「いつも使うつけまつげと同じデザインにしたい」と言われた場合のマツエク提案とは?

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マツエク、つけまつげ、マスカラ。目元を演出する方法はさまざまですが、最近は、つけまつげからマツエクに変える方が多いようです。そんなお客様の中には、「いつも使っているつけまと同じ目元にしてほしい」と希望される方がいらっしゃる場合も。
そこで今回は、つけまつげのようなデザインをマツエクで実現するためのポイントをご紹介します。

つけまつげ風のマツエクを希望されたらどうする?

マツエク同様、最近はつけまつげもナチュラルなものが人気の傾向にあり、品質・デザイン共にかなり進化しています。一見、マツエクに見えても、実はつけまつげだったということもあるようです。
ただ、よりナチュラルさを求めるなら、やはりマツエクが一番。つけまつげからマツエクに転向する方も多いと聞きます。

まずはヒアリングをしっかりと

つけまつげの使用経験があるお客様が、まれに「つけまつげのようなマツエクを」と希望される場合があります。その場合、「つけまつげそのままを再現したいのか?」、それとも、「つけまつげで叶うイメージに近づけたいのか?」、しっかりヒアリングを行いましょう。お客様が求めるもので、マツエクの提案はかなり変わってきます。

そのまま再現するなら、できるだけ実物を確認

もし、そのまま再現したいという場合は、希望のつけまつげを持ってきていただくのが一番です。例えば、「長めに」と言っても、お客様とアイリストの仕上がりイメージに2~3mmのズレが出てしまうこともあります。なるべく具体的にイメージできるよう実物を持ってきていただきましょう。

ポイントを再現したい場合は、なりたいイメージを具体的に

お客様が「目尻だけ強調したい」、「束間を出したい」といったつけまつげのポイントを真似したい場合もあります。お客様がつけまつげのようにしたい理由をしっかりとヒアリングし、なりたいイメージを具体的に引き出しましょう

つけまつげと同じマツエクデザインをする場合のポイントとは?

まずは、つけまつげとマツエク、それぞれのメリットを把握しておきましょう。

つけまつげのメリット

・自まつげに左右されずにボリュームや長さを出せる

・日によって、目元の印象を変えられる

・商品によってはアイラインを強調できる

・商品によっては一重が二重になる効果がある


マツエクのメリット

・ナチュラルな仕上がり

・一本一本つけるので、お客様に合わせた自由なデザインができる

・お手入れが簡単(毎日つけたりはずしたりしなくて良い)

・毎日のアイメイク時間が短縮できる

事前説明で注意すべきポイント

つけまつげがマツエクと大きく違うのは、自まつげの量に左右されないことです。つけまつげは目元にテープやのりで貼るだけなので、まつげの長さやボリュームを自由に楽しむことができます。
一方、マツエクは自まつげに足していく方法なので、つけまつげと全く同じデザインを再現しようとすると、どうしても難しい部分があります。
そのため、お客様がつけまつげ風のマツエクを希望された場合は、お客様の自まつげの状態をよく見極め、施術前にできるデザイン、できないデザインについて説明をしましょう
例えば、くせ毛のお客様の場合、マツエクでの再現が難しいのが、つけまつげでよく見られるきれいな扇形です。カール感を出したい場合も、自まつげの角度が下がり気味だと、お客様の思うような仕上がりにはならないかもしれません。事前の説明が大切です。

つけまつげのその他の効果に注意

また、つけまつげにはアイライン効果や一重を二重にする効果がついているものがあります。マツエクでも、本数を増やすことでアイライン効果を出したり、フラットラッシュでリフトアップ効果を狙ったりすることは可能ですが、つけまつげほどの際立った効果は期待できません。事前の説明をしっかり行いましょう
ただし、マツエク商材のトップメーカー「松風」が開発した「アイラインエクステ」など、新技術を学ぶことでお客様のご要望に応えられる場合もあります。高い技術力を身につけ、提案力を向上させておくことも大切です。

つけまつげではできない、一人ひとりに合った提案を

つけまつげとは違い、お客様一人ひとりに合ったデザインを提案できるのが、マツエクの強みです。できないことだけをお伝えするのではなく、「でも、マツエクならこんなデザインができますよ」と提案してみましょう。「お客様が普段使っているつけまつげよりも、ナチュラルでボリュームが出る仕上がりになります」「お客様には、こちらのデザインのほうが目が大きく見えますよ」など、つけまつげのデザインをゴールにするのではなく、お客様の悩みを解決し、より満足していただける目元を演出するのがアイリストの役目です。
つけまつげの存在に流されすぎず、自分らしい提案を心がけてくださいね。

人気のつけまつげデザインを紹介!再現のポイントは?

ネットで人気上位のつけまつげと、再現のポイントをご紹介します。

アットコスメで人気、華やかでナチュラルなデザイン


画像元:amazon

スプリングハート アイラッシュ#1
ナチュラルな仕上がりで人気のつけまつげです。
アイライン効果や二重になる効果で評判のようですが、マツエクでは再現が難しいことを事前にお伝えしましょう。
再現する際は、シングルの長いラッシュを等間隔につけ、間はボリュームラッシュで埋めていきます。ボリュームラッシュなら束感が出るので、つけまつげの短い毛束感に近い仕上がりが可能です。

目尻にボリュームと長さがあるデザイン


画像元:amazon

RiPiれるまつげ / RPN-01 うるうるeyes
目尻のまつげを強調していて、マツエクでは忠実な再現が難しいデザイン。お客様の自まつげが目尻まであるかどうかの確認が必要です。
もし、自まつげが目尻まであれば、目尻だけラッシュの本数を増やすか、太いラッシュを間隔を空けてつけていきます。もしくは、2~3mmの幅で長いラッシュを3本ずつ入れ、間を薄めのラッシュで埋めていきます。目頭から中央まではより薄く、目尻に向けて長いラッシュをつけると、近いデザインに。

ふさふさ感のあるナチュラルなデザイン


画像元:amazon

No.9 NATURAL DOLLY(ナチュラルドーリー:上まつげ用)
ふさふさとしたナチュラルなつけまつげを再現するには、ボリュームラッシュでふんわり感を出し、中央を長めに仕上げます。マツエクでも真似しやすいデザインです。

目尻に向けて徐々に濃く長くなるデザイン

画像元:amazon

OMBERLAN つけまつげ ナチュラル 人気 – 6834 透明軸
軽いつけ心地が人気のつけまつげです。ボリュームラッシュでふさふさ感を出すと似た仕上がりになりますが、濃くなりすぎないよう注意。目頭は細く短いラッシュ、目尻も気持ち短めのラッシュを使えば、仕上がりが近づきます。

まとめ

つけまつげのデザインをマツエクで再現できるか、できないかは、デザインよりもお客様の自まつげの状態によって決まります。しっかりとヒアリングを行い、できること・できないことの説明を事前にしておきましょう。
もし、再現できない場合は、代替案を提案するのがベストです。お客様の期待を超える提案ができれば、「マツエクにしてよかった!」と満足していただくことができます。マツエクならではの提案力を活かして、お客様の思いを叶えてさし上げてくださいね。190806Eay

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