「まつげパーマ風マツエクにしたい」というオーダー、どう叶える?デザイン例も紹介
くるんとしたカールやグッと上に伸びるカールとバリエーションのあるまつげパーマは、現在人気上昇中!しかし、自まつげ自体に長さがないと寂しい印象になってしまうため、お客様の中には「まつげパーマが良いけどできない」という方もいるでしょう。中には、「まつげパーマ風デザインのマツエクにしてほしい!」というオーダーもあるかもしれません。今回は、まつげパーマ風マツエクデザインについて考察していきます。
まつげパーマ風デザインってどんな感じ?
「まつげパーマ風デザインにしたい!」そんなお客様からのオーダーがあった場合、どのように対応するのが正解なのでしょうか。
「まつげパーマ風デザインにしたい」の真意とは
最近の傾向としては、いかにもつけているデザインよりも、さりげなく、でも確実に目力がアップするナチュラルなマツエクが人気です。マツエクはもちろんのこと、InstagramなどのSNSでも人気の次世代まつげパーマの人気が上昇中。インスタを見てサロンを訪れるお客様もいるでしょう。ロッドで上げるまつげパーマはくるんとしたかわいい印象のカールですが、根元から立ち上げる次世代まつげパーマはよりおしゃれな印象です。しかし、自まつげをカールするまつげパーマの場合、自まつげにある程度の長さがないと、目元の印象が弱くなってしまうため、どうしても向いていない人もいます。
まず、お客様が「まつげパーマ風デザインのマツエクにしたい!」と言った場合、考えられるのは
◆まつげパーマのデザインが好き
◆自まつげのボリューム不足でまつげパーマができない
◆自まつげ以上のボリュームが欲しい
◆ナチュラルながらも目力は欲しい
◆バレない程度にマツエクを取り入れたい
といった理由。
自まつげの短さが理由などでまつげパーマが向いていない、できない場合に、マツエクで理想のデザインに近づけたいという気持ちや、とにかくナチュラルに仕上げたいという想いが、「まつげパーマ風マツエクデザイン」に込められています。
まつげパーマ風デザインってどんな感じ?
出典:@eyeplus.designさん
最近人気のパリジェンヌラッシュリフトのような次世代まつげパーマの場合、まつげが上向きにしっかり上がっているデザインをイメージする方が多いでしょう。
出典:@natari_.lashさん
しかしながら、ロッドを使うまつげパーマをイメージしている場合、くるんとしたカールの可能性もあります。また、自まつげのみのまつげパーマはナチュラルな仕上がりが特徴ですが、デザインはまつげパーマ風を希望されていても、ある程度のボリュームは欲しいと考えている可能性もあるでしょう。お客様が伝えているのはあくまでもお客様のイメージ。アイリストのイメージと合致しているかどうかは定かではないので、しっかりとヒアリングをして意見をすり合わせる必要があります。
「まつげパーマ風のマツエクにしたい!」というオーダー=こんなデザインという正解はないため、
◆どんなデザインのまつげパーマを想定しているのか(=カール感)
◆ナチュラルさの度合い(=ボリューム)
という点を明確にする必要があります。
カウンセリングのポイントについてはこちらをチェックしてみてください。
まつげパーマ風デザインを叶える選定方法
続いて、まつげパーマ風デザインを叶える選定方法を押さえていきましょう。
<カール感>まつげパーマ風を叶えるカールとは
次世代まつげパーマのような根元から立ち上げるしっかりカールのエクステなら
◆Lカール
◆CCカール
が良いでしょう。元々下がりまつげでない場合なら、Cカールでも十分なカール感が出ます。
くるんとしたカール感が希望なら
◆CCカール
◆Cカール
◆Dカール
が良いでしょう。どのくらいくるんとさせたいのかをしっかり確認して選定してください。
<長さと太さ>適度な長さと太さをセレクトしよう
まつげパーマ風デザインの場合、エクステがあまり長すぎるとナチュラル感が出にくくなってしまいます。長さは自まつげと同じくらい、もしくは多少長いくらいが良いでしょう。日本人の自まつげの太さの平均はおよそ0.12mmのため、エクステもそれに合わせて0.1mm~0.12mmがベスト。自まつげへの負担を抑えることにもつながります。また、エクステに太さがあると、マスカラを塗ったようなボリューム感が出てしまい、自まつげのようなナチュラルさは出せなくなってしまいます。太さは0.15mm以下を目安に、自まつげと同じくらいの太さを選ぶのがおすすめです。
<カラー>日本人の顔に自然になじむのはダークブラウン
自まつげの色は、黒ではなくブラウンがかっている人も少なくありません。お客様によっては、黒のマツエクが目立ちすぎてしまうこともあるでしょう。自まつげの色味に合わせて、黒よりも優しい印象になるダークブラウンなら、目元に自然となじんでくれるのではないでしょうか。
松風から登場した5色のカラバリがあるブラウンフラットラッシュについてはこちら!
長さ×太さをMixして自まつげ風デザインにするのも◎
そもそも自まつげは、長さや太さが一定ではありません。お客様がよりリアルなまつげパーマ風デザインを希望されているなら、長さと太さをMixして自まつげ風デザインを作るのも良いでしょう。全体のバランスを見ながら、お客様の目元にちょうど良い太さと長さを探ってみてください。
長さを不揃いにするメリデメについてはこちらから!
まつげパーマ風デザイン実例
最後に、まつげパーマ風デザインのマツエクを見ていきましょう。
ロッドで作ったようなくるりんまつげパーマ風デザイン
まずは、ロッドで自まつげを巻くまつげパーマのような、くるんとしたカールのエクステを使ったデザインです。
まつげパーマ風デザイン<Cカール>
出典:@k0529xsさん
くるんとカールしたCカールは、かわいい雰囲気に。8mm~10mmの適度な長さと、抜け感のある本数がナチュラルです。
まつげパーマ風デザイン<Dカール>
出典:@k0529xsさん
よりドーリーな雰囲気にしたいなら、CカールやCCカールよりもさらにくるんとしたDカールが良いでしょう。0.1mmの繊細なカールなので、自まつげの繊細さも実現。ナチュラルでかわいい目元を叶えてくれるデザインです。
根元から立ち上げたまつげパーマ風デザイン
続いては、根元からしっかり立ち上げる今人気の次世代まつげパーマ風デザインです。
まつげパーマ風デザイン<Lカール>
出典:@tienie_eyelashさん
次世代まつげパーマのように根元からグッと上向きになったLカールは、まつげパーマ風デザインに最適です。CカールやCCカールよりも接着面が長く取れるため、モチが良いのもうれしいポイント。普段は12mmで装着していたお客様も、カールが強いLカールなら8~9mmで普段と同じ長さ感になるため、自まつげへの負担も減らすことができます。
Lカールについては、こちらの過去記事でも詳しく取り上げています。
まつげパーマ×ボリュームラッシュも◎!
出典:@tienie_eyelashさん
まつげパーマ風デザインをオーダーされるお客様の中には、「本当はまつげパーマを取り入れたいけど、自まつげのボリュームが足りない」からということもあるでしょう。そんなときは、まつげパーマ×ボリュームラッシュを提案するのもひとつの方法。物足りない部分を補うことで、まるで自まつげが増えたかのように、理想の目元に近づけることができます。
まとめ
オーダーの真意や、お客様のイメージをくみ取ることが、デザイン提案の第一歩。お客様の考える「まつげパーマ風デザイン」が実現できるよう、しっかりヒアリングしたうえで、カール・長さ・太さを提案していく必要があります。お客様のイメージを形にできるよう、さまざまなアプローチからデザインを模索していきましょう。201205Ess