とれかけのまつげパーマ、かけ直すならいつ?ばらつきにくくする方法もチェック!

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自まつげを活かしてナチュラルに可愛く仕上がると人気のまつげパーマ。ただ、カールの持ちには個人差があり、どのくらいの頻度でパーマをかけ直すべきか悩む方も多いようです。またお客様の中にはカールがとれやすかったり、とれてきたときのばらつきが気になったりする方も。そこで今回はまつげパーマをかけ直すタイミングやカールをできるだけ長持ちさせる方法について解説。お客様へ適切なアドバイスをするためにも、ぜひ一緒に正しい知識を身につけておきましょう。

まつげパーマのばらつきが目立ちはじめるのはいつから?

ビューラーを使わなくてもきれいな上向きカールをキープできるのがまつげパーマの魅力。アイメイクにこだわりたい方には嬉しい方法ですが、施術から時間が経つとどうしてもばらつきが出てきてしまいます。パーマがとれて下がってきたまつげと、上を向いているまつげ…まつげ1本1本が別々の角度を向いている状態ではメイクもしづらくなるでしょう。

まつげパーマの施術後、ばらつきが気になりはじめるのはおおよそ2週間後。カールのとれやすさを左右するポイントとしては、主に次の3つが挙げられます。

  • デザイン(カールの角度など)
  • まつげの毛周期
  • ホームケア・サロンケア(トリートメントや保湿系まつげ美容液など)

もちろんカールの持ちには個人差がありますが、上記の違いによってばらつきの度合いも変わってくるでしょう。

まつげパーマをかけ直すならいつが良い?

カールのばらつきが気になりはじめたら、「そろそろまつげパーマをかけ直そうかな?」と思うお客様もいるでしょう。ばらついたまつげは見た目も気になるため、きっとすぐにでもパーマをかけ直したいはず。しかし、かけ直しにはタイミングを見計らうことが大切であることを、お客様にお伝えしなければなりません。

そもそもまつげパーマとはどんな施術?

そもそもなぜまつげパーマを頻繁にかけ直してはいけないのか、アイラッシュ施術者自身がその理由をしっかりと理解しておくことが大切。そのためにも、まつげパーマの手順を改めて確認しておきましょう。
まつげパーマにはビューラー式とロッド式の2種類がありますが、今回は主流であるロッド式について説明します。

① まつげにロッドを巻きつけて1剤を塗布し、まつげの組織を切断する
② 1剤の作用によりまつげが軟化し、カールさせた状態になる
③ 2剤でまつげの組織を再結合させ、カールを固定する

まつげパーマの施術では、ロッドにまつげを1本ずつ巻き上げて薬剤を塗布します。最初に1剤を使ってまつげを軟化させます。このとき、まつげの組織は切断されていて変形しやすい状態に。次に2剤を使って切断したまつげの組織を再び結合させ、カールを固定します。

このように、まつげパーマの流れはヘアパーマとほぼ同じ。つまり、髪の毛へのダメージを考慮してパーマの間隔を空けるのと同じように、まつげパーマでもかけ直しのタイミングをしっかりと見極める必要があるのです。

まつげパーマをかけ直すおすすめのタイミングは?

まつげパーマをかけ直すタイミングの目安は、施術から約1~1ヶ月半です。まつげパーマでは安全な薬剤を使用しているとはいえ、頻繁にかけ直すと自まつげへの負担が大きくなってしまいます。

かけ直しの目安が約1~1ヶ月半と言われている理由には、以下のようなまつげの毛周期も関係しています。

成長初期

毛母細胞からまつげが伸びはじめる時期。毛の全体がまだ皮膚の中に隠れていて毛穴から出てきていない状態。

成長期

まつげが1日に約0.1mmずつ伸びて、太さや濃さが増していく時期。毛周期のうち、成長期が約8割を占める。

退行期

まつげの成長が止まり、長さが保たれる時期。毛母細胞からまつげが分離して抜けるのを待っている状態。

休止期

まつげが抜けて、次の毛が生えるまでの準備期間。まつげに栄養を蓄えている時期。

一般的なまつげの生え変わりのサイクルは、約3週間~4ヶ月。そのため、1ヶ月も経てば施術時のデザインは崩れ始める方がほとんどでしょう。ただ当然、毛周期には個人差があります。そのうえ、生活習慣やストレスなどによって毛周期関係なく、一時的に抜けやすくなることも。

そのため、前回の施術時からどのくらいの毛が生え変わったのかチェックし、お客様一人ひとりに合わせたかけ直しのタイミングをお伝えすることが大切。そのうえで、かけ直しのサイクルが短くなりやすい方には、よりダメージを軽減できる施術を提供することも必要です。例えば、根元と毛先で薬剤を放置する時間を変えたり、毛先だけ刺激の弱い液に変えたりする方法もあります。できるだけ自まつげへ負担がかからないように、最善の方法を探ってあげましょう。

まつげパーマのカールを長持ちさせる方法

まつげパーマのかけ直し頻度を減らすためには、施術後の状態をできるだけ長くキープすることが大切。そのためにもお客様にしっかりとケア方法についてお伝えしましょう。

カールを長くキープするために気をつけること

まつげパーマを長持ちさせたいなら、一番に避けるべきは摩擦と乾燥です。まず、顔を洗うときに目元を強くこすったり、うつ伏せで寝たりするのはNG。クレンジングも優しくメイクオフできるオイルフリーのものがおすすめです。ただし、オイルフリーのクレンジングは乾燥しやすくなるため、保湿力の高いまつげ美容液も併用すると良いでしょう。

とれかけのまつげパーマにビューラーは使っても良い?

「パーマがとれてきたらビューラーを使えば良いんじゃないの?」と思うお客様も中にはいるでしょう。しかし、まつげパーマがとれかけてきたときにビューラーを使うのはおすすめできません。なぜなら摩擦によってカールがかえってとれやすくなるだけでなく、ダメージや切れ毛の原因になるからです。

そもそもまつげパーマをかけていない状態のまつげにとっても、ビューラーは大きな負担となるはず。それがパーマによって多少なりともダメージを受けているまつげであれば、なおさら負担は大きくなってしまいます。ばらつきが気になる際には透明マスカラやコーティング剤でカバーし、ビューラーはできるだけ控えるようにお伝えしましょう。

まとめ

まつげパーマの持ちはさまざまな要因から変化しやすいもの。そのため、アイラッシュ施術者としては持ちに影響する要因を正しく理解し、お客様に適切な対処法をお伝えすることが大切。とれかけのばらつきを理由にまつげパーマから離れてしまうお客様を1人でも防げるように、質の高い施術はもちろん、丁寧な声掛けを実践していきたいものですね。

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