夏だけじゃない!日焼け止めがマツエクに与える影響とは?モチが悪化しない使用方法&飲む日焼け止め紹介
本格的な夏はピークを過ぎ、日焼け止めの欠かせない季節もそろそろ終わりを迎える…と安心していませんか?もちろん、紫外線は年中降り注いでいるため、マツエク施術に来られる美容感度の高いお客様のなかには、季節に関わらずいつも塗布しているという方もいらっしゃるでしょう。しかし、ここで気になるのがマツエクと日焼け止めとの相性です。日焼け止めを使用することで、マツエクのモチに影響する可能性はあるのでしょうか。また、お客様にも適切にご案内できるよう、正しい日焼け止めの塗り方や、そのほかの日常的な紫外線対策についてもいっしょに確認していきましょう。
日焼け止めがマツエクのモチに関係するって本当?
暑さの厳しい本格的な夏にいよいよ突入。汗をかいてもぱっちりとした目元をキープできるマツエクは、海やプール、花火などさまざまなイベントが目白押しのこの季節に重宝される傾向にあります。実際に毎年夏は客数が増加しているというサロンも多いのではないでしょうか。しかしその一方で、夏はマツエクのモチに影響が出てしまう心配要素もいくつかあります。たとえばつぎの通り。
◆新陳代謝が上がるため、毛周期のサイクルが通常より早まりやすい
◆紫外線量が多く、自まつげが傷みやすい
◆冷房環境の滞在時間が長くなるため、まつげが乾燥しやすい
上記のように、夏ならではのさまざまな要因があります。そして、夏の紫外線対策には欠かせない「日焼け止め」も、この心配要素のひとつです。
日焼け止めのベースとなっている成分は、主に紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類。これら成分が、薄い膜を張るようにコーティングしてくれるため、紫外線から肌を守ることができます。近頃はオーガニックや無添加のものなど、肌にやさしい日焼け止めも増えてきました。しかし、どれも汗や皮脂などには比較的耐久性があり、簡単に流れ落ちにくいような仕様となっていることから、クレンジングや前処理では除去しきれなかったりすることも。特にウォータープルーフのものは、落としにくいため注意が必要。目のキワ周辺についてしまうと、自まつげにも浸透してしまうかもしれません。
そのような状態のまま、マツエクの施術をするとどうでしょうか。日焼け止めが水や皮脂を弾く働きをするように、グルーも弾いてしてしまい、接着強度を弱めてしまう可能性も十分考えられますね。そのため、施術日当日は日焼け止めの使用を控えていただくのがベスト。ノーメイクのお客様であっても日焼け止めのみ塗布している場合もあるため、来店時に確認させていただき、必要であれば施術に入る前にクレンジングのご案内を行うようにしましょう。
また、界面活性剤が配合されている日焼け止めにも注意が必要です。Beautéでは、これまでに界面活性剤がマツエクのモチに影響を与える可能性があるかもしれないという見解を打ち出してきました。
すべての日焼け止めに界面活性剤が必ず配合されているわけではありませんが、それでも大半のものには界面活性剤が含まれています。使用している日焼け止めの配合成分によっては、マツエクのモチに悪い影響を与えてしまうケースも考えられるでしょう。
マツエクユーザー必見!日焼け止めの適切な塗り方
日焼け止めの正しい塗り方をご紹介しましょう。お客様の会話のネタとしても役立つかもしれません。
日焼け止めのなかでも特に相性の悪いタイプは?
近頃では、日焼け止めのタイプや種類も多彩なラインナップのものが販売されています。
・クリームタイプ
・ミルクタイプ
・ローションタイプ
・ジェルタイム
・スプレータイプ
など、ドラッグストアやコスメショップに行けばさまざまな日焼け止めに出会いますよね。しかし、このなかには、マツエクと相性のよくないタイプのものもあります。
それはスプレータイプの日焼け止めです。手を汚さずに短時間で顔の広範囲に塗布できることから、人気の高まっているスプレータイプ。その一方で、マツエクやまつげに直接日焼け止めがつきやすくなってしまうため、マツエクユーザーの方にはあまりおすすめできません。
また、ミルクタイプなどの粘度のゆるいテクスチャーも注意が必要。使用時に垂れてきてしまったり、伸びがよすぎることで自まつげやエクステに触れてしまったりすることもあるかもしれません。
お客様に長くマツエクを楽しんでいただくためにも、使用されている日焼け止めのタイプをヒアリングしてみるのもひとつの方法ですね。
日焼け止めを塗る際に押さえておきたいポイント
マツエクのモチに影響を及ぼさないためには、どのように日焼け止めを塗るのがよいのでしょうか。
それは、すばり「目元まわりには日焼け止めを塗布しない」ということにつきるでしょう。目元まわりに塗布していることで、瞬きによってまつげやエクステについてしまったり、汗や皮脂に日焼け止めの成分が含まれてついてしまったりする可能性があります。まつげに触れないようにと意識していても、これらは自然と起こってしまう現象です。そのため、目元まわりはできるだけ避けて塗布するのがベター。
しかしなかには、どうしても目元まわりの日焼けが気になるから塗布したいという人もいるかもしれませんね。その場合は、まつげにコーティング剤を塗布することや、目の周りにパウダーをはたいて汗や皮脂対策をしっかり行うことで、ある程度対策することができるでしょう。
また、日焼け止めを塗布したあとはしっかり手を洗い流すことも大切です。ふとしたときにその手で目元に触れてしまうと、エクステのモチにも影響を与えてしまいかねません。特に紫外線の強い夏場は、出先で日焼け止めを塗り直す頻度も高くなりがち。その場合も、手を洗うことを徹底するようにしましょう。
「飲む日焼け止め」という選択肢も人気
紫外線対策に有効な日焼け止め。しかし、ここまで述べてきたように、マツエクのモチに影響を与えないためには、日焼け止めの選び方や塗り方には少し配慮しなければなりません。そんな点から、いまマツエクユーザーからも人気が高まりつつあるのが、飲むタイプの日焼け止めです。飲むタイプの日焼け止めには、魅力的なメリットがたくさんあります。
◆敏感肌の人でも心配がない
◆汗や皮脂で流れ落ちる心配がない
◆シミのもととなるメラニン生成を抑制する成分を配合しているものも
◆ビタミンなど美肌にかかせない美容成分を含んでいるものも
このような点から、飲む日焼け止めの需要は年々高まってきています。また、塗るタイプの日焼け止めと併用することで、さらに紫外線防止の効果を高めることもできますね。マツエクユーザーの人は、美容感度の高い人も多いため、興味や関心を持っている人もいるはずです。ぜひ、話のネタのひとつとしても頭に入れておくとよいでしょう。
noUV Care Whaite(ノーブケアホワイト)
出典:Amazon
美容クリニックの医師監修のもと開発された『noUV Care Whaite』は、ファッション雑誌や美容雑誌でも紹介されている注目度の高い商品。14種類もの美容成分や保湿成分を配合しているのが特徴で、紫外線対策以外にも、メラニン生成の抑制や肌のターンオーバーの活性化、肌のくすみ改善などの効果が期待できるとされています。生産も、日本国内の基準をクリアした工場で行われているため、品質も安心です。
マスターホワイト
画像元:Amazon
大人世代の美容の悩みにフォーカスして開発された『マスターホワイト』は、16種類ものピュア成分をバランス良く配合しています。そのうちの一つ「アスタキサンチン」という成分は、コエンザイムQ10の約1,000倍以上ものパワーを持つ優れた美容ケア成分で、肌に若々しさをもたらすとされています。紫外線対策をしながら、しっかり内側からも肌ケアをしたい。そんな人にマスターホワイトはおすすめです。
ホワイトプロテクト
出典:トノハタ
紫外線対策だけでなく、美容ケア、健康維持までもサポートしてくれる、食品会社が手掛けたオールインワンタイプのサプリメント。1袋に紀州南高梅5.5個分のクエン酸を配合していて、疲れた体を癒す効果や血流改善の期待できるとされています。錠剤タイプが苦手な人でも飲みやすい粉タイプで、ほのかなヨーグルト味に仕上げられているため、おいしく続けられるでしょう。
まとめ
マツエクと日焼け止めを併用する人の根底にあるのは、美しくありたいという想い。せっかく施術したマツエクを、日焼け止めを使用することでモチが悪くなってしまうのは、お客様にとってもアイリストにとっても残念なことです。長くマツエクを楽しんでいただくためにも、日焼け止めの選び方や使用方法についてしっかりご案内できるとよいですね。また、需要が高まってきている飲む日焼け止めについても、美をお届けする職業に就いている者としては把握しておきたいところ。お客様との会話のネタにもなるため、リサーチしておくとよいでしょう。190804Emm