【効率的なマツエク装着・練習方法】マネキンにつけまつげを貼りつける方法は?別の練習方法もご紹介
モデルさんへのマツエクの装着練習に入るその前に、マネキン練習で実際の装着をイメージするアイリストは多いですのが基本です。そして、意外と多いのが「マネキンにつけまつげがつけづらい…」というお悩み。そこで今回ご紹介するのは、マネキンへつけまつげを貼りつける方法や練習方法、そしてつけまつげを使わないマネキンでの練習方法。マネキンでの練習を重ねて、施術の基本をマスターしましょう。
マネキンレッスンの目的は?
まずはマネキンレッスンの目的から押さえていきましょう。
マネキンレッスンの反復でより実践的な手順を身につける
1.装着の基本手順を把握すること
2.実際の装着に近い状況で練習すること
3.モデルレッスンに慣れること
マツエク装着は、お客様の目元での繊細な作業が基本です。一歩間違えば大きなトラブルに発展してしまう恐れがあるからこそ、正しい施術フォームを身につける必要があります。そこで、より実践的な練習を重ねるためには、マネキンを使った装着練習が有効です。マツエク練習用のマネキンは、後頭部が平らになったもの。お客様に安心して施術を受けてもらうためにも、まずはマネキンレッスンで基本を押さえることが重要です。マネキンレッスンで手を置く位置やツイザーワークなどをしっかり身につけておきましょう。
つけまつげのつけ方例と練習方法は
マネキン練習の準備でつけまつげを装着する際、立ち上がりにくい、根元が寝てしまうなど、なかなかうまく下準備ができないというアイリストも少なくないようです。マネキンにつけまつげをつける基本手順を確認していきましょう。
練習マネキンにつけまつげを貼りつけよう
1.つけまつげの長さくらいにカットしたテープを、粘着面を外側にし、上と下をくっつけるように筒状に巻く
2.事前にテープワークをしておいたマネキンの目のラインに沿って筒状に巻いたテープを貼る
3.テープの端につけまつげを立ち上げるように貼る
これが、マネキンへつけまつげを貼りつける基本の方法です。テープワークをしておくことで、実際の施術と同様まつげが見やすくなることに加え、まつげもより立ち上がりやすくなります。
まぶたが外れるタイプのマネキンで練習する場合は、まぶたの根元につけまつげをつけ、マネキンに装着するのですが、まつげの根元が寝てしまったり見えにくくなったりするケースもあるようです。中にコットンを入れて高さを出すと、根元が浮かせやすくなり練習しやすくなることも。まつげの立ち上がりがより自然になるよう、調節してみてください。
つけまつげで正しいかき分けをマスターしよう
ツイザーでのまつげのかき分けは、マツエク装着の基本中の基本です。ツイザーでのかき分けのコツをしっかり押さえることで、施術スピードアップはもちろん、キレイに仕上げることにもつながります。
利き手ではない方のツイザーでまつげをかき分けて3秒キープ
上記の練習を、かき分けのポイントを意識しながら行ってみてください。かき分けのポイントは全部で4つ。
□刃先の開く幅を狭く保つ
□刃先の位置はまつげの中央
□ツイザーの角度はまつげに対してまっすぐ
□ツイザーがぶれないよう安定させる
というポイントを意識しながら、安定したかき分けができるよう練習を重ねましょう。もちろん、ツイザーがマネキンの肌に触れたりするのもNGです。重要となるのは、自分が楽にかき分けができる姿勢や手の位置を見つけること。手に力が入っている場合は、手の力を抜くこともお忘れなく。初めはかき分けしやすいよう、密になっていないつけまつげから始めましょう。安定してできるようになったら、第2ステップに進みます。
かき分け練習の第2ステップ
慣れてきたらかき分け練習の第2ステップに進みましょう。
◆まつげの密集しているつけまつげをつける
◆つけまつげを重ねる
上記の方法でかき分け練習の難易度を上げ、どんなまつげにも対応できる力を身につけていきましょう。
かき分けの練習のあとは、つけまつげにエクステを装着する練習も有効です。つけまつげへの装着練習は、自まつげよりもキレイなデザインが作りやすいのが大きな特徴。仕上がりはもちろん、スピードや通常の施術の流れを踏まえた練習で、施術の質を高めていきましょう。
テープを使用した練習もおすすめ!
どうしてもつけまつげがつけにくい…、そんな人はつけまつげの代わりにテープを活用するのがおすすめです。
テープの下から1mmのところに、エクステを40本並べて装着していきます。装着にかかる時間の目安は、エクステ1本につき30秒。40本全て装着し終わる目標時間は20分です。
□装着ラインがまっすぐになっているか
□一定間隔でエクステを装着できているか
□根元が浮いていないか
□毛先の向きは一定か
□目標時間以内に完了できているか
スピードを意識した装着と根元浮きしない感覚を掴むのが、テープ練習の目的。根元浮き=接着面が正しく確保できていないということなので、エクステのモチに影響を及ぼします。また、向きが一定になっていないということは、仕上がりがバラついた印象に。テープ上にキレイに装着できるよう、練習を重ねてみてください。
【マネキンへの装着練習】
テープへの装着練習が完了したら、それをそのままマネキンの目元につけ、さらなる装着練習をすることができます。テープへ装着したエクステがそのまま自まつげになるようなイメージです。
1.根元がズレないようエクステを装着したテープの上に長めのテープを重ねる
2.目元の凹凸に沿うよう左右に切り込みを入れる
3.事前にテープワークをしておいたマネキンの目のラインに沿うように、まず手前側のテープをマネキンに貼りつける
4.奥側のテープを折り返して貼り、立ち上がりの角度を調節する
ここまでできれば、あとは本番と同じ手順でエクステを装着していきます。かき分けに加えて、毛先の向きやスピードなど、本番の施術と同じ流れを意識するのがいいでしょう。
施術のスピードアップにつながるタイムトライアルについてはこちらの記事を参考にしてみてください。200117Ess
基本の練習方法はこちらの過去記事もチェック!
まとめ
マネキンにつけまつげを貼りつけて練習することで、本番をよりイメージしやすくなります。実際のモデルさんでの練習する前に、マネキン練習を重ねて基本手順をしっかり身につけておく必要があるでしょう。つけまつげがつけにくいと悩んでいるなら、テープを使った練習でも同じように練習することができますよ。地道な練習の積み重ねがアイリストの基礎となり、技術力につながるはず。空き時間を見つけて、施術技術を高めてください。