。不器用でも1人前のアイリストになる!という強い気持ちがあれば、不器用さを乗り越えてアイリストとして活躍できるのではないでしょうか。

アイリストに必要なこととは?

アイリストとして働くために必要なことは、手先の器用さだけではありません。現役アイリストに「アイリストに必要と感じる技能とは?」という質問をすると、

集中力

接客力や提案力

コミュニケーション力

といった回答が。それぞれについて詳しく確認していきましょう。

施術中に途切れさせない集中力

手先の器用さも重要ですが、それ以上に大切なのが集中力です。マツエクの施術は、1時間~1時間半、本数によっては2時間に及ぶこともあります。その間絶えず集中してエクステを装着していくという地道な作業の連続。わずかでも手元が狂うとお客様の目元を傷つけてしまうかもしれないため、集中力はマストです。
技術向上のための練習にももちろん集中力が必要のため、手先の器用さよりも集中力がものを言う仕事かもしれません。

リピーターを掴む接客力

アイリストは技術職であると同時に、接客業でもあります。指名がとれるか否かは、技術はもちろん接客力の高さにも大きく影響されるはず。とはいえ、施術の間に会話することはほとんどないため、ここで言う接客力とは、マツエクサロンで重視される

お客様の希望を正しく聞き出すヒアリング力

お客様の目元と希望に沿ったデザインを提案する提案力

がメイン。短いカウンセリング時間で感じのよい接客や的確な提案を提供する必要があるでしょう。

スタッフ間で大切なコミュニケーション能力

接客においても必要なコミュニケーション能力ですが、スタッフ間においてもコミュニケーションは必要不可欠。サロンを円滑に運営していくためにも、しっかりと技術を教わるためにも、アイリスト間でしっかりとコミュニケーションをとる必要があります。あいさつや礼儀といった、最低限のマナーは押さえておきましょう。

その他のスキルを向上して不器用さをカバーして

施術技術以外にもアイリストに必要なスキルはたくさん。技術向上に加えて、その他のスキルをアップさせることも大切です。不器用さを自覚するなら、その他のスキルまでしっかり意識して、アイリストとしての成長を図る必要があるでしょう。
アイリスト50人に聞いたやりがいや苦労のエピソードはこちらをチェック!

不器用さは必ずしもデメリットではない!

アイリストの適正としては、もちろん器用であるに越したことはありません。しかし、技術習得に時間がかかった不器用なアイリストほど、マネジメントや指導者という立場で優秀さを発揮するケースもたくさん。悩んだり努力したりした時間は、絶対ムダにはなりません。デメリットをはねのけ活躍できるかどうかはあなた次第。できる努力を確実に積み重ね、1人前のアイリストを目指してくださいね。

まとめ

不器用でもアイリストとして活躍している先輩はたくさんいます。大切なのは、アイリストとして活躍する!という強い気持ちと、たゆまぬ努力の積み重ね。努力して得た技術は、よりしっかりと身につくもの。はじめは大変かもしれませんが、不器用さにしっかりと向き合い練習を積み重ねることで、アイリストとして活躍することができるはず。あなたが覚悟を決めてアイリストとしての1歩を踏み出すその日を、Beauté編集部一同心待ちにしています。190911Ess
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