【マツエクサロン・アイリストを知りたい!】デビューしたあとも練習はしているの?
「アイリストはデビューをするまでが大変なイメージだけど、デビューしたあともずっと練習しているの?」アイリストを志す美容学生さんから、Beauté編集部にこんな質問が届きました。”デビューしたあとも練習を重ねているアイリストはたくさんいる”、というのがその回答。今回はアイリストのデビュー後の練習をピックアップして、詳しく確認していきましょう。
アイリストの実情 デビュー後の練習
晴れてデビュー!でも、それで終わりではなく、技術向上のために練習を重ねているアイリストがほとんど。では、アイリストはどのような練習を行っているのでしょう。アイリストのデビュー後の実情を探っていきましょう。
デビュー後のアイリストの練習方法
勤めているマツエクサロンによって練習方法はさまざまですが、あるサロンのアイリストの練習方法の一例をご紹介します。
同僚や、先輩スタッフに施術する
マツエクは
◆施術したその日の夜にいきなりエクステが取れてしまった
ということはもちろん避けたいですが、
◆数日たつとデザインが崩れてしまった
ということも起き得ますよね。そのため、日にちが経過したあとの状況確認も重要です。
モチの状況をチェックするためには同僚や先輩アイリストへの施術が有効な練習方法。施術の流れや施術後の仕上がりをチェックしてもらえるのはもちろんのこと、頻繁に顔を合わせるため施術後の経過状況についても確認でき、アドバイスや対処方法を学べるでしょう。
モデルさんへの施術→先輩にチェック指導を受ける
デビュー前にはモデルさんへの施術で技術習得を図るマツエクサロンも多いですよね。デビュー後に練習したいときにも、友だちや知り合いにモデルを頼み、
◆営業時間外に施術→先輩アイリストのチェックを受ける
という練習方法も多いようです。お客様への施術実績をある程度積んだからこそ、余裕をもって練習に臨めたり、「スピード」や「かき分け」「テープ貼り」といった、自分の課題や苦手に重点を絞った練習ができたりと、見えてくることがたくさんあります。
マツエクの装着練習だけを目的とするのではなく、接客を含めた全ての項目を意識しながら練習することで、お客様を想定した施術スキルを身につけることができるでしょう。
自宅での個人練習で施術の質を向上!
引用元:「もっと上手くなりたい!」若手アイリストに贈る練習方法解説
サロン勤務終了後、自宅に帰ってから練習を行っている方も大勢います。施術技術で多い悩みは、施術スピードに関することが多いよう。エクステ1本にかかる装着時間は、1本につき30秒が理想。スピードに慣れるための根気強い練習が必要となります。自宅でできる練習としては
◆マネキンへの施術練習
◆テープへの装着練習
◆綿棒のケースなどの丸みのあるものへ装着練習
といった方法を実践しているアイリストが多いようです。
マネキンにつけまつげを接着し、そこにエクステを装着していく(そのまま装着しているよりも、キレイなデザインが作りやすく練習になる)
4.5cm程度の長さでカットしたテープに、幅3cmの範囲でエクステ40本を20分以内に並べて装着する(綿棒のケースの丸みにテープを貼り、そこに装着していく方法も)
施術に慣れていないデビュー間もないアイリストなら、ただ装着するだけでも練習になるかもしれませんが、慣れてきたらスピードを意識した練習が有効。目標タイムを設定し、タイムトライアルで自主練習することで、施術スピードを向上したり不得意な技術に気がついたりすることもあるでしょう。こうした地道な個人練習を重ねることが、施術スピードと施術の質を高めるカギとなります。
若手アイリストの練習方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
タイムトライアルでの練習方法についてはこちらをチェックしてください。
サロン全体のミーティングで技術の再確認
サロンによっては、定期的に全体ミーティングや新しい技術のレッスンなどを行うこともあります。はじめは正しい方法だったはずの施術も、次第に自己流になってしまうアイリストも少なくありません。もちろん、「習った方法はこうだけど、こっちの方が効率アップにつながる!」といったものもあるかもしれませんが、中には正しく矯正した方が良いケースもあるでしょう。慣れてきたなと思ったときこそ、見直しが大切!苦手と感じるポイントを先輩に教えてもらったり、改善点を共有しあったりと、全体ミーティングも技術向上のための重要な時間です。
アイリスト=技術職!必要なことは?
アイリストは接客業である前に技術職である、ということを改めて自覚し、必要なことを把握しておきましょう。
技術職のアイリストに必要な適性は今より上を目指す向上心
アイリストとして活躍を続けていくために必要なスキルには、
◆施術中に途切れない集中力
◆リピーターを掴む接客力や提案力
◆接客はもちろんスタッフ間でも大切なコミュニケーション力
といったものが挙げられますが、それは土台となる施術技術があってこそ。
◆クオリティの高い施術力+集中力
◆思い描いたデザインを実現できる施術力+接客力や提案力
というように、しっかりとした施術技術がなければさらなる向上につながりません。
技術職であるアイリストという仕事は、
◆今できる技術をさらに高めたい!
◆新しい技術を習得したい!
といった、常に向上心が求められる仕事。
常に”今よりも上手くなる!”という気持ちを持ち続けることができる人であれば、長く活躍していくことができるでしょう。
知識の更新も必須事項!
アイリストは、マツエク業界の知識を常に更新し続ける必要があるでしょう。
知識の更新が必要!その理由は?
「アイリストは技術職なのだから、技術だけを磨いていればいいのでは?」という声もあるかもしれません。しかし、アイリストの技能を高めるためには、知識の向上も必要不可欠です。その理由を確認しておきましょう。
知識の裏づけが理解に結びつく
ただやみくもに技術を高めようとしても、”なぜそうするのか”という背景が分からなければ、なかなか理解に結びつかないもの。技術の背景を正しく理解しておくことで、よりしっかりと技術を定着させることができます。技術と知識の両面からアプローチしていくことで、効率良く能力を高めていくことができるはずです。
日々変化を続けるマツエク業界
マツエクはまだ新しい業界。はじめはまつげにただエクステを装着するものだったマツエクも、今ではデザインの幅が広がりを見せていたり、新世代まつげパーマが登場したりと、どんどん広がりを見せています。それに伴い、技術にも日々日々変化が見られます。
マツエク業界に足に踏み入れたときに学んだ知識だけでは、業界の波に取り残されてしまう可能性大!マツエク業界や商材について常にアンテナを張っておき、知識を取り入れようとする姿勢が大切です。
マツエクメニューの利用率の変化はこちらをチェック!
beautyworld JAPANに参加するのもいいかも!
毎年開催されている“国内最大級の国際総合ビューティー見本市”「beautyworldJAPAN(ビューティーワールドジャパン)」。美容業界の国内外のさまざまな商材やサービス、テクニックが1ヶ所に集まる、注目度の高い祭典です。商談を目的とした商業見本市なので一般客は入場することはできませんが、その分専門的でハイレベルな展示ばかりとなっています。美容の最先端が集まるBWJは、勉強になることも多いはず。マツエク業界のトレンドを学びに参加してみるのもいいかもしれません。
BWJ2019についてはこちらをチェックしてみましょう。
まとめ
アイリストはデビューしてからが本番!お客様に施術をしつつ、さらなる技術向上に向けて努力を重ねる必要があります。成長するアイリストに共通しているのは、「今よりももっとうまくなりたい!」という、天井知らずの向上心。年々進化を続けるマツエク業界の波をしっかりとらえつつ、自分が納得できるアイリストになれるよう、努力を重ねていけるといいですね。191124Ess