マツエク施術中の「あるある」集めました!気楽に読んで、対処法を考えよう【お客様側編】
これまでBeautéでは、アイリストにとって必要なスキルやマネジメント、おすすめ商材など、さまざまな内容をテーマにあげてご紹介してきました。そこで今回は、少し視点を変えて、日々の業務にお疲れのアイリストのみなさんが隙間時間に気楽に読める「施術中あるある」についてピックアップ。実際に、マツエク経験のある女性を対象に、施術中のあるあるエピソードを伺ってみました。実はマツエクの施術中、表情には出ていないけれども、お客様は心の中でこんなことを思っているのかも!お客様のリアルな心の声を覗いていきましょう。
「マツエク施術中あるある」お客様はこんなことを思っている!
施術時間はなるべくお客様にとって快適に過ごしていただきたいもの。そのため、細やかなお声がけをしたり、お客様の様子を伺ったりすることを徹底しているアイリストもいることでしょう。しかし、実はお客様の表面には出ていないだけで、心の中でモヤモヤとした想いを抱えていることも。施術中、お客様は一体どんなことを思っているのでしょうか。実際に、マツエク経験のある女性に、「マツエク施術のあるあるエピソード」について伺ってみました。
途中で顔がかゆくなってもひたすら我慢…
「施術中、鼻がムズムズしたり、顔のどこかが痒くなってしまったりすることが時々あります。けれど、いきなり手を動かしたらアイリストの方が驚かれたりするのかも…という考えが頭をよぎり、結局いつもひたすら我慢。痒い、掻きたいと思うと余計つらくなるので、一生懸命ほかのことを考えたり、さりげなく手の甲をつねったりして、意識を別のところに向けるようにしています」
体勢を変えたいけれど我慢してしまう
「もともと腰痛持ちで、同じ体勢をしばらくキープしていると、腰に負担がかかって毎回施術後半ごろに痛みが出てきます。けれど、テンポよくエクステを装着しているアイリストさんの手を止めてしまっては申し訳ないのと、我慢できないほどの痛みではないことから、施術が終わるまでいつもグッとこらえています。」
目のピクピクを止めたいのに止まらない!
「いつも目を閉じる際、ギュッと閉じたらいいのか自分でも適度な力加減がよく分からずにいます。この間は、目の閉じ方を意識しすぎたのか、途中で瞼がピクピクと痙攣してきてしまい、しばらく止まらず…。しかも、まずい!と思えば思うほどピクピクしてしまい、とても気まずかったです」
いびきをかきながら寝てしまったときの反応の仕方が分からない
「私の行きつけのサロンは、施術部屋にアロマが炊いてあったり、ヒーリングミュージックが流れていたりして、とても心地よく過ごせます。けれど、リラックスしすぎるあまり、いびきをかいて寝てしまうことも多々…。この間はフガッと鼻を鳴らしてしまい、その音に自分で驚いて起きました。こんなとき、自分からネタにして笑い飛ばすべきなのか、それとも気づかなかったフリをしてスルーするほうがよいのか。施術が終わるまで、ずっと悶々と考えてしまいました(笑)」
自分の口臭が気になって会話ができない
「アイリストさんは、マスクをしているのでいいのですが、施術中に近距離で話しかけられて返答する際、自分の口臭が大丈夫か気になってしまいます。そのため、『はい』や『そうですね』など短い言葉で返答したり、小声で話したりすることも。ランチの後とかの施術だと、余計に気になってしまいます」
トイレに行きたいけれど言い出せない
「カフェでコーヒーを飲んでからサロンに行った結果、施術中に突如トイレに行きたい衝動に。けれど、施術が始まる直前に『お手洗いは大丈夫ですか』との声かけに『はい』と言ってしまった手前、言い出しにくくずっと施術中我慢していました。」
施術中は意外と言い出せないお客様が多い
お客様から伺った施術中のあるあるエピソードを見て、「そんなことを思っていたなんて」と、驚く部分があったアイリストもいるのではないでしょうか。それと同時に、「気になさらずに、気軽におっしゃってくださればいいのに…」と感じた人もいるかもしれませんね。けれど、初回来店の方や担当回数がまだそれほど多くないお客様の場合、アイリストとの信頼関係がまだ築けていないことから、言い出すには少し勇気が必要となるケースも。では、施術時間をより快適に過ごしていただくために、アイリストとしてどのようなことができるでしょうか。
言い出しやすい雰囲気づくり
お客様が本音を言いにくいのは、「担当してくれているアイリストが不快に感じるんじゃないか…」、「迷惑をかけてしまうのでは…」という心理が隠されていることも。そんな心配を払拭してもらうためには、お客様に「このアイリストさんなら優しそうだし、言いやすいかも」と感じていただけるようになることが大切です。そこで、ポイントとなるのが、施術に入るまでの短い時間の中で、いかに好印象を与えられるか。身だしなみや表情、態度やしぐさ、声のトーンなども、自身の印象を決定づける大きな要素です。
こちらの記事では、好印象を与えるためのそれぞれのポイントについてまとめています。ぜひ、参考にしてみてください。
お客様の異変を察知できるよう意識する
言いたいことや思っていることはあるけれど、言葉にする勇気がない。そんなお客様には、アイリスト側がその異変を察して、こちらよりお声がけしてあげられれば応えやすくなるかもしれません。
たとえば、異変を察知するのに、ひとつのサインとなるのが、お客様の癖や仕草です。施術中、お客様のつぎのような仕草が見られたら注意が必要!
◆唇を舐める…緊張している
◆唇を噛む…感情を抑えている、不満がある、ストレスを感じている
◆口をすぼめる…不満を感じている
◆腕を組む、手がグーにして丸めている…警戒している
◆足を頻繁に組み替える…イライラしている、落ち着かない
すべてのお客様に当てはまるわけではありませんが、上記のような仕草が見られたらお客様が快適に過ごせていないサインかもしれません。適宜、「お手洗いは大丈夫ですか?」、「気になることなどありませんか?」など、お声がけしてみるよう意識しましょう。
またこちらの記事では、心理学を応用した接客法を紹介しているので、参考にしてみてください。
声のかけ方を工夫してみる
お客様の声のかけ方を工夫してみるのも方法のひとつです。たとえば、「体勢は大丈夫ですか?」と質問すると「はい、大丈夫です」と反応される方が多いでしょう。けれど、「一度体を動かされますか?」という問いかけ方のほうが、体勢を変えやすいですよね。同じ内容であっても、どのような問いかけ方をするかで、お客様も感じ方が変わってきます。
また、お手洗いのお声がけも、「お手洗い大丈夫ですか?」の問いかけに加え、「施術中でも行きたくなられましたら、いつでも遠慮なくおっしゃってくださいね」と添えた方が、お客様も言い出しやすくなります。ぜひ、自身の言葉遣いや話しかけ方について今一度見直してみるとよいでしょう。
まとめ
言葉にしてもらえないと、なかなかくみ取ることが難しいお客様の本音。けれど、お客様も、「言いたいけれど、言いづらい」というジレンマと葛藤されているのです。そのため、アイリスト側がいかにお客様の本音の部分を引き出せるかが重要。お客様の心の声を知ることができれば、”お客様本位のサービス”実現へのヒントが見つけられるのではないでしょうか。191015Emm