ツイザーによって装着のやりやすさは変わるのか?使い心地はどんな要素で決まる?
マツエクの施術に欠かせないツイザーは、仕上がりのクオリティを大きく左右する重要な存在。マツエクを安全かつ美しく仕上げるための第一条件として、まずは「自分に合ったツイザーを使えていること」が求められるでしょう。また、自分と相性のよいツイザーと出会うことができれば、技術効率のアップにもつながるはず。
今回は、ツイザー選びの重要性やポイントについて解説します。果たして、あなたが現在使用されているツイザーは相性のよいものと言えますか?ぜひ今一度自身が使用しているツイザーについても見直してみてはいかがでしょうか。
ツイザー選びの重要性について
あなたが使用しているツイザーは、どういう経緯で選んだものでしょうか。なかには、特にこだわりなく使用しているという人もいるかもしれませんね。しかし、そのツイザーが仕上がりを左右している可能性も。ここではツイザー選びの重要性について確認しておきましょう。
使用しているツイザーとの相性
アイリストの施術クオリティやスピードを左右する重要なアイテムの一つ、ツイザー。同じ施術者であっても、ツイザーの良し悪しによって出来栄えが変わってしまうほど、大きな役割を果たしています。そのため、ツイザーにはさまざまな種類やタイプが存在。アイリストの中には、お客様のまつげの状態や用途に合わせて何本かのツイザーを巧みに使い分けているという人もいるほどです。
しかしその一方で、消耗品だからという考えのもとリーズナブルな価格帯だけでツイザーを選んでいる人や、サロンで支給されたものを何気なく使用しているという人も少なくないでしょう。果たしてあなたが現在使用しているツイザーは、自身の手に馴染んでいると言えるでしょうか。次で紹介する項目に「心当たりがあるかも…」と感じた人は注意が必要!
使用しているツイザーは、あなたと相性がよいものではない可能性があります。
◆長時間使用していると、手が疲れてしまう
◆ツイザーのバネが強くて使用する際に手に力を入れなければならない
◆自まつげの掻き分けがしづらい
いかがでしょうか。上記の項目に思い当たることはありませんか?自分の手に合っていないツイザーを使用し続けていると、変に力んでしまって、慢性的な肩こりや片頭痛などを招いてしまう恐れも。また、腱鞘炎となってしまえば、しばらくの間は施術ができない事態にもなってしまいます。
では、実際に自分に合った理想のツイザーに出会うためにはどうすればよいのでしょうか。
理想のツイザー選びのポイントとは
施術クオリティのアップのためはもちろん、自身のアイリスト生命存続のためにも、理想のツイザーと出会うことはとても重要なことと言えます。では、自分に手にフィットするツイザー選びのポイントとはどのようなものなのでしょうか。ツイザー選びで確認しておきたいのは、次の3点。
②力まず使用できる「バネ」
③長時間使用しても疲れを感じにくい「重量」
この3つの条件を満たすツイザーこそが、自分の手にフィットする理想のツイザーと言えます。しかし、理想の1本に出会うのはそう簡単なものではありません。なぜならツイザーの種類や素材は多岐にわたるからです。そのため、数あるツイザーの中からまずは自分と相性のよい形状を選択し、次のステップとして実際に使用感を確認してみることが大切です。ツイザーのなかには、使うほどに手に馴染むような特殊フォルムに設計されているものもあります。ファーストタッチでの使用感も重要ですが、しっかり慣れたうえで施術に使用するようにしましょう。
ツイザーを選ぶ基準とは?形状についてもチェック
理想のツイザーと出会うためには、前述したように実際に使って使用感を確認してみることが前提となりますが、その前段階としてまずは自分と相性のよいツイザーの形状を知ることが大切です。ここでは、ツイザーの形状におけるそれぞれの特徴や、工程によっておすすめのツイザーについてご紹介しましょう。
ツイザーの種類
みなさんにとっては周知の内容ではありますが、ツイザーの種類について簡単におさらいしておきましょう。これまで何となく決まった型のツイザーを使用していたという人も少なくないはず。今一度それぞれのツイザーの特徴について確認してみましょう。
ストレート型
画像元:松風
全体の形は真っすぐで、先端は尖っているのが特徴。バネが軽いことから長時間の使用にも適しており、初心者~上級者まで幅広く使用されています。
また、先端が細くとても繊細なため、落とすと先端が折れたり曲がったりしやすいという一面も。
カーブ型
画像元:松風
先端がまぶたに当たらないように、カーブしているのが特徴です。また、この形状によって刃先が視界を遮ってしまう心配もないほか、手首を水平に保つことができるため、手首への負担も軽減できるでしょう。
平型
画像元:松風
平型タイプは、先端が丸い形状となったツイザーのこと。肌にやさしく、初心者のアイリストにも適しています。
ツイザー選びについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
用途によって使い分けよう
マツエクの施術はいくつかの工程に分かれており、それぞれの工程によって最適なツイザーも異なってきます。それぞれの工程に合ったツイザーとはどんなものなのでしょうか。確認してみましょう。
自まつげの掻き分け用に適したツイザー
お客様の自まつげを掻き分ける際は、先端が細くて薄いツイザーが最適です。また、形状ではストレートタイプのものがおすすめ。先端が細く尖っているものであれば、視界が遮られずに、うぶ毛や細かい毛までしっかり掻き分けることができます。
しかし、なかには先端が細くて薄いカーブ型を好んで使用しているアイリストもいるようです。掻き分け用としてカーブ型を使用する場合には、眼球やまぶたを傷つけてしまわないよう、使用角度に気をつけるように意識しましょう。
エクステを掴む用に適したツイザー
エクステを掴んだり装着したりといった工程において相性がよいのは、ストレート型やカーブ型のツイザーです。特にカーブ型は、先曲がり部分によって手を倒さずにエクステを掴めることから、長時間使用したときにも手首への負担が少ないでしょう。
また、カーブ型のなかでもワイドタイプを好むアイリストもいます。内側の噛み合わせ部分の面積が大きいため、エクステが折れたり曲がったりしにくいというメリットがあります。そのほか、ファンの形成時やボリュームラッシュの施術時にも便利です。
テープ貼りに適したツイザー
目元保護のためのテープ貼りの際やテープを剥がす際は、先端が丸くなっている平型を選ぶようにしましょう。先端が尖っている形状のものを使用すると、肌を傷つけてしまう恐れがあります。
おすすめのツイザー紹介
ツイザーはさまざまな種類がありますが、なかでもアイリストより人気のツイザーをご紹介しましょう。
Miss eye d’or「極-KIWAMI-」シリーズ
Miss eye d’or(ミスアイドール)の-極-KIWAMIは、世界レベルとも称される鍛治技術を持った職人が、丹精込めて1本ずつ丁寧に作り上げているのが特徴。機械では再現できない、手作りだからこその刃先の細さや噛み合わせのクオリティは、作業効率アップを図りたいアイリストにぴったりです。
極-KIWAMI-ツイーザー ストレート TLT-HPTS1
画像元:EYELASH GARAGE
先端の噛み合わせが精巧にできているため、どんなエクステもしっかりキャッチ。こちらのベーシックタイプは全長153mmとなっていますが、全長124mmのショートタイプの展開もあり、手にフィットする1本を見つけることができます。
極-KIWAMI-ツイーザー L字2 TLT-HPTL2
画像元:EYELASH GARAGE
機能美と芸術性の両方を兼ね備えた美しいフォルムのカーブ型ツイザー。-極-KIWAMIシリーズでは、カーブの角度が異なるものや、ショートタイプなどの展開もあり、多彩なラインナップの中から自分に合うツイザーを探すことができます。また、より良い素材のものを長く使用し続けたいというアイリストには、チタンコーティングされたものもおすすめです。
MedicaLash「国産精密ツイザー」
「国産精密ツイザー」を提供しているMedicaLash (メディカラッシュ)は、医療の視点に基づき開発された日本で初めてのアイラッシュブランドです。ツイザーは国内の専用工場ですべて生産されており、品質においても安心・安全。1本1本繊細な作業工程と、厳しい検品によって抜群の刃合わせを実現させています。
【メディカラッシュ】国産精密ツイザー<SS125>
画像元:EYELASH GARAGE
全長140mmと長すぎず、短すぎずのサイズは、手にフィットしやすい仕様。また、施術者の負担軽減を考慮してバネもしなやかで軽い設計となっており、長時間の施術にも適しています。
【メディカラッシュ】国産精密ツイザー(曲線)
画像元:EYELASH GARAGE
まぶたの形状を考慮してカーブが作られていて、まぶたに当たりにくいような設計となっています。先端は細めの作りとなっていますが、噛み合わせは歪みもないため、エクステもしっかりキャッチ。バネはストレートタイプ同様、軽めとなっています。
まとめ
アイリストの相棒とも言える大切な存在、ツイザー。きれいに仕上げるテクニックを身に着けていても、ツイザーとの相性が悪ければ100%の力を発揮できない残念な仕上がりとなってしまうこともあるかもしれません。そのため、ツイザーにはしっかりこだわって選びたいものですよね。手の形状や施術のクセ、力加減などには個人差があることから、どのツイザーが理想の1本となるかは実際に使用してみないと分かりません。自身の手にフィットするものが見つかるまで、いろいろなツイザーを試してみるようにしましょう。自分にあったツイザーに出会えると、作業効率もアップし、より楽しく施術ができるようになるかもしれません。190811Emm