まつげパーマ・まつげカールをしているときのメイク方法って?注意点とコツを解説
再びブームの兆しを見せている、まつげパーマ・まつげカール。Beautéでも、まつげパーマの最新技術について情報を発信してきました。マツエクよりもさらにナチュラルに仕上がることがメリットとされていますが、それでも施術後にはいろいろと注意しなければいけないポイントがあります。
今回は、まつげパーマ・まつげカールをしているときに知っておきたい“メイクの注意点”について解説。お客様から質問を受けたときにも、素早く回答できるよう準備をしておきましょう。
基本的に、まつげパーマ・カールをしているとき、ビューラーはNG!
アイメイクに“ビューラー”が欠かせないという人は、要注意。まつげパーマ・まつげカールをしているときには、基本的にビューラーを使ってのメイクは厳禁です。
なぜビューラーを使ってはいけないのか、理由をきっちりと理解しておきましょう。
まずは“まつげパーマ”と“まつげカール”の違いについておさらい
マツエクは、自まつげにまつげエクステを装着する技術のこと。一方まつげパーマやまつげカールは、自まつげをカールさせて、そのカールを一定期間持続させる技術のことです。毎朝ビューラーを使ってまつげを上げている人にとっては、まつげパーマ・まつげカールの施術を受けることによってメイク時間が短縮されるという大きいメリットがあります。
ところで、同じような意味合いで使用されている“まつげパーマ”と“まつげカール”という言葉ですが、実際にはそれぞれに違いがあることを知っていましたか?どちらも自まつげをカールさせる技術であることに変わりはありません。違うのは、施術時に使用する「液」。
“まつげパーマ”には、「パーマ液」という液体が使われています。日本で施術を行う場合には、まつげにパーマ液を塗付すること自体が禁止されているのですが、まだ昔のやり方でパーマ液を使うサロンがわずかながらあるのも事実です。
“まつげカール”には、化粧品登録されている「まつげカール専用液」を使用します。まつげや目の周りの皮膚に負担がかからないよう工夫された専用液なので、繊細な目元にも安心して使うことができるのです。
まつ育目的でまつげカールをしたいというお客様にも、安心して施術を受けていただける内容となっています。もし、エクステをお休みしてまつげパーマやまつげカールに切り替えようと検討しているお客様がいらっしゃれば、“まつげカール”をおすすめするようにしましょう。
まれに使用している薬剤に関わらず“まつげパーマ”と表記しているサロンもあるので、化粧品登録製品を使用しているかどうか確認してもらうのが確実だと言えます。
まつげパーマ・まつげカールの施術後はまつげに負担をかけないのが鉄則
まつげパーマ・まつげカールは、専用の液を使って自まつげ自体をくるんとカールさせる技術です。ビューラーをかけたようなカールが持続するので、メイク時間を短縮することができます。
まつげパーマ・まつげカールは、専用液の力によって自まつげの毛流れを根元から変えていくもの。自まつげにカールを形状記憶させることで、カールを長く持続させているのです。まつげパーマ・カールのモチは、毛周期などの関係もあって大体1ヶ月くらいが目安となります。しかし、それは自まつげが健康な人のケース。施術を受けたあとに、自まつげの負担となるような行動をしてしまっていると、カールのモチがどんどん悪くなってしまうのです。
モチの悪化につながる大きな要因として挙げられるのが、他でもない“ビューラー”。ビューラーを使うと、まつげがギュっと挟まれ持ち上げられてしまうため、自まつげへの負担はさけられません。自まつげのキューティクルが傷つくだけでなく、引っ張られることで根元にもストレスがかかってしまいます。
施術後は通常の時とくらべ、自まつげ自体も繊細な状態になっています。ナイーブな状態の自まつげにビューラーをかけてしまうと、いつもにも増して大きな負担がかかってしまうのです。
カールを持続させるためだけでなく、自まつげの健康状態をキープするためにも、まつげパーマ・まつげカール施術後のビューラーは、避けていただくようお伝えしておきましょう。
マスカラ選びにも注意!
まつげパーマ・まつげカールの施術後は、自まつげに負担をかけないことが最優先となります。アイメイクに欠かせないマスカラも、まつげパーマ・まつげカール中には自まつげに優しいものを選ぶことが大切なポイントとなるのです。
こすらなくてもオフできるようなマスカラを選ぶ
まつげパーマ・まつげカールのあとは、やさしくオフできるメイクアイテムを選ぶことが重要です。まつげに直接触れるマスカラは、特に慎重に選んでもらわなければいけません。
デザインや 濃さなどを重視するあまり、ちょっとやそっとでは落ちないような強力なマスカラを選んでしまっては、せっかくのきれいなカールが台無しに。まつげパーマ・まつげカールの施術を受けた後には、ゴシゴシこすらなくてもスルンと落ちてくれるようなマスカラを選ぶのがおすすめです。
お湯だけで簡単にオフできるようなマスカラもあるので、まつげパーマ・まつげカールの施術を受けたお客様には、マスカラ選びのコツについてもお伝えしておきましょう。
美容成分が配合されたマスカラもおすすめ
すっぴん状態のまつげに比べて、まつげパーマ・カールを受けたまつげはダメージを受けた状態になります。カールのモチをアップさせるだけでなく、次回以降もパーマのダメージに耐えられるようなまつげを育てていくためにも、しっかりと栄養を与えてあげることが大切。
マスカラは、長時間まつげに付着するメイクアイテム。そのため、まつげの栄養となるような成分が含まれたマスカラを選ぶと、メイクをしながらまつげをいたわってあげることができるのです。
マツエクやまつげパーマ・まつげカールなどの技術が浸透したこともあり、マスカラにも美容成分やトリートメント成分の含まれたものが、数多く開発されています。まつげパーマ・まつげカールの施術を受けたお客様には、まつ育についても関心を持っていただけるよう、訴求していきましょう。
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アイライナーやアイシャドウは?
マスカラと同じく、アイメイクに欠かせない“アイライナー”や“アイシャドウ”。どちらも自まつげに触れる場所へ使うメイク道具であるため、まつげパーマ・まつげカール後にはできるだけまつげに刺激を与えないようなものを選んでいただきたいものです。
アイライナーは引く場所に気をつけることが大切
直接まつげに触れるものでないとは言え、まつげが生えている付近に使用する機会の多いアイライナー。特に、目の粘膜付近にしっかりとアイライナーを引いている人は、そうでない人に比べて注意が必要になります。
目の粘膜付近にアイライナーを引くということは、まつげの生え際を刺激してしまうということ。下手な刺激を繰り返してしまうと、まつげの生える向きがバラバラになってしまいかねません。
自まつげの生え方に悪影響を及ぼさないためにも、施術後は粘膜部分から少し離してアイライナーを引くようにしましょう。
アイライナーもアイシャドウもやさしくオフできるものがおすすめ
マスカラと同じく、アイライナーやアイシャドウも強力なリムーバーなどを使用しなくてもオフできるような、やさしいタイプのものを選ぶのがおすすめです。直接まつげに触れないメイクアイテムであるとは言え、まつげが生えている目元部分につけることに変わりはありません。
軽く触れただけでは落とせないようなものを使ってしまうと、結局オフするときにこすってしまって、自まつげの負担となってしまう可能性も。目元に使用するメイクアイテムは、まつげに触れる・触れないに関わらず、できるだけやさしいものを選んでいただくようお伝えしておきましょう。
まとめ
エクステと同じく、まつげパーマ・まつげカールも自まつげをいたわることが、モチの観点から見ても重要なポイントとなります。せっかく自まつげにやさしい方法を選んだのに、結局普段のメイクでまつげを痛めつけてしまっては元も子もありません。
意識すべきポイントをきちんとお客様にお伝えして、自まつげを守りながら美しい目元をキープしていただけるようエスコートしていきましょう。200204Eue